2012年1回目のT.O.Tは、初めての「葵月の陣」であって、且つこのレースイベントが「Taste of “Tsukuba”」となってから10回目を記念する大会でした。
開催前日、特別スポーツ走行が行われていた土曜日は生憎の雨。「明日にずれ込まなければいいな」と願いながらも、ニュースではまさかの梅雨入り宣言!日曜日の予報も芳しくない…まさか、前年〜神楽月の陣〜に引き続いて、2大会連続の雨なのか…!?「いや、もう焦れてもしょうがないか」と土曜日は準備を終え、一度パドックを離れたのを覚えています。
しかしどうしたことか、いざ迎えた〜葵月の陣〜当日は清々しい陽気!T.O.Tファンの諦めの悪さ、いえここは信念というべきでしょうか、それが天気をも動かしたか。とにかく、これほど切に願ったものが叶うことなど、一年に一度あるかないか、それくらいの嬉しさがあったのを覚えています。
朝一のお客さんの入りは、まずまずといったところ。「さすがに昨日の今日では、来るのを諦めていた人も多いだろうな…」、暫くはそう思っていましたが、時間が経つにつれ、段々だんだんとパドックが賑やかになっていくではないですか。まさしく“陽気に誘われて〜”、そんな方も多かったのではないでしょうか。
パドックを取り囲む相変わらずの熱気の中、レースもヒートアップ。ちょっとオーバーヒート気味?な展開も見られましたが、各クラスそれぞれのストーリーがまたひとつ、刻まれていきました。合間合間に沸き起こる歓声、白熱のデッドヒートの先にある感動。エントラントも観客もみんな一緒になって盛り上がる、共有感・一体感はT.O.Tが随一でしょう。では、その所以となるところは何なのか。いろいろ、人によっても様々ではあるでしょうが、一つは「to
be continue...」なのでは無いでしょうか。つまりこの物語にはまだ先があって、それが気になるといったような。
いやはや、早く次のT.O.Tが見たいものですが、それはまた半年後ということで。
参加台数:198台 ご来場者数:6,300名 他:鯉1匹(約26cm)、ブルーギル1匹(約15cm) |