2015 筑波ロードレース選手権シリーズ第2戦《開催レポート》

夏本番のアツさを先取り 2015年筑波ロードレース選手権第2戦
決勝レポート 決勝レポート レースハイライト シャンパンファイト スターティンググリッド オフィシャルスタッフ エンジョイパドック バックマーカー処理の間隙を突いた上原大輝 ST250/ST300/CBR250R CUPビギナー
ST250/ST300/CBR250R CUPビギナー  No.69薄井徹也が先頭で1コーナーへ飛び込み、No.63武佐英典が追う。この2台が除々に後続を離しつつあったが、5周目に2台がポジションを前後した隙にNo.40塩川正二郎、No.23上原大輝、No.9中村裕哉、No.75名越公助らが追いついてトップ争いは6台に膨らむ。レースが折り返してからは塩川が集団を引っ張っていたが、11周目に入るとバックマーカーが出現。このパッシングの際に間隙を突いた上原が嬉しい優勝を遂げた。薄井と塩川は最後の最終コーナーで2、3番手へ浮上。逆に武佐は4位に陥落する悔しい結果となった。

田中稔一、怒涛の追い上げで優勝。TC250優勝は福井徹 TC400/250
 2列目スタートのNo.39岸本吉広がホールショットを決め、No.9西田敏郎、No.74下村一弘、No.14福井徹、No.99池田宗敏と続いて序盤の先頭集団を形成する。4周目には西田が先頭を奪う一方、池田が集団から脱落。また予選10位のNo.13田中稔一が怒涛の追い上げで集団に加わる。8周目には岸本が再びトップに返り咲いたものの田中の勢いは止まらず、11周目にはトップへ浮上。そのまま逃げ切ってTC400優勝を遂げた。岸本が続き、3番手の福井はTC250優勝。4番手の西田は賞典外で、下村、No.62杉山裕二の順でゴールした。 TC400/TC250

若手が相次いで自滅。優勝はベテラン大木俊二 S80
S80  ポールシッターのNo.4小池亜久里が1周目から飛ばし、トップを独走してレースを折り返す。しかし背後に見え隠れしたベテランのプレッシャーに屈して9周目の第1ヘアピンで転倒を喫する。代わってトップに立ったNo.56小室旭を11周目に攻略したのは開幕戦の覇者No.92國井勇輝だったが、背後につけていたNo.1大木俊二が1周後の1コーナーでトップを奪取。これに焦った國井は直後の第1ヘアピンで転倒。そのまま大木が逃げ切って今季初勝利を達成した。そしてNo.3藤崎直之、小室、No.8古沢智明らが相次いでゴールした。

ミニバイクらしい7台による大激戦。勝ったのは山崎敏夫 TC-mini
 No.16市橋貴志が真っ先に1コーナーへ進入してレースが始まった。そしてNo.38山内健太、No.72高橋孝浩、No.21山崎敏夫、No.15海老名輝悦、No.36吉田正、No.9旧部美夫ら7台が激しいトップ争いを展開。この中で最も冷静に状況を判断していたのは山崎で、終盤まで2~4位をキープ。11周目のバックストレートで市橋のスリップにつけると、最終コーナーでトップに浮上。そのまま優勝をもぎ取った。続いて市橋、山内、高橋、吉田、海老名らが1秒以内でフィニッシュラインを通過した。ノーマル100優勝はNo.39石倉翔。 TC-mini

名越公助、レコード更新も独走中に転倒。優勝は柴田陸樹 ST600
ST600  ポールシッターのNo.75名越公助がホールショットを決めて先行。No.13柴田陸樹、No.81岡本裕生、No.23大津岳らが懸命に追うが、名越の勢いは止まらず序盤が過ぎた頃には独走となった。さらに12周目にはコースレコードまで更新する快走を見せたが、結果的には若さが出て15周目の最終コーナーでまさかの転倒を喫する。代わってトップに立った柴田は2位以下を12秒以上引き離す独走で優勝。岡本はNo.76豊留丈彦を抑えて2位となった。大津、No.7常田徹、No.11渡辺海志郎らによる3位争いは、大津が逃げ切って決着した。

國井勇輝vs小椋藍の緊迫した接近戦。振り切った國井が初優勝 J-GP3/Mono3
 2番手スタートのNo.92國井勇輝が先頭で1コーナーへ飛び込み、No.9小椋藍とNo.93菅原陸が続いて3台が序盤の先頭集団を形成した。このうち予選の転倒で右足を負傷している菅原が徐々に遅れ出し、レース中盤までに優勝争いは國井と小椋の一騎打ちとなった。逃げる國井に追う小椋。緊迫した接近戦は最後まで続いたが、最終的には國井が小椋を約0.3秒差で抑え切り、参戦2戦目で嬉しい初優勝を達成。小椋は開幕戦に続いて悔しい2位に終わった。菅原は単独の3位。No.72鈴木光来はNo.3福嶋佑斗に競り勝って4位に入った。 J-GP3/Mono3

絶妙のタイミングでトップに立った鍋城正八 TC-Formula/JSB1000/J-GP2
TC-Formula/JSB1000/J-GP2  No.14竹田敏彦が先頭に立ち、No.99鍋城正八とNo.9西田敏郎が続いて3台のトップ争いが始まった。しかし中盤から西田が遅れ出し、優勝争いは竹田と鍋城に絞られた。一貫して2番手で様子を見ていた鍋城が動いたのは15周目で、このレースで初めてトップに立つ。しかし竹田も鍋城を逃がさず最終ラップへ突入。ここで鍋城は竹田を完璧にブロックし、0.1秒差でJSB(I)優勝。西田はレース後の再車検で音量違反により失格となった。J-GP2優勝はNo.81岡本裕生、TC-F優勝はNo.26冨岡琢磨、JSB(N)優勝はNo.6泉沢信明だった。

9台が集団でゴールに飛び込む接近戦。櫻井芽依の女性ライダー初優勝 CBR250R Dream CUP
 フルグリッドとなる36台が一斉にスタートを切ってレースが始まった。今回もトップ争いは15台が入り乱れる大激戦で、先頭でゴールラインを通過したライダーはNo.99富田一輝→No.56埜口遥希→No.62櫻井芽依→埜口→No.1中沢寿寛→埜口→櫻井と移り変わる。最終ラップに入っても9台が先頭集団に留まっており、バックストレートでの攻防の結果、3台が横一線でゴール。優勝は櫻井で女性ライダー初優勝を達成。No.28岡田祐一が続き、3番手の埜口までのタイム差は0秒。そして上位9台が約1.2秒以内でゴールへ飛び込んだ。 CBR250R Dream CUP



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