2012 筑波ツーリストトロフィー in MARCH《開催レポート》

雨が降ってもレースは楽しい! 筑波ツーリスト・トロフィー in MARCH
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決勝レポートハイライトシャンパンファイトはいチーズ!Enjoy Paddock

決勝レースレポート

NT2/N250F ライバルを振り切った生井建次。NT2は石川伸介
NT2/N250F  ポールシッターのNo.27吉田喜洋が雨中のホールショットを決めてレースが始まった。対して2番手スタートのNo.4生井建次が1周目に吉田から先頭を奪い、2台のトップ争いが始まった。生井に食らいついて一度は先頭を奪った吉田だったが、終盤に入るとスタミナが切れて生井にリードを許してしまう。その結果、ライバルを振り切った生井がトップでチェッカーを受け、嬉しいN250F優勝を手にした。約2秒遅れて吉田。3位は単独のNo.33石川伸介でNT2優勝。No.41山田知己vsNo.45寺田浩司の4位争いは山田が制した。

GSX-R/MASTERS 藤田和広のワンサイドゲーム
GSX-R/MASTERS  スズキGSX-R乗りNo.1を決めるGSX-R/MASTERSには16台が出走。レースは予選1位のNo.6藤田和広が真っ先に1コーナーへ飛び込んで主導権を握った。藤田についていけたのはNo.34金網清だけで、3位以下は大きく遅れる。藤田は快調に飛ばし、中盤以降は金網をも引き離す。終わってみれば藤田が2位以下に大差を付けて圧勝し、MASTERS優勝となった。金網が続き、3位のNo.44斉藤知宏はNo.38望田勇人を振り切った。600優勝はNo.25田中寿和、1000優勝はNo.70大森晃生、油冷優勝はNo.1村山雄一だった。

MFJ LADIES ROAR RACE ぶっちぎりのレースを見せた白石玲菜
MFJ LADIES ROAR RACE  今回の第1戦は筑波TTのスケジュールに組まれたMFJレディスロードレースには24名のなでしこライダーが参戦。レースは1周目からNo.99白石玲菜がぶっちぎりで、ライバルの追従を許さなかった。最終的に30秒近いアドバンテージを築いた白石が優勝。一方、終盤まで2位をキープしていたNo.48小板橋里恵は9周目の第2ヘアピンで痛恨の転倒。代わって2位争いとなったNo.56名越友紀とNo.37高塚香織の勝負はラストラップの逆転で名越が競り勝った。雨の中で厳しいレースだったが23台が完走して記念撮影に収まった。

NT1/NB 逃げ切った中村強司がNB優勝。NT1優勝は木下承宰
NT1/NB  4番グリッドからスタートしたレディスライダーのNo.6藤本未紀がビッグバイクを巧みに操ってホールショットを決めた。No.46中村強司が続いてオープニングラップを終了。藤本のペースが上がらないのを見た中村は2周目にトップを奪い、逃げ切りを図る。3番手のNo.34中澤純也も藤本をかわして追走し、やがて中村vs中澤のトップ争いとなった。中澤もよく攻めたが、中村を攻略するまでには至らない。そのまま中村が0.6秒差で逃げ切ってNB優勝。中澤が続き、最後は一人旅となった藤本が3位。NT1優勝はNo.44木下承宰。

NS2 佐野英明vs入江晃。僅差で逃げ切った佐野
NS2  9台の勝負となったNS2は、まずNo.12入江晃が先行してレースを引っ張る。一方、No.1佐野英明は入江の後ろにつけて周回を重ねる。そして6周目、ここが勝負所と読んだ佐野はバックストレートでトップに浮上。しかし入江も対抗して佐野を逃がさない。両者は接近したままラストラップに突入。逆転を狙った入江だったが、佐野は完璧にブロックする。両者は最終コーナーを並んで立ち上がったが、佐野が0.074秒差で逃げ切って嬉しい勝利を手にした。No.5元義人、No.51朝熊康之、No.87花塚義孝による3位争いは元が制した。

NS1/Terminator's1 シングルスポーツvsモタード車。勝ったのはNS1間島勝美
NS1/Terminator's1  シングルスポーツvsモタード車という異種格闘技戦となったNS1/Terminator's1は、No.74富塚龍助が先頭で1コーナーへ進入した。対してNo.17間島勝美が背後につけて最後まで続く一騎打ちが始まった。モタード車の富塚とシングルスポーツの間島は走行ラインが異なり、大回りでコーナーに入る富塚に対して間島はコンパクトなラインを取る。途中で何度か順位を入れ替えた後、7周目にトップを奪った間島が0.098秒差で富塚を振り切って優勝。2位の富塚はTerminator's1優勝。3番手は単独のNo.8酒井利明となった。

Frontier2 最終周の逆転劇。最後まで諦めなかった名取五郎
Frontier2  24台が出走して行われたFrontier2は、ポールシッターのNo.15鶴沢長幸がホールショットを決めて一旦は2位以下を引き離した。しかし2位集団から抜け出してきたNo.56名取五郎とNo.70関谷克巳に捕まり、中盤以降は3台のバトルとなった。4周目から先頭でレースを引っ張っていたのは名取だったが、9周目のバックストレートで鶴沢がトップを奪還し、鶴沢、名取、関谷の順でラストラップに入った。しかし名取は最後まで勝負を諦めず、土壇場の再逆転で勝利をもぎ取った。2位の鶴沢とはタイム差なしという際どさだった。

NM ウェットに負けず追い上げた鈴木光浩が優勝
NM  予選1位のNo.46徳永大輔が好スタートを切ってレースが始まった。一旦はぶっちぎりの様相を見せていた徳永だったが、その後はペースが上がらず中盤までにNo.27遠藤悟とNo.50鈴木光浩の接近を許してしまう。勢いは明らかに遠藤と鈴木の側にあり、徳永も踏ん張ったが8周目、ついに鈴木がトップを奪う。そのまま逃げ切った鈴木が優勝。約3秒遅れて遠藤が2位。徳永は悔しい3位。4位は単独走行のNo.57林敬済。No.41石川秀行、No.48田野辺尚八、No.89川口博之、No.10池田良忠らによる5位争いは石川が制した。

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