2013 筑波ツーリストトロフィー in JUNE《開催レポート》

天気の神様もウィークエンドレーサーを後押し 筑波ツーリスト・トロフィー in JUNE
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決勝レースレポート
NS2/Terminator's2 先行逃げ切りを達成した入江晃
NS2/Terminator's2  セカンドグリッドから飛び出したNo.12入江晃がホールショットを決めて先行。入江は最初から飛ばしてオープニングを制すと、徐々に後続との間隔を広げていく。その後方ではNo.1元義人vsNo.17宮川明和の2位争いが勃発。さらにNo.87花塚義孝とNo.60稲垣浩が4位を争う。レースは入江が独走のまま優勝。2位争いは逃げ切った元に軍配が上がり、4位の座は9周目に前へ出た稲垣が手にした。4台による大バトルとなった6位争いは、最終的にNo.39岩下賢二、No.36芹澤正樹、No.81青木武、No.21津村竜初の順で決着した。

NT2/N250F 白名弘毅、後続を10秒以上引き離すポールtoウィン
NT2/N250F  ポールシッターのNo.88白名弘毅が真っ先に1コーナーへ飛び込む。同じN250FクラスのNo.13尾崎達也が続いたが、白名は序盤からペースを上げて独走態勢を築いた。終わってみれば白名が後続を10秒以上引き離す圧勝でポールtoウィンを決めた。2位は尾崎。3番手の渡辺晃がNT2クラス優勝となった。No.76足立文尚までの上位4台はそれぞれ単独走行。それと対照的に5位争いは5台による集団バトルとなり、No.19山田実、No.7田中貞泰、No.44山田知己、No.33石川伸介、No.21島崎洋平の順で相次いでゴールに飛び込んだ。

NS1/Terminator's1 織田道武のワンサイドレース
NS1/Terminator's1  Terminator's1のNo.4織田道武がホールショットを決めて先頭に立ち、レースの主導権を握る。No.69飯生利之が2番手で続くが織田との差は広がる一方だった。そのまま織田が2位以下を11秒離すワンサイドレースでポールtoウィンを達成。2位の飯生はNS1クラス優勝を得た。3位争いはNo.2富塚龍助、No.16澤田真也、No.72阿部勇二、No.8酒井利明ら4台の接近戦となった。この中で酒井はレース中盤から猛チャージを開始して9周目に集団の先頭に立つと、逃げ切って3位となった。以下富塚、阿部、澤田の順でゴールした。

GSX-R/MASTERS GSX-Rのワンメイクレース。勝ったのは藤田和広
GSX-R/MASTERS  1列目のイン側グリッドからスタートしたNo.6藤田和広が先頭で1コーナーへ入り、ポールシッターのNo.33古山重義が続く。序盤はこの2台がトップ争いを展開していたが、レース中盤過ぎから藤田が逃げ始め、古山に約1秒差をつけて優勝。古山が続き、以下No.48川端由晃、No.10上原正稔、No.31斉藤知宏、No.38望田勇人の順でゴールした。上位の6台はMASTERSクラス。7番手ゴールのNo.4野口淳一はレース後の車検で音量規定違反により失格となり、野口と競り合っていたNo.7飛田智が繰り上がって1000クラス優勝となった。

NT1/NB 3台の優勝争い。トップチェッカーは中村強司、優勝は澤田一星
NT1/NB  序盤から3台によるトップ争いが展開された。ホールショットを奪ったNo.46中村強司に対し、No.61尾川永祐とNo.69澤田一星が続いて3台は僅差のまま周回を重ねていく。4周目に澤田が2位へ浮上した後は順位の変動がなく、そのまま最終ラップへ突入。後ろの2台も頑張ったが、中村が最後までライバルを抑えきって優勝。以下澤田、尾川の順でフィニッシュした。中村は卒業規定タイムを上回ったため規定により賞典外となり、正式結果では澤田が優勝。上位7台まではNBクラスで、総合8位のNo.3石原正行がNT1優勝。

NM 5台による激しいトップ争い。競り勝った川添誠
NM  序盤から5台がトップを争う大激戦となった。まずNo.15鹿野勉、No.21川添誠、No.54伴野元信、No.76中林茂喜、No.33山止尚宏らが先頭集団を形成し、ポジションが何度も入れ替わる。ここから川添と伴野が抜け出し、レース中盤以降の優勝争いは2台に絞られた。双方とも最後まで譲らず、横並びでゴールに飛び込んだ結果、0.194秒差で川添が嬉しい優勝を手にした。3位争いは中林、鹿野、山止の順で決着したが、伴野と山止は卒業タイムを上回ったため賞典外となり、正式結果は優勝川添、2位中林、3位鹿野となった。

B.O.T.T(WCT) トップの渡辺海志郎、まさかの転倒。西田敏郎の作戦勝ち
B.O.T.T.(WCT)  No.1渡辺海志郎、No.8飯田朋大、No.9西田敏郎の3台が優勝争いを展開した。3台は序盤から僅差のまま周回を重ね、終盤に突入。ここが勝負所と読んだ先頭の渡辺はスパートして一旦は逃げかけたが、これが裏目に出て9周目の第2ヘアピンでまさかのスリップダウン。そして最終ラップ、ここまで集団の最後尾に留まってタイヤを温存していた西田が勝負に出て、このレースで初めてトップに浮上。そのまま逃げ切りで見事な作戦勝ちを収めた。飯田は悔しい2位。No.94名越公一vsNo.38上田隆仁の3位争いは名越が競り勝った。

Frontier2 場内騒然の女性ライダー大金星、高橋朋子が優勝
Frontier2  大荒れの展開となった。No.18泉光彦、No.43吉野直幸、No.24高橋朋子の3台が何度も順位を入れ替える大激戦を展開。序盤は泉を先頭に吉野が続く一方、3番手の高橋も負けておらず、7周目にはトップへ浮上する。しかし高橋がバックマーカーに捕まった隙に泉と吉野が1-2位へ返り咲き、迎えたラストラップ。ここで泉と吉野の加熱したトップ争いは限界を超え、吉野が転倒。その影響で泉も脱落する。これで高橋がトップへ返り咲いて優勝。男女混走レースで女性ライダーが優勝した例は近年なく、その瞬間、場内が騒然となった。

B.O.T.T(ACT) 舩木弘之が3台バトルを制してポールtoウィン
B.O.T.T.(ACT)  No.96舩木弘之、No.6尾又英夫、No.19関口耕平らによるトップ争いが展開された。3台は序盤から接近したまま周回を重ねる。この均衡が破られないままレースは終盤に突入。ここで3台の前にバックマーカーが出現した。舩木はうまく処理したものの、尾又は行く手を阻まれて舩木を逃がしてしまう。そのまま舩木がポールtoウィンを達成。尾又、関口の順でレースを終えたが、レース後の車検で尾又が音量規定違反により失格。関口が2位へと繰り上がり、No.7七海勇一郎とのバトルに競り勝ったNo.9西田敏郎が3位になった。

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