本日の筑波全日本選手権は、日本最高峰のレース。最新のテクノロジーが注ぎ込まれたマシンと、才能溢れるライダ達が織り成す 異次元の走りを観ようと、皆さんは今日このサーキットに集まったのではないだろうか。しかし、ここ筑波サーキットには全日本選手 権とは対極を成すレースが存在する…そのレースの名は、Taste of Tsukuba。
 マルチシリンダーの空冷エンジン、無骨なネイキッドフォルム。2ストのオイルの香りと、胸のすくようなエキゾーストノート。今 もバイクファンの心を掴んで止まない、そんな20年以上前のマシン達が一堂に会するレースが、Taste of Tsukubaなのだ。エント リー台数は200台超、パドック内は名車で溢れ、いつぞやの名シーンをも彷彿とさせる様相を呈している。
 しかし驚くべきは、そのマシンのポテンシャル。最新のテクノロジーが注ぎ込まれたSSマシンに勝るとも劣らない走りを、鉄フ レームのネイキッドマシンたちが魅せるのだ!そんなわけないだろう…と思う人がほとんどだと思う。ならば論より証拠、ということ で今日はTaste of Tsukubaの精鋭達に集まってもらった。Taste of Tsukuba、その名の通りこのレースの“味”を一部ではあるが、 皆さんにも堪能して頂きたいという思いの上でのことだ。彼らが大事な愛馬を走らせてくれるのは、お昼のインターバル20分のみ。 絶対に見逃さないで欲しい!