2011 筑波ロードレース選手権シリーズ第2戦 《開催レポート》

レースの力を信じて。がんばろう日本!
筑波ロードレース選手権シリーズ 第2戦
リードコピー

TC400/TC250 TC400/TC250
逃げ切ったTC250の横田勝貴。TC400は池田宗敏。
 一世を風靡した中型レプリカが出走するこのクラスは、ポールシッターのNo.56横田勝貴がホールショットを決めてスタートした。対して予選2位のNo.81白崎達也はオープニングラップに先頭を奪うが、3周目に横田がトップを奪還する。その後も横田、白崎の順でトップ争いが展開された。しかし地力に勝る横田はその差をじりじりと広げ続け、最終的には白崎に4秒近い差をつけて総合&TC250優勝を達成した。TC400優勝は総合3位の400ccレプリカマイスター、No.99池田宗敏。

TC-mini TC-mini
大集団のミニバイクバトル。終始リードした山田祐一。
 27台の12インチ車が筑波のコース2000を疾走した。序盤からミニバイクレースらしい大集団バトルとなり、2st、4st入り乱れての接近戦が始まった。レースが終盤を迎えても、なお8台がトップグループを形成していたが、終始この集団を引っ張っていたNo.48山田祐一が争いの主導権を握っており、最後は食い下がるライバルたちを振り切って総合優勝とともに4stOPEN優勝を手にした。総合2位のNo.27青木崇明が2st優勝。4st100優勝はNo.39渡部翔悟。

MFJレディース MFJレディース
新女王の誕生。12才の小椋華恋がポールtoウィン。
 総勢21名のなでしこライダーたちが華麗に筑波サーキットを駆け抜けた。レースは、予選で唯一の1分14秒台をマークしていた12才のNo.24小椋華恋が序盤から独走。ライバルを寄せ付けない走りでポールtoウィンを達成した。No.76櫻井芽依、No.55大澤幸子と続き、唯一のヤマハYZF-R15で参戦したNo.56名越友紀にNo.99白石玲菜、No.37堀内香織までの6名が表彰台に並んだ。表彰台の大部分をティーンエイジャーが占めたのは、今回のレースの特色と言える。

TC600/MASTERS TC600/MASTERS
17才の谷津裕亮、選手権デビューウィン。
 600ccのエントリークラスであるTC600の決勝は、2列目スタートのNo.78野々山祐也がホールショットを奪い、No.5森健祐、No.10大橋靖洋、No.18谷津裕亮と続いて4台がトップを争った。このうち野々山が後退し、さらに森が遅れて最後は谷津と大橋の一騎打ちとなった。この勝負は17才の谷津が僅差で大橋を振り切って決着し、谷津は選手権デビューウィンを達成。3位は森。熾烈な4位争いはNo.31天沼芳仁が野々山を抑え切った。MASTERSは孤軍奮闘のNo.49利光哲哉が優勝。

J-GP3 J-GP3
全日本ライダー渡辺陽向が優勝。国内クラスは國峰啄磨。
 世界を目指すティーンエイジャーが激突するJ-GP3は、全日本ライダーのNo.5渡辺陽向がオープニングラップから格の違いを見せ付けて独走勝利を達成した。対して2位争いはNo.32北見剣、No.66澁田晨央、No.44中本貴也、No.50長尾健吾、No.81高橋颯、No.10國峰啄磨、No.12西川晃貴らのドッグファイトとなった。7台の先鋭ライダーたちによる争いは周回ごとにポジションが入れ替わる激しさだったが、終盤に前へ出た北見が競り勝った。3位の國峰はN/F/Jクラス優勝。以下西川、高橋、澁田と続いた。

ST600/MASTERS ST600
独走中の佐藤啓誘が転倒。勝ったのは鈴木力。
 大激戦区ST600には29台が出走。予選11位までがポールシッターから1秒以内という混戦模様の中でレースがスタート。序盤からNo.24佐藤啓誘がペースを上げて逃げ切りに入った。ところが佐藤はトップ独走中6周目の第2ヘアピンで痛恨の転倒。代わってトップに立ったNo.47鈴木力が嬉しい優勝となった。2位にはNo.68森正和が単独で続き、最後まで続いた3位争いはNo.43熊谷健志、No.42野中浩司、No.59櫻井賢一、No.70嶋川直宏、No.4松川泰宏の順でゴールした。

JSB1000/TC-Formula JSB1000/TC-Formula
J-GP2仕様の大木崇行、全日本トップランカーの実力証明
 今年からJSB1000とTC-Formulaの混走となったレースは、No.89大木崇行がホールショットを奪う。大木は高い旋回速度を武器に600ccの高い排気音を響かせながらゴールを目指し、そのままチェッカー。1000cc勢を尻目に全日本トップランカーの実力を見せ付けた。総合トップの大木がTC-Formula(S)優勝。総合2位はJSB国際のNo.86中村勇志。No.88鍋城正八が続き、総合4位のNo.95野呂瀬孝太がJSB国内の優勝となった。プロダクションタイヤのTC-Formula(P)優勝はNo.11木村芳久。

S80/MASTERS S80
優勝争いはあっけない幕切れ。小室旭がポールtoウィン
 序盤からNo.1小室旭、No.2大木俊二、No.99渥美心の3台による超接近戦となった。先手を取った小室に対して大木が1周目にトップを奪うも、再び小室がトップを奪還。ベテランらしい絶妙な駆け引きをする2人の背後には、若い渥美がピタリと付けて勝機をうかがう。しかし14周目の第1ヘアピンでバックマーカーが絡んだ際に大木と渥美が接触転倒。これで独走となった小室がポールtoウィンを達成した。最後まで続いた2位争いはS80の帝王、No.12藤崎直之がNo.4高野健を力でねじ伏せて決着した。


The Battle レースをする以上、前は絶対譲れない
今回もコース全域で迫真のバトルが展開
全力を出し切った後に感じる高揚感
こんなフィール、レースでしか味わえない
The Battle画像
The Battle画像
The Battle画像
The Battle画像
The Battle画像

がんばったことへのご褒美 シャンパンファイト 選ばれし者の特権、シャンパンファイト。
これは、がんばったことへのご褒美です。
ちょっとくらいハメを外しても誰も怒りません。
だってこの場は、はしゃいだモン勝ちだから。

シャンパンファイト シャンパンファイト
シャンパンファイト
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Let's Take a Photo! チームみんなで記念撮影 今シーズンのオープニングレースはいかがでした?
お待たせした分、楽しんでいただけたら嬉しいです。
次回は8月の第3戦。またサーキットで待ってるぜい!
↓写真クリックで拡大します
記念撮影 記念撮影 記念撮影 記念撮影 記念撮影
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Enjoy Paddock
筑波ロードレース選手権第2戦 編

パドックであったあんなこと、こんな人。とっておきのパドックネタを一挙に公開。(注:フィクション込)

みんなに囲まれたライダーは、まるで王様。みなさん、晩メシはおごってもらいましたか?
「1コーナーにオイル出てない?」「いえ、大丈夫です」「ツナギ新品だから転びたくなくて」
J-GP3クラスの出走直前。世界を狙う若いライダーが集い、張り詰めた緊張感が漂います。
最激戦区ST600はグリッド位置が重要。だから予選の直前、ライダーの集中力はピークに。
「パパまだかな。早くお弁当食べようよ」パパはがんばって表彰台。晴れてよかったね♪
暑いときはこれが一番。気持ちよさそう。この日は7月上旬並みに気温が上がりました。
前日までの参戦準備でお疲れのようです。目が覚めたら顔の半分だけ日焼けしてるかも…。
TC250優勝の横田勝貴選手は親子揃って表彰台に登壇。息子の笑顔はパパの励みです。
プラカード担当は筑波レースクィーンの伊東佑果さん。何気ない仕草にちょっとドキドキ。
MFJレディース優勝の小椋華恋選手は将来有望な12才。元世界王者の坂田和人さん脱帽!
MFJレディースの表彰台プレゼンターはMFJの隠岐常勤理事。このトロフィーが嬉しい!
J-GP3優勝の渡辺陽向選手と場内解説の坂田和人さん。一見談笑中ですが実はダメ出し中。
ST600(I)優勝の前川泰志選手と宇井陽一アドバイザー。2人は元チームメイトだそうです。
SRS-J出身渥美心選手と全日本ライダーのSRS-J野田弘樹講師。「負けたら腕立て百回な」
S80優勝の小室旭選手はブリヂストン賞獲得。「タダ酒はうまい」なんていうけどタイヤも?

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