2012 筑波ロードレース選手権シリーズ第2戦 《開催レポート》

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決勝レポート

逃げ切りで2連勝の横田勝貴。TC400は池田宗敏
 予選1位のNo.62杉山裕二が素早い出足でホールショットを決める。しかし連勝を狙うNo.56横田勝貴がトップを奪って1周目を終了。No.69山下伸も2番手に浮上して背後から横田をマークする。両者は接近したままラップを重ねる。しかし横田は隙を見せない。最後は横並びでゴールに飛び込み、0.148秒差で横田が逃げ切った。3位は単独で杉山。No.81白崎達也が続き、上位4台はTC250クラス。5番手のNo.99池田宗敏は最終ラップの最終コーナーでエンジンが壊れたもののゴールにたどり着きTC400優勝を手にした。 TC400/250

6台による集団バトル。2st吉田正の戦略勝ち
 ミニバイクらしい集団バトルが展開された。まずNo.1中沢寿寛が好スタート。No.15海老名輝悦、No.9笠井斉、No.36吉田正、No.72高橋孝浩、No.11吉田翼、No.48山田祐一と続く。上位3台は一度集団から抜け出すが、やがて後続の接近を許し、高橋を除く6台が集団バトルを繰り広げた。この中で一旦先頭に立った吉田正は海老名へ前を譲って最終ラップに突入。バックスストレートでスリップにつけると、最終コーナーで逆転。頭脳的な戦略で2stの吉田正が優勝。4stOPEN優勝は中沢。4st100優勝はNo.37中村修一郎。 TC-mini

折尾弘史の2連勝。ST150は櫻井芽依が3台バトルを制す
 新カテゴリーのST250/150には9台のマシンが出走。カワサキNinja250の2気筒パワーを活かしたNo.6折尾弘史がスタートから先行し、そのままライバルを寄せ付けず逃げ切りを達成。独走で2連勝を飾った。2位には同じくST250のNo.20津田剛志が入った。3位争いはNo.76櫻井芽依、No.82佐取克樹、No.13原島剛らST150の3台による接近戦となり、中学3年生のレディスライダー櫻井が2台を振り切ってST150の2連勝を達成した。No.55大澤幸子、No.75神田小桃らレディスライダーが続いて完走は7台だった。 ST250/150

4台争いを制したMASTERSの利光哲哉。TC600優勝は今村雄基
 3番グリッドから飛び出したNo.50利光哲哉が先頭で1コーナーへ飛び込み、No.13渡辺海志郎、No.11今村雄基、No.88八木則久、No.47石田健児、No.46徳永大輔、No.36黒田秀治ら計7台がトップグループを形成した。レース中盤になると利光、今村、石田、黒田の4台が抜け出して優勝争いを展開。そして終始、集団を引っ張り続けた利光が逃げ切って嬉しい優勝を手にした。石田、黒田と続いて上位3台はMASTERSクラス。一方、最終ラップまで総合2位を守っていた今村は4位に後退したもののTC600優勝となった。 TC600/MASTERS

西川晃貴、痛恨の転倒。栗原佳祐vs水野涼、タイム差は0.000秒
 世界を目指す10代ライダーが集結するJ-GP3はNo.18西川晃貴がスタートから飛ばし、ほどなく独走へ持ち込んだ。しかし7周目の第2ヘアピンで若さが出て痛恨の転倒。この結果、No.11水野涼とNo.13栗原佳祐の優勝争いとなった。両者は競り合いながら栗原、水野の順で最終ラップへ突入。最後は横並びで最終コーナーを立ち上がり、栗原がタイム差なしで水野に競り勝ち優勝した。No.7山内大介が単独の3位で、No.26原直樹はNo.27松田健太を振り切って4位。3台の6位争いを制したNo.6山元聖までが表彰台に並んだ。 J-GP3

勝負所を読み、見事なスパートで優勝を決めた谷津裕亮
 No.5青木道博がホールショットを決めて後続を引き離しにかかった。No.70嶋川直宏、No.10大橋靖洋、No.18谷津裕亮らが2位集団を形成する中、一旦は逃げかけた青木だったが、やがて2位集団に捕まり7周目に谷津へトップを開け渡す。大橋も続いて青木をかわし、谷津vs大橋の優勝争いとなった。10周目には大橋が前に出るが、谷津は17周目の第1ヘアピンで大橋を捕らえると一気にスパート。そのまま逃げ切り嬉しい優勝となった。大橋が続き、以下No.34戸谷健司、嶋川、青木、No.78石井聡太がトップ6に入った。 ST600

逃げ切った中村勇志。新垣敏之の驚異的な最終コーナー
 No.99鍋城正八が先頭で1周目を終える。対してNo.5福永大輔が2周目にトップを奪うと2位以下を一気に突き離した。しかし独走中の17周目、第1ヘアピンでまさかの転倒。この結果、優勝争いはNo.86中村勇志とNo.76新垣敏之の勝負になった。1000ccのパワーで逃げる中村に対し、600ccの新垣は最終コーナーの驚異的なスピードで対抗する。最後は逃げ切った中村がJSB1000(I)優勝。2位の新垣がST600(I)優勝。JSB1000(N)優勝はNo.11木村芳久、TC-P優勝はNo.60堅木秀紀、TC-S優勝はNo.20相川亨だった。 JSB1000/TC-Formula/ST600(I)

高野健の独走勝利。前戦の借りを返す
 昨年王者のNo.1藤崎直之がトップで1コーナーへ入る。しかし直後の第1ヘアピンでNo.4大木俊二、No.99富田一輝、No.14飯塚富夫らが転倒する波乱のスタートとなった。その後に藤崎をかわしたNo.2高野健がトップで1周目を終了。藤崎とNo.6矢崎敬志も続く。しかし上位の3台はやがて単独走行となり、そのままの順位でフィニッシュ。No.11金子武司vsNo.7菅原清和の4位争いは菅原に軍配が上がり、金子は最終ラップに7位まで後退。No.8早田茂とNo.13小池亜久里の一騎打ちは、早田が競り勝って5位となった。 S80

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