2012 筑波ロードレース選手権シリーズ第3戦 《開催レポート》

初夏の青空の下、レースも白熱
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決勝レポート
永遠のライバル、水谷茂vs池田宗敏。今回は水谷に軍配
 今回は単独で開催されたTC400は、予選2位のNo.28水谷茂がホールショットを決める。予選3位のNo.8佐藤武美、ポールシッターの池田宗敏と続いて1周目が終了。池田は2周目の1コーナーで2番手へ浮上して、先行逃げ切りを図った水谷を追う。そしてレース中盤には水谷vs池田の一騎打ちとなった。両者は接近したまま周回を重ね、レースは終盤を迎えた。しかし13周目にバックマーカーをパスする際に2台の間隔が広がり、そのまま水谷が3秒差で逃げ切って嬉しい優勝を遂げた。池田が続き、佐藤は単独の3位となった。 TC400

白崎達也の見事な逆転勝利。横田勝貴は転倒
 21台のエントリーを集めて単独開催となったTC250はポールシッターのNo.56横田勝貴が好スタート。対してNo.81白崎達也が背後につけて序盤から2台の接近戦が始まった。しばらく後ろから横田の動きを見ていた白崎だったが、8周目の最終コーナーでトップを奪うと一気にライバルを突き放しにかかった。横田も踏ん張ったが、11周目のダンロップコーナー進入で痛恨の転倒。これで単独の1位となった白崎は15周を走り切り見事な逆転勝利を収めた。2位のNo.62杉山裕二、3位のNo.51小川洋一郎はそれぞれ単独走行だった。 TC250

12台の集団バトル。終盤に集団を抜け出した山田祐一
 37台が出走したTC-miniではNo.15海老名輝悦、No.44羽田大河、No.1中沢寿寛、No.48山田祐一、No.11吉田翼、No.36吉田正、No.72高橋孝浩、No.4馬渡瑠偉、No.20先山浩平、No.13田村正隆、No.9笠井斉、No.27青木崇明ら12台が序盤の先頭集団を形成。この中で主導権を握っていたのは山田で、終盤になると6台に絞られていた集団から抜け出してフィニッシュ。OPENクラス優勝となった。総合2位の海老名が2stクラス優勝で、羽田、吉田翼、吉田正、中沢の順で相次いでゴール。4st100クラス優勝はNo.37中村修一郎。 TC-mini

白石玲菜と名越友紀の激烈バトル。タイム差0.000秒で決着
 予選3位のベテランNo.55大澤幸子がホールショットを決める一方、No.99白石玲菜が好スタートを見せてオープニングラップを奪う。大澤とポールシッターのNo.56名越友紀が2位を争う中、白石が逃げかけたが、2位へ浮上した名越は白石を猛追し、両者はテールtoノーズとなって最終ラップへ突入。名越の勢いは止まらず1コーナーでトップへ立つが、白石は冷静に対応して第1ヘアピンで先頭に返り咲く。両者は横並びでゴールへ飛び込んだ結果、タイム差0.000秒で白石が優勝。名越は悔しい2位。大澤が単独の3位となった。 MFJレディース

終始、レースの主導権を握っていた利光哲哉
 3番手スタートのNo.50利光哲哉が先頭で1コーナーへ進入。No.6小野里清志、No.11渡辺海志郎と続いて序盤は3台によるトップグループが形成された。3台は近接したまま周回を重ねる一方、第2集団を抜け出したNo.47石田健児が追いついて4台のトップ争いとなった。7周目には渡辺が2位へ浮上するが、利光のトップは揺るがない。そのまま利光が一度もトップを譲らずに総合とMASTERS優勝を手にした。小野里は最終ラップに2位を奪い返し、3位の渡辺がTC600クラス優勝となった。終盤に遅れた石田は4位に終わった。 TC600/MASTERS

3人のミドルティーンが激突。赤旗中断で優勝は山元聖
 No.7山内大介が好スタートを決めたが、No.18西川晃貴が先頭で1周目を終了。しかし西川は鬼門の第2ヘアピンで転倒。この結果、No.13栗原佳祐とNo.12天野雄太の優勝争いとなった。さらにNo.6山元聖が追いついてバトルは激しさを増す。山元は13周目の1コーナーで天野を攻略して2位に浮上。さらに14周目の1コーナーでトップに立つ。対して栗原が15周目にトップを奪い返したが、直後に赤旗が提示され規定により14周終了時点でレースが成立。優勝は15才の山元、2位は14才の栗原、3位は13才の天野となった。 J-GP3

谷津裕亮がパーフェクトレースで2連勝達成
 予選で唯一の59秒台をマークしたNo.18谷津裕亮がライバルを寄せ付けないパーフェクトレースを演じた。谷津はホールショットを決めてオープニングラップを奪うと、派手なテールスライドをさせながら横向きで1コーナーへ進入。周回ごとに後続との間隔を広げ、レース終盤にはペースをキープする余裕さえ見せた。終わってみれば2位以下に6秒近い差をつける圧勝だった。2位のNo.10大橋靖洋、3位のNo.78石井聡太は単独。No.7森正和、No.70嶋川直宏、No.43熊谷健志、No.71石川信幸らによる4位争いは森が競り勝った。 ST600

辛くも逃げ切った木村芳久が総合優勝
 予選2位のNo.11木村芳久が真っ先に1コーナーへ飛び込んでレースが始まった。No.26冨岡琢磨、No.60堅木秀紀、No.20相川亨が続くが、木村はハイペースで飛ばして一時は独走状態となった。冨岡、堅木、相川らは2位を争っていたが、堅木と相川が抜け出して木村に迫る。そしてレース中盤に追いついてトップ争いは3台となった。その後に相川が脱落したものの、堅木は最後まで木村に喰らいつく。最終的には木村が辛くも逃げ切ってJSB(N)優勝。堅木はTC-F(P)優勝。相川はTC-F(S)優勝。ST600(I)優勝はNo.42野中浩司。 JSB1000/TC-Formula/ST600(I)

大木俊二が圧勝。ポールtoウィンで復活の狼煙
 レース巧者が顔を揃えるS80は、No.2高野健がホールショットを決める。No.1藤崎直之、No.6矢崎敬志と続くが、スタートで出遅れたNo.4大木俊二は最初からペースを上げて3周目にトップを奪う。高野、藤崎も懸命に追うが、ほどなく大木は独走態勢に持ち込んだ。そのままライバルに7秒以上の大差をつけて圧勝。ポールtoウィンで復活の狼煙を上げた。高野と藤崎が単独で続き、No.7菅原清和、矢崎、No.8早田茂らによる4位争いは早田、矢崎、菅原の順で決着。4台による熾烈な7位バトルはNo.9佐野富三治が制した。 S80

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