2014 筑波ロードレース選手権シリーズ第1戦《開催レポート》

花は桜木、レースは筑波 2014 筑波ロードレース選手権シリーズ第1戦
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決勝レポート
市橋貴志、幸先よく開幕戦でポールtoウィン
TC-mini  19台のミニバイクが一斉にスタートして新しいシーズンが始まった。まず予選2番手のNo.36吉田正が先手を取って1周目を終了。しかしポールシッターのNo.16市橋貴志が2周目の1コーナーでトップに立つと、ライバルを離してぶっちぎりのポールtoウィンを達成した。吉田はNo.72高橋孝浩と接近戦を展開。最後は横並びでゴールラインに飛び込んだ結果、吉田が2位となった。No.25久保田誠二はNo.9旧部美夫に競り勝って4位。No.39渡部翔悟はNo.17宮本孝之を振り切って6位を得た。ノーマル100優勝はNo.3内山智彦。

ライバルを振り切った小川洋一郎。TC400は池田崇敏
 2番手スタートのNo.51小川洋一郎がホールショットを決めて先行した。対してNo.99池田崇敏が小川の真後ろに付けて勝機を伺う。2台はしばらく接近して周回を重ねていたが、レース中盤辺りから小川が池田を離しだし、最後は独走で総合&TC250の勝利を収めた。2位の池田はTC400優勝。3位争いは5台による大接戦となり、終盤に入ってもNo.14福井徹、No.70石井直、No.36松田明満らが集団に踏み止まっていた。このバトルは福井、石井、松田の順で決着し、続いてNo.10近藤清司、No.8佐藤武美の順でチェッカーを受けた。 TC400/250

3人の好敵手がトップ争い。大木俊二の作戦勝ち
S80  まずポールシッターのNo.2高野健がレースを引っ張り、No.7藤崎直之とNo.1大木俊二が続いて先頭集団を形成する。3台はバックストレートでスリップストリームを使い合い、最終コーナーや1コーナーで何度も順位が入れ替わる。この中で最も冷静に展開を見ていたのは大木で、中盤に入ると3番手に下がってライバルの動きを観察。14周目の1コーナーでトップを奪うと、逃げ切って見事な作戦勝ちを収めた。藤崎は最後のバックストレートで勝負を仕掛けたものの、同タイムながら2位に終わった。高野は悔しい3位となった。

小口太郎vs薄井徹也。CBR250R Enjoy CUPは小林政志
 予選を制したNo.69薄井徹也が真っ先に1コーナーへ飛び込み、No.15小口太郎が続いて2台がトップ争いを展開した。しばらく2番手で周回していた小口は、2気筒のエンジンパワーを活かして6周目の最終コーナーでトップを奪う。対して単気筒ながらST250に挑んだ薄井は軽さを武器に10周目の第1ヘアピンでトップを奪還。そのままラストラップへと突入した。薄井もよく抑えたが、最後は2気筒パワーが炸裂。最終コーナーで逆転した小口が勝利を収めた。新設されたCBR250R Enjoy CUPの記念すべき第一回勝者は小林政志。 ST250/CBR250R Enjoy CUP

世界への登竜門は吉田翼が完全制覇
J-GP3  坂田和人や青木治親に続けと筑波から世界の頂点を目指す若者が集うJ-GP3は、ポールシッターのNo.17吉田翼がホールショットを決め、オープニングラップからライバルを引き離していく。そのままライバルに前を譲ることなく開幕戦の完全制覇を達成。No.72布施元紀が単独の2位となった。3位争いはNo.4小椋藍、No.29千葉翔太、No.26松田健太らによる接近戦。終盤に入ると集団から松田が遅れ、バトルは小椋と千葉に絞られた。そして最終ラップまで3位を死守してきた小椋だったが、最後に来て脱落。千葉が3位に入った。

高校生ライダーの上和田拓海がポールtoウィン
 ホールショットを奪ったのはNo.51八木則久。しかしポールシッターのNo.31上和田拓海がトップに立って1周目を終了。八木、No.26高岡寛之、No.29目代祐紀と続くが、目代が3周目の第1ヘアピンで転倒。一方、上和田は後方のアクシデントを尻目にトップを独走し、ポールtoウィンを達成した。2位争いは混戦で高岡、八木にNo.75名越公助が加わって3つどもえのバトルを展開。最初に集団を抜け出した八木が2位となり、名越は高岡を振り切って3位。No.76豊留丈彦、No.21二瓶祐輔までがトップ6のオーダーとなった。 ST600

3台によるバトルを制した西田敏郎
JSB1000/TC-Formula/ST600(I)  No.60堅木秀紀が先頭で1コーナーへ飛び込み、No.26冨岡琢磨とNo.9西田敏郎と続いて3台のトップグループが形成された。この中で最後尾につけていた西田が最初に動き、6周目の最終コーナーで2番手へ浮上。12周目には堅木を攻略した西田は、このレースで初めてトップに立つ。ここから西田が徐々に抜け出し始め、そのままトップでチェッカーを受けてTC-F優勝も手にした。堅木は最後まで冨岡を抑えきって2位となりJSB優勝。一方、3台による4位争いはNo.14竹田敏彦、No.8飯田朋大、No.7前川泰志の順で決着した。

6台が入り乱れた優勝争い。競り勝った薄井徹也
 予選出走42台中、36台が決勝へ進出。スタート直後の第1ヘアピンで多重クラッシュが発生する中、No.1中沢寿寛が先頭に立つ。そしてNo.69薄井徹也、No.26矢作雄馬、No.56岡谷雄太、No.98富田一輝、No.23豊島怜が続いて優勝争いは6台が入り乱れる大混戦となった。先頭は中沢→薄井→矢作→岡谷→中沢→矢作と入れ替わり、勝負は最終ラップの最終コーナーへ持ち込まれた。一番イン側のラインを取った中沢に対し、矢作と薄井はアウトから全開。3台が横一線でゴールへ飛び込んだ結果、一番アウト側の薄井が勝利をもぎ取った。 CBR250R Dream CUP

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