2014 筑波ロードレース選手権シリーズ第2戦《開催レポート》

2014筑波ロードレース選手権シリーズ第2戦 今年一番の暑く、
リードコピー そして熱かったレース
決勝レポート レースハイライト シャンパンファイト スターティンググリッド
オフィシャルスタッフ カワサキコーヒーブレイクミーティング エンジョイパドック

決勝レポート
市橋貴志、ポールtoウィンで開幕2連勝
TC-mini  No.27青木崇明がホールショットを決め、予選1位のNo.16市橋貴志、No.9旧部美夫、No.10田村正隆、No.72高橋孝浩、No.25久保田誠二の6台が序盤の先頭集団を形成した。このうち開幕戦覇者の市橋は2周ほど様子を見ていたが、青木のペースが上がらないと判断するや3周目の最終コーナーでトップに浮上。そこから一気に後続を引き離した。終わってみれば2位以下を10秒以上離すぶっちぎりで開幕2連勝を達成。5台による2位争いは高橋、青木、田村、久保田、旧部の順で決着した。7位のNo.21山﨑敏夫は100クラス優勝。

白崎達也vs池田宗敏。最後まで続いたバトル
 先手を取ったNo.99池田宗敏がレースを引っ張り、No.36松田明満、No.21遠藤賢治、No.51小川洋一郎、No.18張替信二、No.14福井徹、No.81白崎達也が続いてトップグループは7台の大集団となった。この中で最も積極的に攻めていたのは白崎で、最後尾から徐々にポジションを上げて7周目の最終コーナーでついにトップを奪う。そこから逃げ切りを図った白崎に対して池田が追走し、2台が集団を抜け出して接近戦を展開。この勝負は白崎が池田を0.2秒差で振り切って決着。白崎はTC250優勝。池田はTC400優勝を手にした。 TC400/250

大木俊二、土壇場の逆転で開幕2連勝
S80  宿命のライバル3人が最前列に並んで決勝がスタート。先行するNo.2高野健に対してNo.1大木俊二は背後につけて第1ヘアピンで何度も並びかける。しかし、これは後にフェイントだったことが判明する。高野-大木の順で迎えた最終ラップ、高野は第1ヘアピンで大木を完璧にブロック。しかし大木の真の狙いは第2ヘアピンだった。ここで大木からの執拗なプレッシャーに屈した高野がハイサイドを起こしかけて万事休す。大木は土壇場の逆転で開幕2連勝を達成。高野は悔しい2位。No.7藤崎直之は単独の3位でゴールとなった。

ラストスパートで開幕2連勝、小口太郎
 先頭で1コーナーへ飛び込んだNo.9中村裕哉に対し、No.6折尾弘史がトップを奪って1周目を終了。No.15小口太郎とNo.3丸山浩康を加えた4台が先頭集団を形成した。レース中盤過ぎ、ここから折尾と小口が抜け出す。しばらく2番手で様子を見ていた小口は、10周目の1コーナー立ち上がりでトップに立つと、スパートして開幕2連勝を達成した。一方、折尾に丸山と中村が追いつき2位争いが勃発。このバトルは折尾、丸山の順で決着した一方で中村は最終周に転倒。CBR250R Enjoy CUP優勝は総合5位のNo.72漆畑亮。 ST250/CBR250R Enjoy CUP

佐々木歩夢、ぶっちぎりでポールtoウィン
J-GP3  予選2番手のNo.4小椋藍がホールショットを奪ったが、ほどなくポールシッターのNo.71佐々木歩夢が先頭に立つと、あとは佐々木の独壇場だった。1周目から大きくライバルを引き離した佐々木は、周回ごとにリードを広げ、最終的には2位以下に21秒もの大差をつけるぶっちぎりでポールtoウィンを決めた。2位争いは小椋vsNo.26松田健太のバトルにNo.72布施元紀とNo.20檜山拓実が追いつく大混戦。この争いは、松田が引っかき回している最中に間隙をついた布施が抜け出して2位。以下小椋、檜山、松田の順で決着した。

上和田拓海、先行逃げ切りで開幕2連勝
 スタート直後の第1ヘアピンで多重クラッシュが発生して赤旗中断の後、仕切り直しのスタートでNo.31上和田拓海がホールショットを決めて先行逃げ切りを図る。ポールシッターのNo.75名越公助も懸命に追走したが、ほどなく上和田が独走態勢を築く。そのまま逃げ切った上和田が土付かずの開幕2連勝を達成。名越は単独の2位。No.25榎戸育寛、No.51八木則久、No.11渡辺海志郎らによる3位争いは渡辺が制し、八木が4位で続く一方で榎戸は遅れ、代わりに追い上げてきたNo.29目代祐紀が5位に入って勝負強さを見せた。 ST600

相川享、まさかの転倒。勝ったのは竹田敏彦
TC-Formula/JSB1000/ST600(I)  スタート直前にポールシッターのNo.11木村芳久がエンジンストールを起こしたためスタートディレイドとなり、1周減算の17周でレースが始まった。先手を取ったのはNo.14竹田敏彦で、No.80相川享とNo.60堅木秀紀と続いて3台が優勝争いを展開する。7周目の1コーナーでトップに立った相川はペースを上げて逃げ切りを図り、2位以下にリードを築くことに成功。このまま優勝かと思われたが、15周目の1コーナーでまさかの転倒。これでトップに返り咲いた竹田が堅木を振り切って総合優勝。2位の堅木もJSB優勝を手にした。

トップ争いは10台以上。激戦を制した富田一輝
 2組の予選に出走した46台中、36台が決勝に進出。レースは序盤から10台以上が先頭集団に加わる大混戦となった。そして中盤過ぎには先頭集団がNo.98富田一輝、No.77水澤笑汰郎、No.26矢作雄馬、No.31岡田義治ら4台に絞られる。終盤に入ると一旦は富田が抜け出しかけたが、このまま逃がすほどライバルたちは甘くない。そして4台は集団のまま最終ラップへ突入。一団で最終コーナーを立ち上がり、最後は横並びでゴールへ飛び込んだ結果、富田が優勝。同タイムで水澤が2位。以下岡田、矢作の順で雌雄が決した。 CBR250R Dream CUP

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