2012 筑波ツーリストトロフィー in JULY《開催レポート》

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筑波ツーリスト・トロフィー in JULY ウィークエンドレーサーたちが初夏のレースを満喫
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決勝レースレポート

生井健次がパーフェクトウィンを達成 NT2/N250F
NT2/N250F  ポールシッターのNo.4生井健次が好スタートを切ってレースが始まった。生井はホールショットを決めると一気に後続を引き離し、ほどなく独走体制を築いた。そして2位以下を12秒離す横綱相撲でゴール。N250F優勝をパーフェクトウィンで達成した。2位争いは11台が数珠繋ぎになる大混戦で、集団を抜け出したNo.27吉田喜洋が2位。一方で吉田と2位を争っていたNo.13尾崎達也はマシントラブルで失速。NT2優勝は総合3位のNo.33石川伸介。No.34藤田巧、No.2田中貞泰、No.76足立文尚までが上位6名のオーダーだ。

逃げ切った入江晃。名越兄弟の容赦ないバトル NS2/CBR250R CUP
NS2/CBR250R CUP  新設のCBR250R CUPはNS2との混走で開催された。No.12入江晃が先頭で1コーナーへ飛び込む一方、No.67名越公助が真後ろに着ける。さらに名越の弟No.56名越哲平が加わりバトルが白熱。4周目には公助と哲平が1-2番手へ浮上。兄弟同士の争いに遠慮はなく、中でも14才哲平のアグレッシブな攻めは6周目の1コーナーでの転倒を招く。その後、8周目のバックストレートで入江がトップを奪還。公助も食い下がり、最後は横並びでゴールした結果、タイム差0.000秒で入江がNS2優勝。CBR250R CUP優勝は17才の公助。

トップチェッカーの民部晃正。NBは寺田正男。NT1は岡部直樹 NT1/NB
NT1/NB  No.81民部晃正がスタートダッシュを見せて序盤でレースを決めた。民部は1周目から後続を突き放し、最終的には2位以下を13秒以上引き離すぶっちぎりでトップのチェッカーを受けた。ただし民部は予選で卒業タイムを上回ったため規定により賞典外。総合優勝は2番手チェッカーのNo.55寺田正男で、NBクラス優勝も手にした。寺田とのバトルを演じたNo.44木下承宰も同じく賞典外。No.10武村誠vsNo.27舛井宗一朗の4番手争いは武村が僅差で逃げ切って総合2位となった。NT1優勝は総合9位のNo.36岡部直樹だった。

相川亨vs長島均。0.1秒差で逃げ切った相川が優勝 GSX-R/MASTERS
GSX-R/MASTERS  最速のスズキGSX-R乗りを決めるGSX-R CUPは、2番手スタートのNo.20相川亨が先頭に立ち、No,99長島均とNo.33古山重義が続く。ここから相川と長島が抜け出して勝負は一騎打ちとなった。長島も執拗に食い下がったが、相川は絶妙なブロックで前を譲らない。最後は相川が0.1秒差で逃げ切って優勝。長島は悔しい2位。古山は単独の3位。No.48川端由晃とNo.44斉藤知宏までの上位5名がMASTERSクラス。1000クラス優勝はNo.55丹羽文彦。600クラス優勝はNo.84井橋紀彦。750クラス優勝は内田智就だった。

逆転勝利でNS1優勝の飯生利之。Terminator's1は酒井利明 NS1/Terminator's1
NS1/Terminator's1  シングルスポーツとモタード車の異種格闘技戦が繰り広げられるこのクラスは、まずNo.74富塚龍助とNo.8酒井利明のモタード2台が先行。NS1のNo.96舩木弘之とNo.69飯生利之が追う。しかし舩木と飯生の仕掛けは早く、3周目には1-2体制となって徐々に後続との間隔を開いていく。3位争いは富塚と酒井で、こちらは何度も順位を入れ替える激しさだ。トップ争いは5周目に先頭を奪った飯生が制し、NS1優勝。2位は舩木。総合3位争いは最終的に酒井が富塚を振り切って決着。酒井はTerminator's1優勝を手にした。

名取五郎がポールtoウィン Frontier2
Frontier2  レース前に空から雨粒が落ち出し、滑りやすいことを示すレッドクロス旗が提示される中、フルグリッド36台が一斉にスタート。ポールシッターのNo.56名取五郎がホールショットを決めて先手を取った。No.1細貝牧広とNo.70関谷克巳も続くが、名取のペースは速く一旦は逃げる。しかし細貝と関谷も挽回し、レース中盤には名取に追いついた。それでも名取は隙を与えず、終盤には再度2台を振り切ってゴール。2位争いはラスト2周で前に出た関谷が制した。No.18泉光彦、No.11鈴木浩一、No.19伊藤優までが表彰台に立った。

Battle Of The Twins(ACT)
Battle Of The Twins(ACT)  伝説のレース、バトル・オブ・ザ・ツインが筑波に帰ってきた。空冷マシンで行われたACTクラスは、No.95池田吉隆がぶっちぎりの強さを見せた。ポールポジションから飛び出した池田は1周目から後続を引き離し、終わってみれば2位以下を11秒引き離す圧勝劇だった。No.6尾又英夫は単独の2位。No.96舩木弘之、No.19関口耕平、No.9西田敏郎による3位争いは関口が制し、6位のNo.39藤江謙次までが表彰台に並んだ。なおチェッカー旗の誤振により不利益を被るライダーが出たが、本来の順位に戻す特例措置が取られた。

3台による激戦のトップ争い。優勝は罍純一郎 NM
NM  予選1位のNo. 42矢澤拓人がホールショット争いを制す。しかしNo.27遠藤悟が先頭に立って1周目を終了。No.36罍純一郎を加えた3台が何度も順位を入れ替える激しいトップ争いを展開した。この中で主導権を握っていたのは矢澤で、6周目に罍に前を奪われるも、すかさずバックストレートで奪還。そのままトップでチェッカーを受けた。罍と遠藤が続いたが、矢澤と遠藤は卒業規定により賞典外。優勝は罍となった。以下No.24小松世志男、No.89川口博之、No.81木村陽、No.5中里輝彦、No.19中島孝浩までがトップ6となった。

Battle Of The Twins(WCT)
Battle Of The Twins(WCT)  こちらは水冷マシンが出走するB.O.T.T.のWCTクラスだが、レース前に雨が本降りとなり、この日唯一のウェット宣言が出された。数台が出走を断念する中でレースが始まり、No.8飯田朋大が先行。No.22濱崎源一とNo.28辻林俊之が2位を争う。しかし徐々に雨が強まり、全車がドライ用タイヤを装着していたため転倒者が続出。これ以上のレース続行は危険との判断から赤旗が提示され、7周終了時点でレース成立となった。優勝は飯田。濱崎、辻林、No.94名越公一、No.56高原崇、No.27舛井宗一朗までが雨中の表彰台に並んだ。

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