2012 筑波ツーリストトロフィー in SEPTEMBER《開催レポート》

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暑さに負けないライダーのレース魂 筑波ツーリスト・トロフィー in SEPTEMBER
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決勝レースレポート

NT2/N250F 尾崎達也vs足立文尚の優勝争い。逃げ切った尾崎
 ポールシッターのNo.76足立文尚のホールショットでレースが始まった。対して2番手スタートのNo.13尾崎達也は出遅れたもの、ほどなくトップを奪取。すぐにペースを上げて後続を離しにかかった。しかし足立も尾崎に食らいつき、優勝争いはN250Fの2台によるマッチレースになった。このバトルは最後まで続き、最終的には尾崎が逃げ切って勝利を手にした。3位はNT2優勝のNo.33石川伸介。2台による4位争いはNo.2田中貞泰、No.5渡辺明の順で決着。No.71小口太郎、No.9山田実、No.26島崎洋平と続いた。 NT2/N250F

NS2/CBR250R CUP 高校生ライダー名越公助が独走でポールtoウィン
 真っ先に1コーナーへ飛び込んだのはNo.12入江晃。そしてポールシッターNo.67名越公助が続いてオーニングラップを終了した。現役高校生の名越は早めに仕掛けてトップに立ち、積極的にレースを引っ張る。入江も懸命に追うが、やがて名越との間隔が開き出す。終盤には入江が名越との差を詰める場面もあったが、1.1秒差で逃げ切った名越が嬉しい総合&CBR250R CUP優勝を遂げた。2位の入江はNS2優勝。3つどもえの3位争いは中学生レディスライダーのNo.18小椋華恋が制し、No.69薄井徹也、No.72矢崎敬志と続いた。 NS2/CBR250R CUP

NT1/NB ぶっちぎりでレースを制した甘利俊一
 最前列中央のグリッドからスタートしたNo.39甘利俊一がホールショットを奪い、一気にペースアップを図る。甘利はオープニングラップの時点で後続を大きく引き離しており、10周のレースが終わってみれば2位以下に7秒以上の大差をつけるぶっちぎりで優勝を決めた。対照的に2位争いは5台による大混戦で、終盤に抜け出したNo.35長岩信二が2位となり、No.61尾川永祐は最終ラップに3位へ浮上。以下No.1櫛田賢治、No.58神拓也、No.46中村強司の順でゴールした。トップ10はすべてNB車で、NT1優勝はNo.6堀弘幸。 NT1/NB

NS1/Terminator's1 織田道武vs富塚龍助。織田が勝ってポールtoウィン
 予選2番手のNo.7佐藤学がスタート直後にホームストレート上で転倒するアクシデントが発生。しかし混乱を避けたポールシッターのNo.4織田道武がホールショットを奪う。No.74富塚龍助が続いてTN1の2台は周回ごとに後続を引き離していく。織田と富塚は終盤まで接近戦を展開していたが、ラスト2周でバックマーカーが間に入って勝負あり。織田がポールtoウィンを決めた。3位争いは4台バトルの末、No.96舩木弘之が制してNS1優勝。No.69飯生利之、No.73長谷川茂、No.8酒井利明までがトップ6のオーダーだ。 NS1/Terminator's1

NM 石塚健がトップでチェッカー。優勝は中島孝浩
 予選3位のNo.33山本歩がイン側からうまくスピードを乗せてトップで1コーナーへ進入した。No.17石塚健、No.99加藤一成と続き、石塚は2周目の1コーナー進入でトップを奪う。山本と加藤も懸命に追うが、やがて上位3台は単独走行となり、そのままゴール。この3台は予選で基準を0.5秒以上上回るタイムをマークしていたため、規定により賞典外となった。優勝は単独4位のNo.19中島孝浩。続いてNo.37根本直樹、No.84井橋紀彦、No.39篠塚正和、No.69阿部洋太郎、No.48田野辺尚八らが相次いでゴールに飛び込んだ。 NM

Frontier2 3つどもえの優勝争い。目黒克也が最終ラップに逆転
 序盤からNo.5五ノ井宏典、No.18泉光彦、No.10目黒克也らによる3つどもえの優勝争いが展開された。3台は互いに駆け引きを続けながら五ノ井、目黒、泉の順でラストラップに突入。目黒はバックストレートで勝負を挑み、最終コーナーでトップに浮上。クレバーなレース運びで目黒が優勝をつかんだ。2番手は泉。五ノ井はトップスピードが伸びず、最後は4位集団を抜け出してきたNo.1細貝牧広にもかわされて4位に終わった。No.21中井秀はNo.43吉野直幸を振り切って5位。7位は4位集団の最後尾No.19伊藤優となった。 Frontier2

Battle Of The Twins(ACT)
 復活した2気筒マシンによる伝説のレース、BOTTの空冷クラスであるACTには22台が出走。ビッグツインのワイルドなサウンドを響かせながら各車が一斉にスタートを切った。先手を取ったのはNo.20石塚孝雄で、No.6尾又英夫、No.96舩木弘之、No.19関口耕平と続いて序盤は4台の先頭集団が形成された。ここから石塚と舩木が抜け出し、舩木は7周目にトップへ浮上。そのまま逃げ切って嬉しい優勝を遂げた。石塚、尾又と続く一方で、4位だった関口はラストラップの第1ヘアピンでスリップダウンを喫しリタイヤに終わった。 Battle Of The Twins(ACT) 終盤にトップを奪った舩木弘之の優勝

GSX-R/MASTERS 3台バトルを制した相川享のポールtoウィン
 GSX-R最速を決めるGSX-R CUPには計12台のマシンが出走。まずNo.6藤田和広が先頭に立ち、No.20相川享、No.16小野里清志と続いて3台による先頭集団が形成された。レースが動いたのは6周目で、相川がトップに浮上。ここから相川はペースを上げて逃げ切りを図った。相川と同じGSX-R1000の藤田が続く一方、600ccの小野里は遅れる。やがて上位3台は単独となり、相川、藤田、小野里の順で勝負がついた。なお上位5台はMASTERSクラスで、600クラス優勝はNo.74御代田直実。1000クラス優勝はNo.4野口淳一。 GSX-R/MASTERS

Battle Of The Twins(WCT)
Battle Of The Twins(WCT) 濱﨑源一、まさかの失速。辛くも逃げ切った笠井善雄  WCTはBOTTの水冷クラスで、ビッグツインの最新鋭マシンが並んだグリッドは壮観の一言。No.88笠井善雄がホールショットを奪い、No.22濱﨑源一、No.51砂塚知男、No.10佐々木重夫、No.56高原崇、No.44木下承宰と続く。ここからポールシッターの濱﨑がトップに立って終盤まで先頭を守っていたが、ラストラップ目前にまさかのスローダウン。優勝争いは笠井と砂塚の一騎打ちとなり、笠井が辛くも逃げ切って勝利を手にした。高原とNo.96舩木弘之は単独の3、4位。5位争いはNo.61内田秀行がNo.94名越公一を振り切った。

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