2013 筑波ツーリストトロフィー in MARCH《開催レポート》

新シーズンがスタート。2013年もレースでエンジョイ 筑波ツーリスト・トロフィー in MARCH
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決勝レースレポート

尾崎達也のぶっちぎり。NT2は渡辺明、NS2は八木均憲

 2番グリッドからスタートしたNo.13尾崎達也のホールショットで2013年が始まった。オープニングラップから飛ばした尾崎は、1周目を終了した時点で2位以下を大きく引き離しており、そのままトップを独走。10周のレースが終わってみれば2位以下に7秒以上の差をつけるぶっちぎりでN250F優勝を飾った。一方、ポールシッターのNo.88白名弘毅は終盤まで2位をキープしていたが、追い上げてきたNo.5渡辺明が8周目に白名を捕らえて2番手へ浮上。そのままゴールしてNT2優勝を手にした。NS2優勝は総合6位の八木均憲。 NS2/NT2/N250F

織田道武の独走優勝。NS1優勝は総合2位の飯生利之

 1コーナーへ真っ先に飛び込んだNo.2富塚龍助に対し、No.4織田道武が背後につけてTerminator's1の2台が1-2体制で1周目を終了。しかし富塚は直後の1コーナー立ち上がりでスリップダウンを喫する。レースへ復帰するもオレンジボール旗が提示されて万事休す。これで単独のトップとなった織田が2位以下を10秒以上引き離す圧勝で優勝を飾った。一方でNo.69飯生利之とNo.16澤田真也はレース中盤まで激しく2位を争っていたが、終盤に入ると飯生が澤田を離し始め、そのままの順位でゴール。飯生がNS1優勝となった。 NS1/Terminator's1

GSX-R600でリッターマシン勢を圧倒した岡田年晃

 スズキGSX-RのワンメイクレースであるGSX-Rカップには10名のGSX-R使いが参戦。レースはGSX-R600でポールポジションを獲得したNo.19岡田年晃がスタートから先行。エンジンパワーのハンデをコーナーリングスピードでカバーし、終わってみれば2位以下を13秒離す圧倒的なレースで優勝を飾った。No.33古山重義、No.48川端由晃らがそれぞれ単独で続き、No.31斉藤知宏とNo.5 和田章宏によるゴールまで続いた4位争いは斎藤が制した。上位の4台はMASTERSクラスで、総合5位の和田が1000ccクラス優勝を手にした。 GSX-R/MASTERS

最終ラップの大逆転。尾川永祐が3台バトルを制す

 2列目スタートのNo.61尾川永祐がホールショットを奪う。背後にはNo.44吉野功二がつけ、この2台がトップ争いを展開。一方、No.69澤田一星とNo.63藤澤彰教は3位を争っていたが、やがて澤田が抜け出す。トップ争いは8周目に吉野が先頭に立つが、2台の激しい競り合いは澤田の接近を許してしまう。迎えた最終ラップ。ここで一枚上手だったのは尾川で、バックストレートに入ると、吉野のスリップにつけてトップを奪還。狙い通りの逆転劇で尾川がNB優勝を決めた。吉野、澤田と続き、総合5位のNo.12須藤浩樹がNT1優勝。 NT1/NB

プレッシャーを掛け続けた鈴木光浩、最終ラップの逆転で優勝

 激戦区ST600への入口と位置づけられているNMには24台が出走。レースはポールシッターのNo.48田野辺尚八が一旦は逃げかけたが、やがて後方からNo.61野間五郎とNo.51鈴木光浩が追いつき中盤以降は3台の争いとなった。ここから田野辺と鈴木が抜け出して最終ラップに突入。しかし先頭の田野辺は、背後にいる鈴木のプレッシャーに屈して1コーナーで痛恨のミス。これでトップに立った鈴木が嬉しい優勝。田野辺は悔しい2位。野間とNo.87木下博之が単独で続き、5位争いはNo.25田中寿和がNo.21川添誠を振り切った。 NM

伝統のビッグツインレース。西田敏郎の圧勝

 昨年に復活した伝統のツインレース、バトル・オブ・ザ・ツイン。WCTはその水冷エンジンクラスで、23台のマシンがビッグツイン特有の図太いサウンドを響かせながら一斉にスタートを切った。先手を取ったのは2列目スタートのNo.9西田敏郎で、オープニングラップから飛ばして、ほどなく独走態勢を築いた。終わってみれば後続を6秒以上引き離す圧勝で西田が優勝。2番手のNo.1渡辺海士郎も終始単独走行だった。3番手争いはNo.88笠井善雄とNo.8飯田朋大の接近戦だったが、この争いは飯田が笠井を振り切って決着した。 B.O.T.T.(WCT)

最後まで続いた4台によるトップ争い。優勝は泉光彦

 バイアスタイヤ限定の4サイクル2気筒250ccマシンによる草レース、Frontier2は敷居の低さが魅力だ。29台が出走したレースは序盤から混戦模様でNo.18泉光彦、No.7三浦茂憲、No.43吉野直幸、No.24高橋朋子ら4台がトップグループを形成。中盤以降は泉、吉野、三浦、高橋という序列の均衡が破れないまま最終ラップへ突入した。吉野も最後まで攻めたが、泉が4台を抑え切って嬉しい優勝。吉野、三浦、高橋も続いてゴールラインに飛び込んだ。3台による5位争いはNo.25井上勝、No.21中井秀、No.62岡崎雅之の順で終了した。 Frontier2

6台によるトップ争い。驚異的な追い上げで舩木弘之が優勝

 バトル・オブ・ザ・ツインの空冷クラスであるACTには17台が出走。レースでは序盤からNo.37伴俊二、No.19関口耕平、No.6尾又英夫、No.7氏家康典、No.9西田敏郎、No.96舩木弘之ら6台が先頭集団を形成。この中で最も積極的に動いたのは舩木で、1周目こそ10位だったものの、2周目以降はおよそ1周につき1つの割合で順位を上げて8周目にはトップへ浮上。そのまま逃げ切って驚異的な追い上げ優勝を達成した。関口、尾又と続き、7周目までトップを守っていた伴は4番手へ後退。氏家、西田が続いて優勝争いが決着した。 B.O.T.T.(ACT)

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