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20分間で争われた公式予選。まず根本選手が真っ先にコースインし、57秒781をマークし、57秒台に真っ先に突入する。神子島選手も計測8周目のアタックで57秒878をたたき出し、根本選手に肉薄する。しかし、根本選手は、再びコースインし、念入りにタイヤを暖めると57秒571という圧倒的なタイムを記録。自身の持つコースレコードをコンマ5秒も削ることに成功する。この差を見た神子島選手も根本選手に脱帽の予選となった。「最初に57秒台に入ってから、一度ピットに戻ると神子島選手も、いいタイムを出していたので、もう少し上げようと、しっかりタイヤを暖めてからアタックしました。マシンもチームのおかげで調子がよかったのですし、FCJで学んだことを実行してみたら、いい方向に行きましたね」と根本選手。一方、3年半振りにスーパーFJをドライブしたという神子島選手は、前日の走行で肋骨を痛めており、痛み止めの薬を飲んでの激走だった。「ベストは尽くしました。今は、とにかくフォーミュラマシンに乗るのが楽しくて仕方がないですね。久しぶりのクラッチスタートなので、スタートが課題ですね」と神子島選手。
セカンドロウには、高橋響太選手が58秒205、ファン・ド・ユン選手が58秒483で続き、サードロウに栗原浩選手が58秒493、マスターズ最上位の秋山健也選手が58秒563で並ぶ予選結果となった。
周回数は、3周減算され15周となり、再スタートが切られた。またも根本選手がスタートダッシュを決め、神子島選手と高橋選手が追っていく。逃げる根本選手に何とか食らいついていきたい神子島選手と高橋選手だったが、ジリジリとその差は開いていく。逆に、神子島選手と高橋選手が接近。第2ヘアピンで神子島選手がシフトミスをしたスキに高橋選手が前に出るが、バックストレートですぐに神子島選手が抜き返す。その後は、神子島選手と高橋選手の差も開き始め、それぞれ単独走行となっていく。4番手にファン選手が単独で続き、栗原選手の背後に片桐瑞貴選手がつけていた。7番手には、前田大道選手がつけていたが、9周目にエンジントラブルが発生し悔しいリタイアとなってしまう。かわって7番手に上がったのは、後方から追い上げて来た大野悟選手だった。その後方では、秋山選手とKAMIKAZE選手がマスターズクラスのトップ争いを繰り広げていた。
根本選手は、13周目に、このレースのファステストラップをマーク。今回も一度もトップを譲ることなく独走でチェッカーフラッグを受けた。全6戦でポール to ウインを達成し、最終戦でコースレコードも更新するパーフェクトなシーズンとなった。2位に神子島選手、3位に高橋選手と続き、IDI ROMANTECミストが表彰台の両脇を占めた。以下、ファン選手、栗原選手、片桐選手、大野選手と続き、秋山選手がマスターズクラス初優勝を飾った。
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| 「やっと勝つことができました。KAMIKAZE選手の調子が万全ではなかったこともありますが、今回は、いいセットが出たので、予選で上に行けたことが大きかったですね。今シーズンは、マスターズクラスにエントリーしましたが、なかなか練習できずに、レースウイークだけ乗るというラウンドがほとんどでした。その中で、バックアップしてくれたチームに感謝したいと思います」 | |
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