JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズ第2戦

2014 TSUKUBA SERIES 筑波スーパーFJ選手権 第2戦 5月5日(月・祝)開催
リードコピー
TOP Super-FJ GALLERY 全車撮影

Super-FJ
高橋響太選手が開幕2連勝を飾る! 3位にマスターズ最上位のKAMIKAZE選手が入賞!!

シリーズ第2戦はゴールデンウイークの5月5日(祝・月)に1986年から続くコカコーラ・オールドナウ・カーフェスティバルの1レースとしての開催となった。フェラーリやポルシェ、ロータス、マツダロードスター、そしてトヨタ2000GTなどの名車のレースやパレードがあり、芝生席にはイベントステージがあり、子ども向けのショーなども開催された。

公式予選は、ドライコンディションで行われた。ポールポジションを獲得したのは、セッションを終止リードした高橋響太選手。ただ一人58秒台に入れる58秒662を最後のアタックでマークしてトップタイムに着けた。「最後の1周は集中して走りました。路面が土曜と違いすべりやすいので、ブレーキングが難しかったですね。スタート練習をしたので、今回こそスタートを決めたいですね」と高橋選手。予選中には何度も58秒台を記録しているだけにレースは、またも独走となるか!? 2番手グリッドに着けたのは、KAMIKAZE選手。「フォーミュラ隼以来のフロントロウですね(笑)。土曜からタイムが出ていましたし、その調子のまま予選を走ることができました。チームが頑張ってくれていますし、メカニックのおかげです」とマスターズクラス最上位はもちろん、今回は総合でも表彰台を狙っている。3番手には、開幕戦でスーパーFJデビュー戦ながら2位に入った中西武蔵選手が着けた。「土曜日とコンディションが変わっていたので合わせ切れませんでした。決勝までにアジャストして臨みたいです」と巻き返す覚悟だった。以下、片桐瑞貴選手、秋山健也選手、横地昌重選手、吉田照己選手、川福健太選手、山浦聖人選手と59秒台で続いた。

公式予選終了後に雨が降り始め、一時コースはウエットコンディションとなったが、その後雨は止み、コースも乾いていった。ポールポジションからスタートした高橋選手は、出遅れてしまいKAMIKAZE選手がトップで1コーナーをクリア。アウトからかぶせていこうとした中西選手がスピンしてしまい大きく遅れてしまう。さらに、後ろから来た横地選手と川福選手もスピンし1コーナーは大きく混乱した。そんな混乱を尻目にオープニングラップは、KAMIKAZE選手が制しコントロールラインを通過。高橋選手がピタリとマークし2台が抜け出す。間隔を空けて片桐選手、山浦選手、中西選手、吉田選手、ハンマー伊澤選手と続いていく。粘るKAMIKAZE選手だったが、2周目の第2ヘアピンで高橋選手がトップに浮上。高橋選手は、そのままレースをリード。トップを独走して行く。後方では中西選手が2周目に5番手、6周目には4番手に上がると、さらに前を行く集団に追い付いて行く。片桐選手はKAMIKAZE選手の背後につけながら、中西選手が迫ってくるのを見ていた。そして12周目の第2ヘアピンでKAMIKAZE選手をかわして2番手に上がると、ペースを上げ単独走行となる。KAMIKAZE選手をかわしたい中西選手だったが、巧者KAMIKAZE選手に抑え込まれてしまう。そのまま順位は変わらず高橋選手が独走で開幕2連勝を飾った。2位に片桐選手が入り、中西選手を抑えきったKAMIKAZE選手が3位入賞を果たした。中西選手は悔しい4位となった。

レース風景
またもスタートで出遅れてしまった高橋響太選手だったが、気持ちを切り換えトップに立つと、すぐに独走体制を築いた。このまま今シーズンは全勝を飾るか!?
レース風景
スタート直後の混乱の様子。#66横地昌重選手は再スタートするもののS字で再びスピンしマシンを止めた。スポット参戦した#83川福健太選手も再スタートするが、スローパンクチャーのためピットイン。チェッカーは受けるものの完走扱いとはならなかった。
レース風景
#6片桐瑞貴選手は2番手に上がると後続を引き離して、そのままゴール。後方ではKAMIKAZE選手が中西武蔵選手を抑え込み、3番手を死守している。
レース風景
チェッカーフラッグを受けグランドスタンド前に戻って来たKAMIKAZE選手。すぐに立ち上がれないほどハードなレースだったが、見事総合3位でゴール。マスターズでは優勝を飾り、今回は2度表彰台に上がった。
Super-FJ第2戦リザルト

Winner's Interview
S-FJ表彰式

高橋響太選手 優勝 高橋響太選手
「スタートは、またも失敗してしまいました。クラッチミートはうまくいったのですが、2速にシフトアップする際にミスしてしまいました。気持ちの問題ですね。自分では冷静だと思っていても、どこか焦っていたんだと思います。トップに立ってからのペースは、いろんな場所でオイルフラッグが出ていた割にはまずまずでしたし、クルマは乗りやすかったのでチームに感謝です。今回はレース展開にも助けられたので、次回こそ、しっかりスタートを決めて勝ちたいですね。」

2位 片桐瑞貴選手 3位 MASTERS優勝 KAMIKAZE選手
片桐瑞貴選手「スタートを失敗してしまったところ、1コーナーで前の3台が接触寸前になっていました。中西選手がアウトからかぶせていったところスピンしたので、それを避けて3番手につけました。KAMIKAZE選手の後ろにつけてからは、追い付いては離されるの繰り返しでしたが後ろからも来ていたのが分かっていたので、勝負ポイントを探して第2ヘアピンでインを突きました。今回は練習から、セットアップしていく中で、セットを変えてもなかなかタイムに変動がなくトップとの差がありました。レースでニュータイヤを履けば、その差が縮まるかと思いましたが、逆に離れてしまった。次回は、トップを狙えるマシンに仕上げていきたいですね。」 KAMIKAZE選手 「スタートはバッチリ決まって1周は高橋選手の前を走らせてもらいました。その後も片桐選手、武蔵選手が来ましたが、最後まで自分のラインを守らせてもらいました。マシンがよかったのでボクは、マシンなりに乗るだけでした。すべてがうまくいきました。メカニックに感謝したいですね。次回はスタミナが課題です。」

MASTERS表彰式

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