JAF筑波サーキットトライアル選手権シリーズ第3戦

またも雨中のサーキットトライアル。台風接近にも臆せず果敢に攻めたドライバー達! JAF筑波サーキットトライアル選手権シリーズ第3戦
年間4戦のJAF地方選手権シリーズ戦として開催される“JAF筑波サーキットトライアル選手権シリーズ”
シリーズ第3戦は、10月13日(祝)にチームマグナスオートクラブ(TMAC)主催により開催された。競技はB1クラス(1500cc以下)6台、B2クラス(1500~2000cc以下)8台、B3クラス(2000cc以上)8台、AEクラス1台の計23台で行われた。(なお、SA2クラスは不成立)
レース風景競技は2グループに分かれ、1グループ目はB2、B3とAEクラスによる混走。2グループ目はB1クラスと併催で行われた“東関東トライアルシリーズ”との混走によって行われた。

九州に台風が上陸したとのニュースが入り、午後には東日本は大雨になるとの予報。筑波サーキットも正午前から小雨がぱらつき始め、主催者陣営、エントラントにも緊張感が漂う。
皮肉にも第2戦に続く雨のサーキットトライアルになってしまったが、第2戦と異なる点は、天候が回復に向かうのはなく、悪くなるという点だ。だが、台風接近に伴う強風はなく、それがせめてもの救いになればと願う。

レース風景ほぼオンタイムで1ヒートが開始されるが、もちろん路面は完全にウェット。小雨から徐々に大粒の雨に変わり、コースは滑りやすさを増していく。うっすらとガスがかかったような視界もドライビングを難しくしてしまう。コース路面の感触を確かめながら周回ごとにタイムを上げていこうとするが、コントロールできずラインを逸脱してしまう車両も散見した。

2ヒート目、雨が本格的になり1ヒート目より条件は悪い。1ヒート目で得た感触、経験を生かすべくベテランドライバーは、ドリフト走行と言わんばかりにタイヤを滑らせタイムアップを目指し果敢に攻める。が、非情にも雨がさらに強くなり始め、思うようにタイムが伸びない。全てのドライバーがこれ以上のリスクを冒せないぎりぎりまでチャレンジするもややストレスを残した感があり、競技は終了。
ドライバーからは、今日のコンディションは難しかったという声があちらこちらから漏れた。
各自のベストタイムは、1ヒート目で叩き出したドライバーが13名、2ヒート目が8名であった。この数字からも今日のコースコンディションの様相が窺える。

レース風景競技は15分×2回のセッションで、いずれかの速いタイムが公式タイムに記録され、一番速いタイムを出したドライバーがウイナーとなる。
第3戦、各クラスのウイナーは次の通り。
B1クラスはフィットを駆る初出場の吉村耕太郎選手が2ヒート目のタイムで逆転優勝。B2クラスはインテグラを駆る日向孝之選手が、そしてB3クラスはランサーを駆る蝶間林一夫選手が共に3戦目で初優勝を飾る。
AEクラスは、参加台数が成立台数に満たず残念でしたが、ご参加いただき有難うございました。今回参戦していただいたドライバーの皆様!次戦もエントリーをお待ちしています。

今回は台風の影響で開催が危ぶまれたが、特に大きなトラブルもなく無事に挙行できたことに何より感謝します。ドライバーの皆様、大変お疲れ様でした。

今年の最終戦となるシリーズ第4戦は、11月23日(祝)に開催されます。
初めての方も大歓迎!お仲間、ご友人をお誘いのうえご参加ください。
“筑波サーキットトライアル”を皆さんの力で盛り上げていきましょう!
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レース風景

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