2011 耐久茶屋“筑波耐久ロードレース”
            《~冬の耐久茶屋~ 開催レポート》

筑波耐久ロードレース”~冬の耐久茶屋~

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決勝レポートハイライト Let's Take a Photo! Enjoy Paddock

4mini100cc

最後まで続く激闘のはずが…、まさかの結末


4mini100cc決勝 今年最後のレースは5時間耐久という長丁場。それでも耐久茶屋は「まぁまぁ、お茶でもすすりながら」という気軽さがコンセプトで始められたお祭りレース。むしろ5時間もレースを楽しめるのだから、ちょっと得した気分になれるといっていい。3名から6名のライダーにより構成される大所帯のチームで、力を合わせて迎えたゴールの醍醐味は何ものにも代えられない。
 今回は75台ものエントリーを集め、スターティンググリッドは抽選で決定。そして耐久レースお約束のル・マン式スタートによりレースが始まった。スタートは第1グループの40台、第2グループの35台に分けられた時間差式で、大きな混乱なく75台の100ccミニバイクが5時間後のゴール目指してコースへと飛び出した。
 記念すべきホールショットを飾ったのはNo.33アルティラン☆N-PLANで、No.25Mガレージ&港北測量、No.8ダイレクトドットコムレーシング、No.36TS関東小倉電設RハーツSPL、No.11TeamMOTO来夢いじめっ子、No.63MRプロジェクト+MHマツモトの順でオープニングラップが終了する。このうち、NO.25が積極的に出てトップに立つと、No.33が続いて2台がレースを引っ張る。
4mini100cc決勝 ところがレース開始から30分も経たないうちに転倒車両のオイルに乗って後続車両が次々と転倒するアクシデントがMCコーナーで発生。オイル処理を行うためセーフティカーが出動してレースは仕切り直しとなった。
 レース再開後、先頭で快調に飛ばしていたのはNo.25だったが、レース開始から1時間半を過ぎた辺りでペナルティストップを受けて3番手に後退。トップはNo.33に代わる。しかしレース開始後2時間を経過した時点でNo.63がトップを奪い、以後はNo.63とNo.25の2台が同一周回でのトップ争いを繰り広げていく。ライダー交代や給油のタイミングもあるが、レースの主導権を握っていたのはNo.25のほうで、No.63に対して数十秒のアドバンテージをキープしながらレースは終盤戦を迎えた。
 残り時間が1時間を切ってもNo.25とNo.63の1-2体制は変わらない。しかし、この頃からNo.63が猛チャージを開始。1周につき数秒の割合でトップとの差を削り取っていく。やがてテールtoノーズとなり、勝負は一気に緊迫化した。そして残り40分、ついにNo.63がトップを奪う。しかしNo.25もトップに返り咲き、2台はもつれながら最後の大勝負を迎えるはずだった。
4mini100cc決勝 ところが、すんなりと行かないのが耐久レースの難しいところだ。なんと残り20分となった時点でNo.63が突然ピットイン。原因はドライブチェーンのトラブルだった。これでNo.25が単独のトップとなって5時間が経過。チームが歓喜の声で迎える中でチェッカーフラッグを受けた。2位は3周遅れのNo.39RCR.HANGOUT。3位は5周遅れのNo.36。以下No.51Fe-3レーシング&MAKOS、No.8、No.7MSSアライまでが4mini100ccクラスのトップ6だ。No.63は悔しい9位に終わる。4mini100ccノーマルクラスはNo.37チーム三河屋が制した。
 ライダーがゴールするたびにピットは歓声と拍手で溢れ、最後は全車がホームストレートに集結。表彰式の後はライダーやスタッフなど全参加者が和気あいあいの中で記念写真に収まった。

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