JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズ第3戦
筑波ツーリングカー選手権シリーズ第2戦

2014 TSUKUBA SERIES 筑波スーパーFJ選手権 第3戦 筑波ツーリングカー選手権シリーズ第2戦 6月8日(日)開催
リードコピー
TOP Super-FJ TTC1600 TTC1400 GALLERY 全車撮影

Super-FJ
KAMIKAZE選手がついに表彰台に中央に立つ!

今シーズン、初めてレインコンディションとなったシリーズ第3戦。土曜日の練習走行は、雨量も多かったが、その中でトップタイムをマークしていたのは、ここまで2連勝中の高橋響太選手だった。公式予選は、雨が弱い中で行われ、今回も高橋選手が真っ先にコースイン。片桐瑞貴選手、KAMIKAZE選手、中西武蔵選手も続きタイムアタックに入っていく。後続を引っ張る形で走っていた高橋選手だったが思うようにタイムが上がらない。するとKAMIKAZE選手が1分05秒115をたたき出しリーダーボードのトップに立つ。高橋選手もセッション終盤のアタックで1分05秒125をマークするが僅差の2番手。KAMIKAZE選手がポールポジションを獲得した。
「土曜日の練習から調子がよかったですね。予選は、高橋選手、片桐選手、中西選手、ボクの4人で混戦になると思っていましたが、結果的にタイヤを、うまくあたためた者の勝ちでしたね。セッション終盤にもアタックしましたがベストは更新できませんでしたから。マシンは、このままセットはいじらずレースを楽しく走るだけですね」とKAMIKAZE選手。一方、2番手となった高橋選手は「昨日はトップでいい感じだったのですが、セッション序盤が遅かったですね。スタートを決めて決勝で巻き返します」とコメントしていた。

3番手に1分05秒333の片桐選手、4番手に1分05秒601の横地昌重選手、5番手に1分05秒838と続き、ここまでが1分05秒台をマークした。

予選が終わってからは、雨はほぼ上がり路面は乾いていくかと思われたが、スーパーFJのレース開始が近づいてきたころに、雨は強く降り始めヘビーレインで決勝を迎えた。ポールポジションのKAMIKAZE選手は、ややホイールスピンさせてしまい加速がにぶってしまう。一方、セカンドグリッドの高橋選手は、抜群のスタートダッシュを見せ、1コーナーでアウトから並びかけていく。イン側にいたこともあり意地でも譲りたくなかったと言うKAMIKAZE選手がトップを死守。高橋選手も無理なく後ろに下がろうとした瞬間にコースアウト、マシンはイン側のスポンジバリアに激突してしまう。このクラッシュでフロントのアームを痛めてしまった高橋選手は、そのままリタイアとなってしまう。

トップの座を死守したKAMIKAZE選手は、レースをリード。これを片桐選手がマークするが、横地選手はジリジリと離されてしまう。トップ争いは、KAMIKAZE選手と片桐選手の一騎打ちとなり、レース終盤を迎える。14周目にKAMIKAZE選手は、このレースのファステストラップをマーク。片桐選手も自己ベストを同じ周にマークするがバックマーカーをかわすのに手こずってしまい、その差は開いてしまう。KAMIKAZE選手が片桐選手に3秒以上の差をつけチェッカー! うれしい総合優勝を飾った。2位に片桐選手が入り、3位に横地選手が続いた。以下、中西選手、秋山健也選手、ハンマー伊藤選手という結果となっている。

レース風景
ヘビーウエットとなった18周の決勝レース。ベテランらしい巧者ぶりを発揮しポール to ウインで優勝を飾ったKAMIKAZE選手。
レース風景
1コーナーでアウトからKAMIKAZE選手に並びかけた高橋響太選手。KAMIKAZE選手もインを死守。アウトに膨らんで立ち上がったところで高橋選手はコントロールを失ってしまう。
レース風景
KAMIKAZE選手と変わらないペースでそのテールを追った桐瑞貴選手だったが、レース終盤に離されてしまい2位。経験の差が出たか!?
レース風景
レース序盤は、背後に山浦聖人選手が迫っていたが6周目に大きく遅れてしまう。その後横地昌重選手は単独3番手となり、そのままゴール。初表彰台を獲得した。
Super-FJ第3戦リザルト

Winner's Interview
S-FJ表彰式

KAMIKAZE選手 優勝 KAMIKAZE選手
「スタートで少しホイールスピンしてしまったので、やや失敗でしたね。高橋選手が、いいスタートを切ったのでアウトから並ばれたけれど、ボクはイン側だったし、1周目はどうしてもトップを譲れなかった。ミラー越しに片桐選手が来ているのは分かっていたので、ペースを調整しながら走っていました。いいマシンに仕上げてくれたチームのおかげです。特にブレーキがよかったですね。次回は8月と暑いですが、トレーニングを積んで、高橋選手、片桐選手、武蔵選手とガチンコでいいレースをしたいですね。」

2位 片桐瑞貴選手 3位 横地昌重選手
片桐瑞貴選手「公式予選の組み立てを失敗しましたね。セッション中にセットを変えたのですが、最後のアタックでタイムが出て予選3番手になりましたが、もうちょっと早めにセットを出せていれば、もっといい状態でレースに臨めたかもしれません。雨は得意ですがスーパーFJでは、今回が初レースでしたし、バックマーカーをうまくパスできずKAMIKAZE選手に置いて行かれてしまいました。もっと勉強しないとダメですね。次回は、ポールポジションから勝ちたいですね。」 横地昌重選手 「練習走行から調子はよかったですが、まだトップとは差がある状態でした。予選も、もう一歩タイムが足りませんでしたし、決勝も何とかついていきたかったのですが追えませんでした。雨は得意というほどではないですが、苦手ではないのでチャンスがあるかもしれないと思っていました。まだドライでは、トップとの差があるので、次回は、もっと詰めて行って表彰台を狙いたいです。」

MASTERS表彰式

秋山健也選手 優勝 秋山健也選手
「今回は事前にテストもできましたし、いい結果を出したかったのですが、今ひとつでした。KAMIKAZE選手が総合で優勝したので、ボクも次回は、総合でもトップについてけるようなレースがしたいですね。」

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