JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズ第5戦
筑波ツーリングカー選手権シリーズ第4戦

2014 TSUKUBA SERIES 筑波スーパーFJ選手権 第5戦 筑波ツーリングカー選手権シリーズ第4戦 9月21日(日)開催
リードコピー
TOP Super-FJ TTC1600 TTC1400 GALLERY 全車撮影

Super-FJ
仕切り直し3度の大荒れのレース 山浦聖人選手がSFJ初表彰台で初優勝!
シリーズ第5戦を迎え、残すところ今回を含め2戦となった 筑波スーパーFJ選手権。タイトル争いの行方も気になるところだ。決勝日は秋晴れとなり気温は上昇。蝉も最後の力を振り絞って鳴いていた。

公式予選は、8時40分から20分間で争われた。まずは、KAMIKAZE選手がリーダーボードのトップに立つが、山部貴則選手が上回ってくる。しかしKAMIKAZE選手がさらにタイムを縮め再びトップに立つと、ただ一人58秒台に入れる58秒942をマークしポールポジションを獲得した。 「練習から調子がよかったので、予選で58秒に入れられましたしポールポジションを獲れたので満足しています。チームメイトの山部選手に引っ張ってもらえたことも大きいですね。さすが元コースレコードホルダーです。若手も成長していますし、全く余裕はありませんが、前回リタイアしているので、今回はシャンパンファイトをしたいですね」とKAMIKAZE選手。

2番手には横地昌重選手が59秒165で続いた。
「ペースは順調に上げて行けたのですが最後にスピンしてしまい攻めきれずに予選が終わってしまいました。マシンの調子はいいので、信頼して攻めていくだけです」と決勝での巻き返しを狙う。

3番手に59秒203で山部選手、4番手に59秒277で中西武蔵選手、5番手にポイントリーダーの高橋響太選手が59秒499、6番手に前回のウイナー山浦聖人選手が59秒511で続いた。

レース風景
オープニングラップの第1ヘアピンに進入してくるスーパーFJマシン。KAMIKAZE選手を先頭に、1コーナーで2番手に浮上した山部選手と続いて行く。
レース風景
トップを走るKAMIKAZE選手に最後までプレッシャーをかけたのは今季スーパーFJ初参戦となった山部選手だったが、KAMIKAZE選手が抑えきる。

18周で争われた決勝レース。ポールポジションのKAMIKAZE選手が好スタートを切り真っ先に1コーナーに入って行く。一方、2番手グリッドの横地選手は、やや出遅れてしまう。これを見た山部選手はイン側に入り込み1コーナーで2番手に浮上。レース序盤は、KAMIKAZE選手を先頭に、山部選手、横地選手、中西選手、高橋選手と5台が等間隔に続いていた。その後、KAMIKAZE選手と山部選手がやや抜け出し、3番手に横地選手、やや間隔を空けて中西選手、高橋選手、山浦選手の3台がバトルを繰り広げていた。

レース終盤になるとトップ争いはKAMIKAZE選手と山部選手のチームメイト同士の一騎打ちとなる。チームオーダーはなかったと言う2人のバトルは、最終ラップにお互いにベストラップを出すほどの全力を尽くしたものだった。3位に横地選手が入り、中西選手、高橋選手、山浦選手と僅差で続いた。山浦選手は、最終ラップにこのレースのファステストラップをマークしている。

タイトル争いは、高橋選手が63ポイント、KAMIKAZE選手が62ポイント、山浦選手が46ポイント、中西選手が45ポイントとなり、ここまでがチャンピオンの可能性を残しているが、事実上、高橋選手とKAMIKAZE選手の一騎打ちと言って言いだろう。僅か1ポイント差で迎える11月23日の最終戦決戦。前でゴールした方がチャンピオンというシンプルな状況だけに、どちらの頭上に栄冠が輝くか!?

レース風景
3番手以下も接戦だったが#66横地選手が表彰台に上がった。中西選手、山浦選手も悔しいレースとなったが、最終戦で、その悔しさを晴らしたいだろう。
レース風景
「何をやっても空回りしてしまった」と言う高橋響太選手。ポイントリーダーとして迎える最終戦は、どんな走りを見せてくれるか!?
Super-FJ第5戦リザルト

Winner's Interview
S-FJ表彰式

KAMIKAZE選手 優勝 KAMIKAZE選手
「後ろにいるのが山部選手だったので、すごいプレッシャーでしたが、何とか前でゴールできました。マシンはメカニック、チームのおかげで最高の状態でしたし、安定して走ることができました。高橋選手も最終戦は黙っていないと思いますし、練習を積んで全力で臨みたいです」

2位 山部貴則選手 3位 横地昌重選手
山部貴則選手「久しぶりのスーパーFJ参戦です。予選では、KAMIKAZE選手を引っ張らなくてはいけないシチュエーションになってしまい、チームメイトですし、そのままアタックしました。スタートは決まって1コーナーで2番手に上がってKAMIKAZE選手を追ったのですが、予選での差が大きかったですね。最終戦も出る予定なので、次回はガチで勝ちに行きます」 横地昌重選手「スタートが決まらず3番手に下がってしまいました。その後も前を追っていたのですが、第1ヘアピンでミスしてしまい前に置いて行かれてしまったのが残念です。ただ、ペースは悪くなかったですし、レースウイーク中に周りのライダーと自分との差を見つけることができたので、次回こそ優勝をたいですね」

秋山健也選手 優勝 秋山健也選手
「走る度にマシンセットは進んでいて、決勝はレースウイークでは、一番いい状態でした。ここ2戦は、練習ができていないので、次回は1回ぐらい事前にテストをしておきたいですね。もう最終戦になってしまうので、うまくまとめていいレースをしてシーズンを締めくくりたいです」

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