JAF 筑波スーパーFJ選手権 第3戦・筑波ツーリングカー選手権 第2戦

JAF 筑波スーパーFJ選手権 第3戦・筑波ツーリングカー選手権 第2戦 5月24日(日)開催
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Super-FJ
山浦選手がポールtoフィニッシュで 今シーズン2勝目をマーク!

前戦はトップを争っていた山浦聖人選手と秋山健也選手が接触し、単独3番手を走っていたKAMIKAZE選手が勝利するという三者三様でスッキリしないレースとなっていただけに、今回は、正々堂々といいレースにしようという気合いが予選から感じられていた。セッション序盤をリードしたのは、本来の実力を発揮し始めた秋山選手だった。
レース風景
ポールポジションからスタートを決めた#10山浦聖人選手が真っ先に1コーナーに入って行く。KAMIKAZE選手は2番手で続くのだが…。
各選手は、一度、ピットインし、セッション終盤のタイムアタックに入っていく。ここでリーダーボードのトップを奪ったのは59秒336をたたき出した山浦選手だった。KAMIKAZE選手もいいペースで走っていたが、59秒351と僅かに届かず、山浦選手の初ポールポジションが決定した。
「予定通りに進んだわけではなかったのですが初めてのポールポジションを獲得できました。タイム差もないですし、決勝は、KAMIKAZE選手、秋山選手も来ると思いますし、今回は3人で表彰台に上がりたいですね。もちろんポールtoフィニッシュを狙っていきます!」と山浦選手。

一方、KAMIKAZE選手は「途中までいいペースで走ることができていたのでポールポジションを獲れると確信していたのですが、やってはいけないミスをしてしまい、その周がベストタイムでした…。15/1000秒差で2番手になりましたが、山浦選手におめでとうと言いたいです。決勝は、まずスタートから1コーナーが勝負だと思うので集中していきます。トップに立てたらレースを引っ張りたいですね」とコメント。3番手の秋山選手も59秒389と僅差で続いた。「ポールポジションを狙っていたので悔しいですね。セッション序盤は上にいたので一度ピットインして、セッション終盤にコースに戻ったときにアタックしたのですが、1回で決められなかったのが残念でした。決勝で巻き返します」と悔しい予選となった秋山選手。決勝も、この3台による戦いになることが予想された。

後方のグリーンフラッグが退去し、5秒前ボードがシグナルタワーから出されるとレッドシグナルが点灯、そしてブラックアウトし18周のレースはスタートした。しかし、このとき僅かにKAMIKAZE選手が動いてしまう。すぐに止まったものの、ジャンプスタートとなってしまう。
レース風景
序盤に築いたリードを保ちながらレースをリードした山浦選手。今回は一度もトップを譲らずに18周を走り切った。
1コーナーへは、ポールポジションの山浦選手、そしてKAMIKAZE選手、秋山選手、ROCKEY選手、伊藤鷹志選手、太田貴之選手、ハンマー伊澤選手と続いていく。この時点では、まだKAMIKAZE選手にペナルティのボードは出されておらず、レースは進行。山浦選手をトップにKAMIKAZE選手、やや間隔を空けて秋山選手、ROCKEY選手、伊藤選手と続いていた。3周目にKAMIKAZE選手に対し、ペナルティのボードが提示され、すぐにこれを確認すると翌周にはピットに入り、ドライビングスルーペナルティを受けると9番手でコースに復帰する。

トップ争いは、山浦選手がリードし、秋山選手が約1秒後方を走りプレッシャーをかけるが、なかなか勝負を仕掛けるところまでいけない。ベストタイムでは秋山選手が山浦選手を上回っていたが、そのまま山浦選手がトップを一度も譲らずポールtoフィニッシュで今シーズン2勝目を挙げた。秋山選手は、2位に入り、総合での初表彰台に上がった。3位には、S-FJ2戦目の伊藤選手が入り、ROCKEY選手が4位でフィニッシュした。KAMIKAZE選手は、ほぼ最後尾から追い上げ17周目にファステストラップをマーク。最終ラップにもポジションを上げ5位でゴールした。

レース風景
今回も予選からトップを争う走りを見せた#3秋山健也選手。惜しくも届かず2位だったが、総合では初の表彰台となった。
レース風景
ペナルティを受けた後は、ほぼ最後尾から追い上げ5位に入賞し、ファステストラップも記録したKAMIKAZE選手。

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Winner's Interview
S-FJ表彰式
山浦聖人選手 Super-FJ優勝 山浦聖人選手
「スタートは決まったのですが、序盤はKAMIKAZE選手のペースが弱冠速い感じでした。KAMIKAZE選手がペナルティで後退してからも秋山選手が速くて何度もプレッシャーをかけられましたが、ブレーキを丁寧にタイヤマネジメントを考えながら、できるだけ安定して走ることを心がけました。次回は、KAMIKAZE選手と、いいレースがしたいですね」
秋山健也選手 2位 秋山健也選手
「レース序盤にペースをうまく上げられなかったが、そのまま最後まで響いた感じですね。中盤から終盤は同じペースで走れていましたし、勝負するところまで行けなかったのが悔しいですね。総合で表彰台に上がるのは初めてですが、悔しい思いの方が強いですね。次回こそ、勝ちを狙いたいです」
伊藤鷹志選手 3位 伊藤鷹志選手
「マシンはすごくよかったのですが、ドライビングミスがありトップに付いていけませんでした。今回からエンジンが変わったのですが、パワーがあり、ブレーキパッドも初期の制動がいいものに変えたので、ブレーキングで勝負できる状態でしたが、アベレージスピードが足りませんでした。次回は、トップを狙えるようにしたいです」


MASTERS表彰式

KAMIKAZE選手 MASTERS 優勝 KAMIKAZE選手
「スタートがすべてでした。1コーナーで前に出ることを狙っていたのですが、タコメーターを見ながら半クラッチをあてたら、少し動いてしまい、すぐにブレーキをかけたのですが、ピットスルーペナルティ…。今回はクルマの状態もよかったですし、自分のミス。ただ序盤は山浦選手といいバトルができていましたし、ファステストラップも獲れたので次回につながるレースになったと思います」

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