筑波シリーズ ≪開催レポート≫

JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズ第3戦・筑波ツーリングカー選手権第2戦

筑波シリーズトップページ

筑波17ランキングを見る

筑波サーキットキャラクター

Super-FJ

大竹将光選手が開幕3連勝を達成!
KAMIKAZE選手は無念のペナルティ

今シーズンも強さを見せている大竹将光選手に、打倒大竹に燃えるKAMIKAZE選手、そして成長著しい#8岩澤優吾選手が、どこまでトップに迫ることができるかが注目されたシリーズ第3戦。

公式予選では、まず大竹選手がリーダーボードのトップに立ち、各選手はタイムを縮めて行く。#31大竹選手が1分00秒035まで縮めると、これを#9KAMIKAZE選手が1分00秒026で上回りトップに立つ。その後、#9KAMIKAZE選手は、真っ先に59秒台に突入し、59秒738、59秒696とタイムを縮めて行く。一方、#31大竹選手も59秒742をマークし2番手に上がって来るが、それ以上タイムを縮められず、#9KAMIKAZE選手がポールポジションを獲得した。「大竹選手に3連勝させてしまうとチャンピオンへの権利が、ほぼなくなってしまうので、今回は一矢を報いたいですね。まずはスタートを決めて1コーナーをトップで入り、オープニングラップをトップで戻ってくることですね。後は大竹選手と岩澤選手とのバトルを楽しみますよ」とマシンの調子もよくKAMIKAZE選手は、決勝に向けて自信のコメントをしていた。
2番手となった#31大竹選手は「クリアラップが取れていましたし、かなりアタックしていたのですが、タイムが出ませんでした。KAMIKAZE選手は、暑くなってくると速いので、予選はやられてしまいましたが、クルマはいい状態なのでスタートで前に出られればいいですね」とコメント。3番手に59秒948の#8岩澤選手、4番手に1分00秒094の#66横地昌重選手、5番手に1分00秒138の#83島倉選手、6番手に1分00秒200の#11Rocky選手と僅差で続いた。

そして迎えた決勝。ダミーグリッドに整列し、後方でグリーンフラッグが振られると、5秒前のボードが提示される。このときポールポジションの#9KAMIKAZE選手は、わずかに動いてしまい、慌ててクラッチを切るがシグナルはレッドからブラックアウトとなっていた。この動きを見ていた#31大竹選手は、1コーナーへのブレーキングをギリギリまで我慢し、アウトからズバッと前に出て行く。
#9KAMIKAZE選手が2番手、#8岩澤選手、#83島倉選手、#66横地選手と続いて行く。#31大竹選手がレースをリードし、#9KAMIKAZE選手がピタリとマーク。#8岩澤選手も続いていたが、1コーナーでミスがあり、トップ2台に離されてしまう。#31大竹選手と#9KAMIKAZE選手の一騎打ちとなると思われたが、#9KAMIKAZE選手に対し、ブラッグフラッグが提示される。ジャンプスタートのドライビングスルーペナルティだった。これを見た#9KAMIKAZE選手は、7周目にピットに入ると、最後尾までポジションダウン。これでトップを走る#31大竹選手は独走となり、そのまま18周を走り切りチェッカー。開幕3連勝を達成した。2位に、単独走行となっていた#8岩澤選手が入り、自己最高位を更新。3位争いは、#83島倉選手と#66横地選手が接近戦を繰り広げていたが#83島倉選手が前でチェッカーを受けた。しかし、レース後の車検で最低重量違反となり#66横地選手が3位となった。4位に#71前田大道選手、5位に#3秋山健也選手と続き、その背後までファステストラップを出し追い上げた#9KAMIKAZE選手が6位となった。

レポート レース風景

巧者振りを発揮しトップに立った#31大竹をピタリとマークする#9KAMIKAZE。このバトルが最終ラップまで続くかと思われたが…。

レポート レース風景

思い切ってアウトから仕掛けて行った#31大竹選手がホールショット! レースを決めたシーンと言っても過言ではない。

レポート レース風景

自己最高位を更新する2位入賞も、勝ちを意識していた#8岩澤優吾選手にとっては悔しさが上回るレースとなった。

レポート レース風景

最終ラップまで3位争いを繰り広げた#83島倉選手と#66横地選手だったが、#83島倉選手が失格となり、#66横地選手が3位となった。

Winner's Interview

S-FJ 表彰台

大竹将光選手

優勝
大竹将光選手

「レース前にKAMIKAZE選手に1コーナーは“インでもアウトでもしめるからな”と言われていましたが、スタートでKAMIKAZE選手が動いたのが見えたので、加速がにぶったと思い、1コーナーのブレーキング勝負に行きました。ひたすら奧まで我慢しましたね。KAMIKAZE選手のペナルティがなければ、最後までついてきていたと思いますし、次回は、最後までバトルをしたいですね」
岩澤優吾選手

2位
岩澤優吾選手

「スタートでKAMIKAZE選手がミスしたのが見えたのですが、ホイールスピンさせてしまい前に進みませんでした。そこからは、前についていけばいいと思っていましたし、ペース的にも問題なかったのですが、1コーナーでシフトをミスしてしまい、一気に離されてしまいました。結果的に2位でしたが、今回は勝ちを狙えると思っていたので悔しいです」
横地昌重選手

3位
横地昌重選手

「レース内容は、正直よくなかったですね。いろいろ走り方を変えたり、今までしていなかったセッティングをしたりしているのですが、なかなかいい方向に行っていないのが現状です。ただ、その中でクルマが、どう動くか今後の参考になったので、次回まで、少し時間があるので、いろいろ試してトップ争いに絡んで行きたいですね」

Winner's Interview

S-FJ 表彰台

秋山健也選手

MASTERS 優勝
秋山健也選手

「予選がうまく行かずポジションが悪かったのが決勝に響きました。ただレースでは、マシンの調子もよく、バトルを楽しむことができました。第2ヘアピンでミスしたところを抜かれてしまったのが悔しいですが、また次回は、一からやり直します」
KAMIKAZE選手

MASTERS 2位
KAMIKAZE選手

「とにかく1コーナーを獲る! という強い意志のもと、スタートではギリギリのところでクラッチミートを我慢していたのですが、少し動いてしまい、クラッチを切ったところシグナルを見たらブラックアウトしていました。そこから何とか1コーナーへ大竹選手と並んで入って行ったのですが、かわされてしまいました。その後、ついて行くことができたので、すごくいい調子でしたが、ブラックフラッグが振られているのを見てピットに入りました。そこからは、ひたすら追い上げるだけ追い上げました。ポールポジションとベストラップを獲れたことが、今回の収穫だったと思います」

page_top