筑波シリーズ ≪開催レポート≫

JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズ第3戦・筑波ツーリングカー選手権第2戦

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ttc1400 Rd.2

田中千夏選手が激戦を制し復帰2戦目で優勝!

この日、朝一番の8時から行われた公式予選。田中千夏選手が3周目の計測で1分08秒474を出しトップに立つが、山本純一選手が、これを上回る1分08秒367をマークしポールポジションを獲得。3番手に八代勝也選手が1分08秒626、4番手に須田真二選手が1分08秒932と続き、ここまでが1分08秒台。前回のウイナー貴島康博選手は、マシントラブルに見舞われ1分09秒121で6番手となっていた。

決勝は、いきなり波乱の展開となる。ダミーグリッドからウォーミングアップ走行に入ろうと先導のセーフティーカーが動き出すが、ポールポジションの山本選手が動けない。燃料系のトラブルが発生してしまいマシンはピットロードに押し出され無念のリタイア。そしてポールポジション不在のまま、レースはスタート。横一線に並びながらも、イン側を取った八代選手がトップで1コーナーに進入。田中選手、荒川智弘選手、須田選手と続いて行く。オープニングラップは、そのまま八代選手が制しレースをリード。田中選手が、そのテールをピタリとマークし、一騎打ちのトップ争いを展開。やや間隔を空けて須田選手と貴島選手がトップを追う。貴島選手は、7周目の1コーナーで須田選手をかわして3番手に上がるとペースを上げ、トップ2台に迫って行く。10周目には、このレースのファステストラップをマークするとトップグループは三つ巴のバトルになる。トップを走り続けていた八代選手は、ミッショントラブルを抱えながら必死にトップをキープしていたが13周目のダンロップブリッヂ下の左コーナーでギアが入らず失速。田中選手と貴島選手の2台一気にかわされてしまい3番手に後退。その背後につけていたものの、再び勝負を仕掛ける余力は残っていなかった。これで田中選手と貴島選手の一騎打ちとなったトップ争いは、最終ラップの最終コーナーのブレーキングで貴島選手が並びかけるが、田中選手がこれを抑え切りチェッカー! 田中選手が復帰2戦目で優勝を飾った。貴島選手は悔しい2位も清々しい表情。3位の八代選手も次戦に雪辱を誓っていた。

レポート レース風景

最後まで激しいトップ争いが繰り広げられたTTC1400。見応えのあるレースを制したのは#11田中千夏選手だった。#9貴島康博選手、#72八代勝也選手、#64須田真二選手と続いてチェッカーを受けた。

レポート レース風景

ミッショントラブルを抱えながらも必死にトップをキープした#72八代勝也選手。#11田中千夏選手も隙あらば抜こうと攻めて行った。

レポート レース風景

スタート直後の加速合戦! 4台が、まさに横一線で1コーナーに入って行き、イン側の#72八代勝也選手がトップに浮上する。

レポート レース風景

ポールポジションを獲得した#39山本純一選手だったが燃料系にトラブルが発生してしまいレースを戦うことなくマシンを降りることに。

Winner's Interview

ttc1400 表彰台

田中千夏選手

優勝
田中千夏選手

「車体はよかったのですが、エンジンが今ひとつの状態だったのでコーナリングスピードを上げる方向で勝負するしかなかったのですが八代選手が速かったので難しいレースでした。八代選手のトラブルがなければ勝つことができたか分かりませんでしたし、最後の貴島選手のアタックも何とか抑え切ることができただけです。ただ、すごくいいレースができたと思います。レースを見て楽しんでもらえたのであれば幸いです」
貴島康博選手

2位
貴島康博選手

「予選までトラブルが出ていてドタバタしていましたが、決勝では、チームのおかげで解決して走ることができました。ただ、グリッドが少し後方だったので、どこまで追い上げることができるか分からなかったのですが、10周目辺りでスパートすることを決めて、全力で攻めました。直ったとはいえ、ストレートで離されてしまう状態だったので最後はブレーキングで頑張ってみましたが、かわすところまで行けなかったので大人の走りで引きました。久しぶりにおもしろいレースができました」
八代勝也選手

3位
八代勝也選手

「ポールポジションの山本選手がスタートできず、こうゆうときにチャンスを引き寄せないと…、と思いトップを走っていたのですが…。レースになってミッショントラブルが出てしまい、どんどん症状が悪化していっていました。無理矢理ねじ込んで何とか走っていたのですが、アップ側が入らなくなってしまい残念です。トラブルの原因を確認して、しっかり次回に備えます」

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