筑波シリーズ ≪開催レポート≫

JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズ第6戦・筑波ツーリングカー選手権第5戦

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Super-FJ

スタートダッシュを決めた
秋山健也選手が勝利をつかむ!

秋晴れで迎えた筑波スーパーFJシリーズ最終戦。前戦で2年連続チャンピオンを決めた大竹将光選手のエントリーは、なく、チームメイトのサポートにまわっていた。前日の練習走行では、秋山健也選手が速さを見せており、最終戦の優勝候補の最右翼と見られていた。秋山選手は、前半戦にKAMIKAZE選手が乗っていたRD10Vを今回だけ借り受けて参戦。ゼッケンも3ではなく9でのエントリーとなっていた。

公式予選では、暫定ランキング2番手につける#66横地昌重選手がセッションをリード。ドライビングスタイルを改造中で、徐々にいい方向に進んでいるとのコメント通り、1分00秒077までタイムを縮めポールポジションを獲得。2番手に#83島倉世名選手が1分00秒169でつけ、#9秋山選手は1分00秒177で3番手となった。#9秋山選手は、最後のアタックでセクター1では自己ベストで来ていたが、第2ヘアピンでガス欠の症状が出てしまいアタックを止めていた。

予選4番手に1分00秒257の#7本田千啓選手、予選5番手に1分00秒279の#71前田大道選手、予選6番手に1分00秒406の#90上吹超哲也選手と続き、ここまでが1分00秒台だった。

12時の時点で気温は21.4度、路面温度は31.4度という10月下旬にしては暑いコンディションの中、決勝レースは、スタートした。シグナルがブラックアウトし、フロントロウの#66横地選手と#83島倉選手は、やや加速が鈍ったところ、好スタートを切った#9秋山選手が一気に前に出て1コーナーへトップで入って行く。#66横地選手、#83島倉選手、#7本田選手、#72前田選手、#90上吹超選手、#55高橋三徳選手と続いて行くが、オープニングラップで#90上吹超選手が遅れ、最後尾に落ちてしまう。

トップに立った#9秋山選手は、オープニングラップで2番手の#66横地選手を引き離して2周目に突入。主導権を握り、レースをコントロールして行く。横地選手も、その差を詰めて行くが、#83島倉選手は、トップ2について行けず単独走行となって行く。4番手に本田選手、5番手に前田選手、6番手に高橋選手がつけ、#82稲生幸敏選手を先頭に#10ユウジロウ選手、#71林寛樹選手が接近戦で7番手争いを繰り広げ、4周目に#10ユウジロウ選手が#82稲生選手をかわし7番手に浮上する。

トップを走る#9秋山選手は安定した速さを見せトップを快走。そのテールを#66横地選手がマークし、15周目にファステストラップをマークするが、勝負できるところまで行けない。18周のレースは、#9秋山選手が#66横地選手を抑えきりチェッカー。#9秋山選手は、昨年の第2戦以来の優勝を飾った。#66横地選手は、0秒475差の2位。3位に#83島倉選手が入った。4位に#7本田選手が入り、前戦で2位だった#72前田選手はトラブルを抱え悔しい5位。6 位に#55高橋選手が入り、今回がレースデビューという#10ユウジロウ選手が7位、2度のスピンから追い上げた#90上吹超選手が8位、#82稲生選手が9位、#71林選手が10位でチェッカーフラッグを受けた。

レポート レース風景

終始レースをリードした#9秋山健也選手。そのテールに食らいついて行った#66横地昌重選手。来シーズンは、この2人を中心にタイトル争いが繰り広げられるか!?

レポート レース風景

マシンを貸与し、秋山選手のサポートにまわり優勝を託したと言うKAMIKAZE選手。優勝を決めた秋山選手と共に笑顔を見せた。

レポート レース風景

ドライビングスタイル改造が、いい方向に行っているという#66横地選手は惜しくも2位。来シーズンは優勝はもちろん、タイトルを狙いたい。

レポート レース風景

浮き沈みが激しいシーズンとなった#83島倉世名選手。最終戦は予選2番手、決勝3位となり今季2度目の表彰台に上がり2018年を戦い終えた。

Winner's Interview

S-FJ 表彰台

秋山健也選手

優勝
秋山健也選手

「スタートが、うまく決まり、前の2台が遅れていたので、うまく前に出ることができました。トップに立ってからは、後ろの感覚を見つつ、ペースを保って行きました。ずっとトップを走って勝つのは、本当に久しぶりですね。これもマシンを貸してくださったKAMIKAZE選手、そしてチームのおかげです。マシンは、すごくよかったので速く走ることができましたが、今度はKKSで勝ちたいですね」
横地昌重選手

2位
横地昌重選手

「すべてはスタートでした。出足は悪くなかったのですが、2速につなげるところで遅れてしまい前に行かれてしまいました。秋山選手の後ろにつけて、プッシュして行ったのですが詰め切れずに2位でゴールとなりました。改造中のドライビングスタイルは、予選から、いい方向に来ていますし、もっと練習すれば速く走ることができると思います。今シーズンも多くの皆さんに支えられ、最終戦まで戦うことができました。本当にありがとうございます。来シーズンは、まず1勝、そしてシリーズチャンピオンを狙えるようにチャレンジして行きたいと思っています」
島倉世名選手

3位
島倉世名選手

「スタートでホイールスピンをさせてしまい、1速から2速へのシフトアップもミスしてしまい出遅れてしまいました。その後も、トップの2台に、ついて行くことができなかったので悔しかったです。今シーズンは、いろいろ学ぶことができたので、この経験を来シーズンに生かして、もっと速くなれるようにしたいです」

masters 表彰台

ユウジロウ選手

MASTERS 2位
ユウジロウ選手

「ZAP SPEEDのオーディションに合格して、今回が初めてのレースでした。表彰台に上がったことは不思議な気分でしたが、総合では7位なので、今回レースを走り切ったことで得た経験を生かして、もっともっと上に上がって行きたいと思っています」

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