JAF筑波スーパーFJ選手権第1戦
JAF筑波ツーリングカー選手権第1戦

2013 TSUKUBA SERIES リードコピー
筑波スーパーFJ選手権 第1戦・筑波ツーリングカー選手権 第1戦 3月24日(日)開催
TOP Super-FJ TTC1600 TTC1400 GALLERY 全車撮影
Super-FJ
16歳の超新星・根本悠生選手現る! コースレコードを更新しポールtoフィニッシュ!!
ポールポジションスタートの根本選手が出遅れるが、その後の加速でイン側をキープしつつ何とかトップのまま1コーナーへ。2013 JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズが3月24日(日)よりいよいよスタートした。今年は、今回の開幕戦から11月24日(日)まで全6戦のスケジュールで開催。昨年のチャンピオン黒岩巧選手、ランキング2位の仁木圭之選手が卒業。高橋響太選手がチャンピオンチームのIDI・ROMANTEミストに移籍。前田大道選手がシンフォニアED北野エースのマシンをドライビングするなど、新しいシーズンらしい変化があった。

また、今シーズンよりJAF地方選手権レースの表彰とは別に、参加年齢35歳以上によりマスターズクラスを設け、過去にS-FJやFJ1600に参戦した方、フォーミュラへ憧れた方などに、フォーミュラレースの醍醐味を楽しんでいただこうと始まったクラス。開幕戦は6台のエントリーが集まり、かつてのチャンピオンやF4経験者などが出走した。

オープニングラップから他を圧倒し筑波スーパーFJ初優勝を飾った#2根本選手。彼にとっては通過点に過ぎないのかもしれない。路面は何とか乾きドライコンディションでのタイムアタックとなった公式予選。今シーズンよりスーパーFJにステップアップ、今回のレースが3回目のレースとなる16歳の新生・根本悠生選手が素晴らしい速さを見せた。59秒台前半から58秒台に入ると、11周目のアタックで58秒171というコースレコードをマークし、ポールポジションを獲得した。
「鈴鹿、ツインリンクもてぎでポール to ウインしているので、筑波でも達成したいですね。筑波は去年スーパーカートで2位に入っていますが、スーパーFJでは一回練習しているだけです。チームがうまくサポートしてくれているので、決勝も勝つことだけを考えて走ります」と自信のコメント。

チャンピオンチームに移籍した高橋選手。「根本選手の走りはいい刺激になりました。次回は勝てるように頑張ります」とコメント。2番手に高橋選手が58秒481、3番手に前田選手が58秒860で続き、4番手にマスターズトップとなるKAMIKAZE選手が58秒927で食い込んだ。

ポールポジションの根本選手がスタートでやや出遅れ、そのイン側から3番手グリッドの前田選手が並びかけていく。アウト側からは、セカンドグリッドの高橋選手が加速しながら1コーナーを目指すが、根本選手がイン側を締め何とかトップをキープしたまま1コーナーに入っていく。オープニングラップからハイペースで飛ばす根本選手を高橋選手がピタリとマーク。やや感覚を空けて前田選手、KAMIKAZE選手、大野悟選手、栗原浩選手と続いていく。2周目に入ると根本選手のペースがさらに上がり、ジリジリと高橋選手との差をつけていく。高橋選手と前田選手の差も広がり、それぞれ単独走行となっていく。

F4から転向、マスターズクラス優勝のKAMIKAZE選手は、総合5位でフィニッシュ。「スーパーFJは乗っていておもしろいですよ!」。独走態勢に入った根本選手は、10周目に58秒200というファステストラップをマーク。2番手を走る高橋選手もいいペースだったが、それを大きく上回る速さを見せつけポール to フィニッシュで筑波スーパーFJ初優勝を飾った。高橋選手が8秒198差の2位でゴール。3位には、追い上げのレースを見せた大野選手が入り、前田選手は悔しい4位。5位にマスターズクラス最上位のKAMIKAZE選手が入った。6位に栗原選手、7位に韓国人ドライバーのファン・ド・ユン選手が入賞した。8位の秋山健也選手は久々の筑波選手権復帰。マシンが仕上がってくれば総合でもトップ争いに加わってきそうだ。
Super-FJ第1戦リザルト→

Winner's Interview

S-FJ表彰式
根本悠生選手
優勝 根本悠生選手
「初心者のようなスタートをしてしまい出遅れてしまったのですが、何とかトップを守って1コーナーに入れたのでよかったですが危なかったですね。その後は、落ち着いてタイムにバラつきもなく走ることができたのですが、バックマーカーをうまく処理できなかったのが課題です。鈴鹿、もてぎに続いてポール to ウインができたので、よかったです。筑波シリーズにはフル参戦する予定なので全勝を目指します」

高橋響太選手
2位 高橋響太選手
「優勝するために今のチームに入らせてもらいましたし、練習のときから取り組み方を変えてやってきました。これが今の自分の実力だと思いますが、それをバネにもっとレベルアップしていきたいと思っています。タイヤが冷えているときは、それほど差はなかったですし、あと5戦ありますし、勝てるように頑張ります」 大野 悟選手
3位 大野 悟選手
「スタートでシフトミスをしてしまい出遅れてしまいました。マシンのセットも今ひとつ詰め切れないままレースを迎えてしまっていましたので、何とか表彰台に上がることができた感じです。周りの選手の方が速かったですし、課題はいっぱい残りました。次回は、その課題を克服して優勝を狙っていきたいです」

MASTERS表彰式
KAMIKAZE選手
MASTERS優勝 KAMIKAZE選手
「予選で58秒台を出せたのはよかったですが、決勝がスタートしてからは2周目に足はつるし、レース終盤は体力的に厳しかったですね。次回は、もっとトレーニングをして万全の体制で臨まないといけませんね。スーパーFJは走っていておもしろいですよ! マスターズ初代チャンピオンは、もちろん、総合でも前の方を走りたいですね」

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