路面は何とか乾きドライコンディションでのタイムアタックとなった公式予選。今シーズンよりスーパーFJにステップアップ、今回のレースが3回目のレースとなる16歳の新生・根本悠生選手が素晴らしい速さを見せた。59秒台前半から58秒台に入ると、11周目のアタックで58秒171というコースレコードをマークし、ポールポジションを獲得した。
「鈴鹿、ツインリンクもてぎでポール to ウインしているので、筑波でも達成したいですね。筑波は去年スーパーカートで2位に入っていますが、スーパーFJでは一回練習しているだけです。チームがうまくサポートしてくれているので、決勝も勝つことだけを考えて走ります」と自信のコメント。
独走態勢に入った根本選手は、10周目に58秒200というファステストラップをマーク。2番手を走る高橋選手もいいペースだったが、それを大きく上回る速さを見せつけポール to フィニッシュで筑波スーパーFJ初優勝を飾った。高橋選手が8秒198差の2位でゴール。3位には、追い上げのレースを見せた大野選手が入り、前田選手は悔しい4位。5位にマスターズクラス最上位のKAMIKAZE選手が入った。6位に栗原選手、7位に韓国人ドライバーのファン・ド・ユン選手が入賞した。8位の秋山健也選手は久々の筑波選手権復帰。マシンが仕上がってくれば総合でもトップ争いに加わってきそうだ。
「初心者のようなスタートをしてしまい出遅れてしまったのですが、何とかトップを守って1コーナーに入れたのでよかったですが危なかったですね。その後は、落ち着いてタイムにバラつきもなく走ることができたのですが、バックマーカーをうまく処理できなかったのが課題です。鈴鹿、もてぎに続いてポール to ウインができたので、よかったです。筑波シリーズにはフル参戦する予定なので全勝を目指します」