新しいシーズンが始まった。2017年よりエンジンがK20Aのスタンダードとなったのが大きな変化だ。タイヤは、横浜ADVANと変わらないが今年モデルのものは、グリップが上がっていると言う。パワーは落ちたが、タイヤをうまく使えばコーナリングスピードが上げることができる。また、マスターズクラスは、今年から40歳以上となり、秋山健也選手は、マスターズから外れることになった。
公式予選では、大竹将光選手が真っ先に59秒台に入れリーダーボードのトップに立つと、その後をジリジリとタイムを削って行き、最終的には、59秒107をマークし、ポールポジションを獲得した。「練習ではユーズドでもいいフィーリングでした。ニュータイヤを履いてもバランスがよかったので、安心して攻めることができました。決勝でも、スタートさえミスしなければ行けると思います」と大竹選手は自信のコメント。
2番手に「今年はダンパーを変えていい感じです」という秋山選手が59秒450でつけ、3番手に59秒658をマークしたKAMIKAZE選手と続き、トップ3が59秒台。以下、中村俊行選手、ROKEY選手、小西岬選手と1分00秒台で続いた。
この日、大トリのレースとして行われたSUPER FJ決勝。ポールポジションからスタートした大竹選手がトップをキープして1コーナーに入って行くと、3番手グリッドのKAMIKAZE選手が2番手に、5番手グリッドのROKEY選手が3番手に浮上。その後方では、中村選手が秋山選手のインに入って行くが、秋山選手が抑える。オープニングラップは、大竹選手が制し、2番手のKAMIKAZE選手をやや引き離して戻ってくる。大竹選手は、決勝でも、ただ一人59秒台に入れるペースで周回。これを追いたいKAMIKAZE選手だったが、コースイン直前に電気系トラブルが発生し、マシンをいたわりながらの走行を余儀なくされていた。その後方では、ROKEY選手、秋山選手、中村選手が三つ巴の3位争いを展開。小西岬選手を挟み、稲生幸敏選手をかわしたルーキーの村田修治選手、大森邦浩選手をかわした本多千啓選手が、それぞれポジションを上げて来る。
その後、接近戦を展開した3位争いだったが、順位の変動はなく、大竹選手が独走で開幕戦を制した。2位にKAMIKAZE選手、3位に後続を抑え切ったROKEY選手と続き表彰台に上がった。
予選から圧倒的な強さを見せた大竹将光選手。今シーズンは大竹選手を中心に進んで行きそうだ。
オープニングラップを終え、2番手以下を引き離しにかかる#1大竹選手。これを#9KAMIKAZE選手が追う。
今回はマシントラブルを抱えてのレースとなってしまったKAMIKAZE選手。次回は巻き返したいところだ。
接近戦を演じた3位争い。#3秋山選手が#11ROKEY選手を執拗に攻めるが、かわせずに終わる。
優勝
大竹将光選手
2位 MASTERS 優勝
KAMIKAZE選手
3位
ROKEY選手
MASTERS 2位
中村俊行選手