レースウイークは、ハッキリしない天候が続き、雨も多かったが、日曜日は、朝から晴れ間も見え、9月の終わりとしては蒸し暑い一日となった。
20分間で争われた公式予選。今回は、第4戦の順位でコースイン。ここまで4連勝中の#31大竹将光選手を先頭にピットアウトして行く。大方の予想通り#31大竹選手がリーダーボードのトップに立ち、1分00秒316、1分00秒041、1分00秒033とタイムを縮めて行くが、1分を切りそうで切れない。そして10周目のアタックで59秒870と、何とか1分を切りポールポジションを獲得した。
「なかなかタイムが出なかったので、余計な周回が増えてしまいました。本当は、もっと早い段階で59秒台前半を出したかったのですが、自分自身の調子がよくないですね。クルマの方は、チームのおかげでバッチリなので、決勝は気持ちよく勝って終わりたいです」と大竹選手。それでも周回数は短い方であり、1分を切ったのも、一人だけだっただけに、決勝も、いつもの独走パターンになることが予想された。
2番手にスポット参戦の#71前田大道選手が1分00秒156、3番手に#66横地昌重選手が1分00秒217、4番手に#7本田千啓選手が1分00秒495、5番手に#3秋山健也選手が1分00秒637、6番手に#11Rocky選手が1分00秒927と1分00秒台で続いた。
18周で争われた決勝。ポールポジションから#31大竹選手が好スタートを切り真っ先に1コーナーをクリア。#71前田選手、#66横地選手と続き、#11Rocky選手が4番手にポジションアップし、#7本田選手、スタートで出遅れてしまった#3秋山選手と続いて行く。#31大竹選手は、オープニングラップから後続を引き離し、1周で約0.8秒差をつける速さを見せあっと言う間に独走態勢を築いて行く。2番手争いは、#71前田選手と#66横地選手が繰り広げ、#11Rocky選手が単独で4番手、5番手争いを#7本田選手と#3秋山選手が繰り広げていた。
トップを独走する#31大竹選手は、筑波スーパーFJの集大成とも言えるレースをノビノビと攻め、11周目に予選タイムに迫る59秒953をマーク。2位に15秒907もの大差を築きトップでゴール。開幕戦以来、傷無しの5連勝を飾り2年連続シリーズチャンピオンを決めた。
2位には、レース終盤厳しくなると予想していた#71前田選手が#66横地選手を抑えきってゴール。#66横地が3位となった。以下、4位に#11Rocky選手、5位に#7本田選手、6位に#3秋山選手、7位に#55高橋三徳選手、8位に#90上吹越哲也選手と続き、#83島倉世名選手は、レース途中にリタイアしている。
オープニングラップだけで、後続をこれだけ引き離して来た#31大竹選手。恐らく最後の筑波S-FJとなるだけに思いっきり攻めて行った。
スポット参戦の#71前田選手は、ようやく自分自身の走りができてきたようだ。次戦は、どんなレースを見せてくれるのか!?
ドライビングスタイルを改造中という#66横地選手は3位入賞。最終戦に間に合わせることができるかが好成績につながるカギとなりそうだ。
予選、決勝と今ひとつ精彩のなかった#11Rocky選手。最終戦は、ポールポジション、優勝を狙うと力強くコメントしてくれた。
優勝
大竹将光選手
2位
前田大道選手
3位
横地昌重選手
MASTERS 優勝
秋山健也選手