筑波ツーリングカー選手権シリーズ第3戦 [ 8月21日(日)開催 ]

筑波ツーリングカー選手権シリーズ第3戦《開催レポート》
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 TTC1600 REPORT[2011年8月21日(日)開催]
 6台がエントリーした第3戦。ヘビーウエットとなった公式予選では、今回スポット参戦してきたEK-9を駆る中林大輔選手がポールポジションを獲得。2番手に2連勝中の蘇武喜和選手がつけ、この2人が1分09秒台をマーク。決勝もマッチレースになるかと思われた。
 レースがスタートすると、まず中林選手がトップに立ちレースをリード。蘇武選手が、そのテールをピタリとマークし、チャンスを伺う。さらに小林明裕選手も加わり、トップ争いは三つ巴の戦いとなっていく。2周目の第2ヘアピンの手前で黄旗が振られており、遅いクルマがトップ争いの前に現れる。これを見た中林選手は、第2ヘアピンの加速が弱冠鈍り、そのスキに蘇武選手が前に出ていく。EG6を駆る蘇武選手は、レース終盤にファステストラップをマークする走りでトップのままゴール。見事3連勝を飾った。中林選手が2位、小林選手が3位でチェッカーフラッグを受けた。
レース風景

2008年のS-FJチャンピオンでもある中林選手がポールポジションから好スタートを切る。

蘇武喜和選手
優勝 蘇武喜和選手
「今回は、バトルがあって、おもしろいレースでした。予選は雨でしたがドライになることを願っていました。中林さんが速いのは分かっていたので、スタートしてからチャンスを伺っていましたが、第2ヘアピンで中林さんがミスをしたので、前に出ることができました。次回も、楽しいレースがしたいですね」
第1戦、第2戦と独走のレースとなっていた蘇武選手。中林選手とのバトルに打ち勝ち3連勝を達成。 レース風景
レース風景 チェッカーフラッグの瞬間。バックマーカーが入り、蘇武選手が中林選手を約2秒引き離してゴール。


 TTC1400 REPORT[2011年8月21日(日)開催]
レース風景

好スタートを見せたのはポールポジションの井上選手。このままレースをリードしていくのだが…。
 公式予選では、ポイントリーダーの井上佳亮選手が2番手に1秒以上の差をつけてポールポジションを獲得。決勝もスタートからレースをリードしていく。この井上選手に肉薄したのは、菅原芳武選手だった。守る井上選手、インに入りたい菅原選手。このバトルの結末は、意外な形で決着してしまう。最終ラップの第2ヘアピン出口で、井上選手に菅原選手が接触。菅原選手がトップ、何とかクルマを立て直した井上選手が続いてチェッカーを受けるが、菅原選手に40秒のペナルティが加算されたため、井上選手が優勝。今シーズン2勝目を挙げた。2位に河原健二選手、3位に船木宏選手と続いた。菅原選手は7位という結果となった。

レース風景 終止テール to ノーズで展開されたTTC1400のトップ争い。最終ラップの第2ヘアピンでの接触がなければ…。
トップ争いの後方では、河原選手、田中千夏選手、船木選手がバトルを展開していた。 レース風景
井上佳亮選手
優勝 井上佳亮選手
「レースは、スッキリしない終わり方でしたがポールポジションとファステストラップをマークして、ドライでも速く走れたので満足しています。雨の予選では、2番手に差があったので“楽勝かな?”と思っていたのですが、そううまくいきませんね。最終ラップの最終コーナーで接触があったのですが、うまくこらえられてよかったです。今回もチームの皆さんのおかげで勝つことができました」

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