筑波シリーズ ≪開催レポート≫

JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズ第4戦

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ttc1400 Rd.3

山本純一選手が独走!タイトル獲得に前進!!

開幕戦を制した山本純一選手、第2戦を制した井上俊樹選手、2戦連続で2位の筒井一樹選手の3名がシリーズポイントでは同一で並ぶという状況で後半戦に突入となったTTC1400。エンジン排気量が1400cc以下のN1車両で争われるクラスで、今回も参加車両全車EP82スターレットである。

まだ路面が完全には乾ききっていないタイミングの午前8時50分に予選セッションはスタート。アタック中にミスをしてしまったといいながらも山本選手が1分08秒534のタイムでポールポジションを獲得。その山本選手にコンマ3秒足りず、2番手に筒井選手が入った。筒井選手としては今シーズンまだ優勝していないだけに、このポジションから一気に前に行きたいところだろう。そして、井上選手はエンジンをオーバーホールしてから調子が悪いと嘆きながらもきっちり3番手に収まった。

全15周で争われる決勝レースは午前11時30分過ぎにスタートした。スタートは、ポールポジションの山本選手、そしてその山本選手の真後ろからスタートした井上選手、そしてそれに続く形で筒井選手という順で1コーナーへ入っていく。しかし、その直後、筒井選手が井上選手に接触。井上選手はその場でハーフスピン。最後尾まで下がってしまう。筒井選手は右フロント部に接触痕はあったものの走行を続けていたが、ドライブスルーペナルティーを受けることとなり戦線を離脱。

これにより、山本選手は独走。2番手に浮上したのは山口敦選手だったが、その山口選手と須田真二選手が15周に渡って熱いバトルを展開。この2番手争いは11周目の最終コーナーで須田選手が山口選手のミスを逃さず、須田選手が前に出て、そのままチェッカーとなった。4位には最後尾から追い上げた井上選手が入った。

結果、残る最終戦を前に、シリーズポイントランキングは、山本純一選手が50ポイントで単独トップに立った。続く2番手に40ポイントの井上俊樹選手、3番手に36ポイントの筒井一樹選手となる。次戦は、いよいよ最終戦となるTTC。山本選手がタイトルを手に入れるか!? それとも!?

レポート レース風景

独走でチェッカーフラッグを受けた山本純一選手。この勝利でチャンピオンにグッと近づいた。

レポート レース風景

2位争いを制した#64須田真二選手。次戦は、タイトル争いを左右する存在となるか!?

レポート レース風景

スタートのアクシデントで、うまく2番手に上がった#22山口敦選手だったが…。悔しい3位となった。

Winner's Interview

ttc1400 表彰台

山本純一選手

優勝
山本純一選手

「セオリー通りにやろうと思っていて、その通りに走り切ることができました。今日は皆さんには申し訳ないですが、楽なレースをさせていただきました。ポイントランキングで同点だった二人が接触したことでランキングも楽になりました。何とかこのまま最終戦も行きたいですね」
須田真二選手

2位
須田真二選手

「入賞するとは思っていなかったです。今回はタナボタですが、次回はちゃんと実力で勝ち取りたいと思います。今日は山口選手とどっちがミスをするか、の我慢大会みたいでしたね。もっと練習しなきゃいけないと改めて思いました」
山口敦選手

3位
山口敦選手

「今日のレースのプレッシャーはきつかったですね。2位を獲れたレースですが、ほんのちょっとした油断で3位になってしまって、悔しいです。これを教訓に次は競り勝てるようにしたいと思います」

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