筑波シリーズ ≪開催レポート≫

JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズ第1戦

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貴島康博選手が力強い走りで開幕戦を制す!

昨年、全戦全勝でチャンピオンとなった蘇武喜和選手の姿は、なかったが、今回は17台ものエントリーを集めた。その中に、2012年、2013年のチャンピオンとなった田中千夏選手の名前もあった。公式予選では、1分07秒877をマークし4番手と、まずまずのポジション。ポールポジションは、昨年2戦にエントリーし、蘇武選手を苦しめた貴島康博選手が1分07秒279と好タイムで獲得。2番手に東源夏樹選手が1分07秒666、3番手に八代勝也選手が1分07秒851で続いた。前述の田中選手を挟み、5番手の室岡嘉浩選手までが1分07秒台を記録する予選となった。

15周で争われた決勝。ポールポジションの貴島選手が好スタートを決め、東源選手、八代選手と続き、6番手グリッドスタートの須田真二選手が田中選手をアウトからかぶせて行く。S字コーナーから第1ヘアピンでインを取った須田選手が田中選手をかわすが、すぐに田中選手も抜き返し、オープニングラップは、貴島選手をトップに、東源選手、八代選手、田中選手、須田選手、室岡選手と続き、2周目に突入して行く。トップを走る貴島選手はペースを上げ、3周目にファステストラップをマーク。これについて行けたのは、東源選手のみ。その東源選手もシフトミスがあり、貴島選手に差をつけられてしまう。それでも何とか粘っていた東源選手だったが、貴島選手が突き放し、2秒449の差をつけてトップでゴール。2位に東源選手、3位に八代選手と続いた。その後方では、田中選手が須田選手、室岡選手と三つ巴のバトルを制し4位に入賞した。

「今できることは全てしました。ミスなく走ることができましたが、前の3人は速いですね。やっぱりレースは、すごく楽しいです」とレース後に笑顔で語ってくれた。今シーズンは、フルエントリーの予定だと言う。

レポート レース風景

ポールポジションからスタートした#99貴島康博選手が好スタートを切り#18東源夏樹選手、#72八代勝也選手と続いて行く。

レポート レース風景

苦しいレースだったと言う#99貴島選手は序盤、そして終盤にペースアップし#18東源選手を振り切った。

レポート レース風景

借り物のコンピューターとエンジンだったため、力を出し切れなかった#18東源選手。クルマが仕上がれば、さらに速く走れるはずだ。

レポート レース風景

帰って来た2012年、2013年のチャンピオン田中千夏選手。三つ巴の4位争いを制し、開幕戦は、まず4位フィニッシュ。

Winner's Interview

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貴島康博選手

優勝
貴島康博選手

「今回のマシンは突貫で作ったもので、昨日出来上がったばかりで、まともに走ることができていなかったんです。予選でもトラブルが出ていたのですが、ポールポジションを取ることができたのも奇跡でした。そんな状況だったので今回は5位争い辺りかと思っていたら勝つことができてビックリです。東源選手がとにかく速かったですね」
東源夏樹選手

2位 東源夏樹選手

「惜しかったですね。昨年の第3戦でクラッシュして廃車にしてしまっていたので、今回、クルマは自分自身のモノですがエンジンとECUは借り物でした。新しく組んだばかりで2時間も乗っていない状態でしたが何とかトップを追っていました。4周目の第1ヘアピンでシフトミスしてしまったのが敗因です。まだまだセットアップしていけば速くなるので、次回頑張ります」
八代勝也選手

3位 八代勝也選手

「予選でもうちょっとタイムを出しておきたかったですが、前の2人は速すぎました。何とか食らいついて行きたかったのですが、エンジンもくたびれていたのか直線でも離されてしまい苦しい状況でした。レベルの高いレースになっていると思いますし、何とか前に出られるように次回は、もっとクルマを詰めて行きたいですね」

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