4月の開幕戦からちょうど一カ月、5月5日のこどもの日に開催となった2019 JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズ第2戦。連日不安定な天候が続いていたが、このこどもの日だけは終日好天に恵まれた。紫外線が気になるものの、すがすがしい初夏の陽気の下、決勝を前に行われた20分間の予選では、#9KAMIKAZE選手が59秒578のタイムでポールポジションを獲得した。
前日の練習走行では本田選手の調子がよかったが、きっちりとタイムをまとめてくるところは、さすが、の一言。続く2番手には、「調子はよかったんだけど...」と残念ながらコンマ2秒足りず#3秋山健也選手が59分765で入る。59秒台をマークしたのは、トップ2台のみ。そして前日の好調さを生かすことのできなかった#7本田千啓選手が3番手となる1分00秒092、さらに#67小谷諭司選手、#5鶴岡秀磨選手と続いた。
朝8時20分に始まった予選セッションの気温は過ごしやすい20度ほど、路面温度も30度に達していないという状況だったものの、強めの日差しは雲にさえぎられることなく降り注ぎ、13時には気温は25度を超え、路面温度は50度を超えることとなった。そんなコンディションの中、全18周で行われる決勝は13時20分にスタートした。
フロントロウに並んだ2台は、ともにタイミングよくスタートを決め2列目3番グリッドの#7本田選手と4番グリッドの#67小谷選手は、1コーナーの進入で並び、ここで競り勝ち小谷選手が3番手に浮上。#9KAMIKAZE選手と#3秋山選手は高ペースで後続を引き離していき、#67小谷選手に#7本田選手がきっちりとついていく3番手争いを繰り広げる、という開幕戦と同じ展開となっていく。
#9KAMIKAZE選手は今回も強く、2戦連続でのポールtoウインを達成した。前戦ではマシントラブルもあって厳しい戦いとなった#3秋山選手だったが、今回はマシンも問題なく、レース終盤まで#9KAMIKAZE選手に喰らいつき2位でチェッカーを受けた。
4番手を走行していた#7本田選手はレースも折り返した13周目の第2ヘアピンで#67小谷選手のインをつき、2台並んで進入するも、本田選手が痛恨のスピンで3位争いに決着。#7本田選手はコースに復帰するも順位を2つ下げてしまった。4位には最終ラップで#90上吹越哲也選手をパスした#5鶴岡秀磨選手が入っている。
前戦では久しぶりのポールtoウインを達成したKAMIKAZE選手。今回もポールtoウインの完全勝利!
予選4番手からスタートの#63小谷諭司選手がオープニングラップ1コーナーで#7本田千啓選手の前に出て見事初表彰台獲得。
オープニングラップの混乱から終始4台のバトルが繰り広げられた9番手争いはレースを大いに盛り上げた。
この5月ラウンドで恒例のグリッドでのS-FJ全選手による集合写真。スタート前のご協力、ありがとうございました!
優勝
KAMIKAZE選手
2位
秋山健也選手
3位
小谷諭司選手
MASTERS 3位
上吹越哲也選手
MASTERS 4位
Ken Vettel Sakamoto選手
MASTERS 5位
塚本成人選手