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Race Report

Super FJ Rd.6

シリーズチャンピオンは決まっていたが、第5戦2位の草野裕也選手、3位の野島遼葵選手が公式予選から素晴らしい速さを見せていた。その2人を追う強力な選手が西から表れた。抜けるような雲ひとつない青空が広がった筑波サーキットで2020年シーズン最後の激戦が繰り広げられた。

JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ 第6戦

スタートダッシュを決めた岡本大地選手が筑波初優勝!

快晴のもとシリーズ最終戦を迎えたJAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ。今回エントリーしたのは14台。前戦で3連勝を決めた伊藤駿選手は、シリーズチャンピオンを決めたこともあり今回、その姿はなかった。また、マスターズクラスの選手がエントリーの半数となる7台を占めていた。

最終戦のタイムスケジュールは、早めのスタートとなっており、公式予選は8時30分からだった。朝方は10度を下回る冷え込みとなってきており、まだ気温、路面温度は低い状態でのセッションとなったため、各選手は、タイヤと路面とのグリップを確認しながらタイムを上げて行く。

前戦で2位だった草野裕也選手、3位だった野島遼葵選手がコースインすると2人はけん制しながらも、お互いのスリップストリームを使いながらタイムを上げて行く。そして真っ先に1分を切る59秒954を草野選手が計測5周目にマークすると、翌6周目に野島選手が59秒574で上回る。この2人がポールポジション争いを繰り広げるかと思われたが、7周目のアタックで岡本大地選手が59秒560を出しリーダーボードのトップに立つ。岡本選手は、現在、鈴鹿を中心に活躍中で、鈴鹿S-FJシリーズでは圧倒的な速さを見せている。今回は初の筑波参戦となったが、早速、注目を集める走りを見せる。その後、野島選手が59秒475で上回ると、さらに草野選手が59秒232までタイムを縮めトップに立つ。野島選手も59秒271までタイムを縮めるが届かず。草野選手がポールポジションを獲得。2番手に野島選手となった。岡本選手も59秒390までタイムを縮めるが3番手。4番手に59秒498の関根陽幹選手、5番手に59秒553の内藤大輝選手と続き、6番手にマスターズ最上位となる秋山健也選手が59秒919と続いた。総合ランキング2位を秋山選手と争う本田千啓選手はマシントラブルを抱え1分00秒071で8番手となっていた。

「土曜の練習後、夜遅くまでチームの皆さんがマシンセットを考えてくれたおかげで、いいフィーリングで走ることができました。野島選手と前に出たり後ろについたりして、お互いミスもあったりしましたが、いつも通り走ることをこころがけてポールポジションを獲れたので、まずはよかったです。決勝は、スタートを決めて落ち着いて走ろうと思っています」と草野選手。

さわやかな秋晴れのもと、2020年シーズン最終戦のスタートが切られた。ポールポジションの草野選手とセカンドグリッドの野島選手が、やや出遅れると3番手グリッドの岡本選手が抜群のスタートダッシュを見せ草野選手に並びかけて行く。これを見た草野選手はインを抑え1コーナーに進入。岡本選手はアウト側からスピードを乗せるラインを取り2コーナーを立ち上がるとS字コーナーで並びかけると第1ヘアピンでインを取り前に出て行く。オープニングラップは、そのまま岡本選手が制し、草野選手と野島選手が追う。少し遅れて関根選手と内藤選手が4番手を争い、秋山選手と本田選手が6番手を争っていた。

トップを走る岡本選手は59秒台にペースを上げ、2番手以下を引き離しにかかるが、草野選手と岡本選手も59秒台に入れ独走を許さない。岡本選手は8周目にレース中のベストとなる59秒616をマークするが、草野選手が9周目にファステストラップとなる59秒489をたたき出し意地を見せる。一方、野島選手も必死に食い下がるが徐々に遅れ始めてしまう。

逃げる岡本選手に追う草野選手、トップ争いは一騎打ちとなって行くが、レース終盤になると、その差はやや開いてしまい勝負を仕掛ける距離ではなくなってしまう。そのまま最終ラップを迎えると岡本選手が逃げ切りトップでチェッカー。2位に0秒832差で草野選手、3位にトップから2秒409差で野島選手と続いた。4位に関根選手、5位に内藤選手と続いた。6位争いは、序盤に前に出た本田選手が秋山選手を引き離してゴール。シリーズランキング2位の座を死守した。秋山選手は7位でフィニッシュしマスターズではトップのリザルトを残した。

レース序盤、三つ巴のトップ争いを繰り広げる#8岡本選手、#91草野裕也選手、#66 野島遼葵選手。

レーシングシミュレーターで腕を磨いたという岡本大地選手。高知県出身の22歳。これからの活躍が楽しみな一人だ。

初優勝は達成できなかったが大きく成長したシーズンとなった草野裕也選手。シリーズランキングは3位となった。

野島遼葵選手も終盤2戦で安定した速さを見せるようになった。この調子で2021年シーズンも成長してもらいたいところだ。

Results » 予選 決勝

Winners Interview

優勝

岡本大地選手

「スタートが決まったので、そのまま逃げ切ることができれば、いいのでプッシュしていたのですが、草野選手がいいペースで走っていたので逃げ切ることは難しいと分かったところで、タイヤをいたわりつつプッシュし続ける走りに切り換えました。全力で18周を走り切りました。公式予選では3番手になってしまったので、決勝に向けて変えたセットが、まぁまぁよかったのかと。鈴鹿のセットのまま来ているので、何が正解か分からないままだったので決勝でちょっと前進したかなという感じでした」

2位

草野裕也選手

「スタートを失敗してしまい、2番手グリッドの野島選手を意識していたのですが、左側のミラーにチラッと(岡本選手が)映っていたので岡本選手の方が来ると思い、1コーナーでインは抑えたのですが、すごくうまいドライバーなので、第1ヘアピンでかわされてしまいました。何とか抑えたかったのですが、そこで接触するわけにもいかなかったので…。その後は、仕掛けて行きたかったのですが一歩足りませんでした」

3位

野島遼葵選手

「スタートでホイールスピンさせてしまい遅れてしまったのが痛かったですね。公式予選のときに起きたマイナートラブルで身体を痛めていたのですが、最初は大丈夫でしたが、レース終盤になって痛むようになってきてペースが下がってしまいました。クルマの状態もよかったですし、スタートさえうまく行けば、いい流れになったと思うと悔しいですね」

Winners Interview ~MASTERS~

MASTERS 優勝

秋山健也選手

「今回は、速いドライバーが多く参戦していたので、一緒にレースをしたかったのですが、上位に絡めなかったのが悔しいですね。今シーズンを通しても周りが速くなっていたので、すごく楽しめましたし、ボク自身も、もっと速くなっていきたいという気持ちが強くなりました。コロナ禍で大変なシーズンでしたが、チームを始め、応援くださった皆さんのおかげで戦い抜くことができました。本当にありがとうございました」