2016 筑波ツーリスト・トロフィー in SEPTEMBER
《開催レポート》

2016 筑波ツーリスト・トロフィー in SEPTEMBER

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決勝レポート / RACE REPORT

N250Fは近藤秀明、NT2は内山智彦が有終の美

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 予選でコースレコードをマークした予選1位のNo.10渡辺明が真っ先に1コーナーへ進入したものの、立ち上がりでリヤを滑らせてスリップダウン。代わってNo.3近藤秀明が先行。近藤は数周のうちに独走へ持ち込み、2位以下に5.7秒のアドバンテージを築いて優勝。No.17浅野毅vsNo.76足立文尚の2位争いは、最後までライバルを抑えた浅野が制した。足立は3位でN250Fのタイトルを獲得。一方、序盤に4番手へ浮上し、後続を引き離して単独の4位となったNo.5内山智彦がNT2優勝。内山は3戦全勝でNT2王者に輝いた。

富塚龍助と薄井徹也が全勝でチャンピオン。

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 予選2番手のNo.10薄井徹也がホールショットを奪う。しかしポールシッターのNo.2富塚龍助が2周目に薄井を攻略。富塚はその後、徐々にリードを広げて最終的に2秒の差をつけてゴール。3戦全勝でTerminator’s1の王者を獲得した。続いた薄井もMS1の全勝王者となった。3位争いはNo.63斎藤哲男、No.88波田桂治郎、No.5村田哲也ら3台による大混戦。このバトルはバックマーカーが絡んだ際の好機を逃さなかった波田が最終ラップの2台抜きで3位となり、以下斎藤、村田の順で決着。NS1優勝はNo.21山本剛久だった。

長野克哉の逆転勝利。日比真英は転倒もNS2タイトル獲得

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 開幕2連勝中のNo.1日比真英がホールショットからレースを引っ張る。しかし2番手につけたポールシッターのNo.41長野克哉が、日比の全勝を阻止すべく前を行く日比との間隔を詰めていく。一方、トップを快走中の日比だったが、迫り来る長野のプレッシャーに屈し7周目に痛恨の転倒を喫する。これでトップ独走となった長野は2位以下を14秒近く引き離して優勝。以下No.39長島智司、No.5松本和也、No.8渋沢茂久らが続き、レースに復帰した日比は5位でNS2のタイトルを手にした。Terminator’s2優勝はNo.9山田秀樹。

藤田巧vs山﨑張起。ライバルを振り切った藤田巧

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 スタート時にエンジンストールしたマシンに後続車が追突するアクシデントが発生してレースは一旦中断。仕切り直しのスタートではNo.33山﨑張起がホールショットを決めて先行する。しかしNo.93藤田巧が先頭を奪って1周目を終了。以後は藤田と山﨑がトップ争いを展開。ところがレース中盤過ぎから2台の間隔が開き始め、最終的に藤田が2位以下に2秒余りの差をつけて優勝を手にした。一方、中盤まで単独の3番手だったNo.55宮原公二夫が徐々に山﨑との間隔を詰め、ラストラップで逆転に成功。嬉しい2位となった。

宮下勝成vs斉藤吉晴。0.077秒差で逃げ切った宮下

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 No.69山岡陸が明らかなジャンプスタートで先行したものの、ペナルティで後退。代わってトップに立ったNo.38宮下勝成とNo.46斉藤吉晴が一騎打ちを展開した。レース中盤に斉藤が一旦はトップを奪ったが、宮下が再びトップに返り咲いて最終ラップへ突入。2番手の斉藤は第1ヘアピンで宮下のインへ飛び込んだが、クロスラインで攻略には至らず。一方で宮下はその後をきっちりと抑え、0.077秒差で嬉しい優勝を手にした。4台による3位争いはNo.14住谷貴幸、No.19中島孝浩、No.39櫻井充、No.31三東宗之介の順で決着した。

終盤のスパートでライバルに一矢報いた辻林俊介

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 予選2位のNo.2松田光市がホールショットを決め、ポールシッターのNo.28辻林俊之が続いて2台の優勝争いが始まった。松田は目下、2連勝中で全勝優勝を狙う。辻林は予選でコースレコードをマークしており、松田の全勝阻止が至上命題だ。中盤まで2台に大きな動きはなかったが、辻林は背後から松田の走りを観察しており、満を持して7周目の1コーナーでトップを奪う。ここから辻林は一気に逃げ、2秒差で優勝を手にした。松田は2位でチャンピオンを獲得。4台による3位争いを制したNo.94名越公一がSlickers優勝となった。

5台による集団バトル。山本隆司のトップスピードが炸裂

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 予選1位のNo.48櫻井英雄がレースを引っ張る一方、No.37立川浩、No.9矢澤亮、No.25井上勝、No.15山本隆司らが続いて5台のトップ争いが勃発した。激しく順位が入れ替わる混戦の中、最高速の伸びる山本は5周目に先頭へ出て一旦は逃げかける。しかし、ほどなく集団に捕まり櫻井、立川、山本、井上、矢澤の順で最終ラップへ。ここでも山本のトップスピードが炸裂し、バックストレートで2台を抜き去り優勝。以下櫻井、立川、井上、矢澤の順で5台が約1秒以内でゴールへ飛び込んだ。チャンピオンは4位の井上が手にした。

石塚孝雄、先行逃げ切りでACT優勝。NT1優勝は飯沼正和

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 No.45石塚孝雄がホールショットを決め、序盤から後続を引き離していく。一方、1周目を4番手と出遅れたポールシッターのNo.96舩木弘之も速いペースで周回を重ね、5周目に2番手へ浮上して石塚追撃態勢に入る。終盤に入ると舩木は急激に石塚との間隔を詰めるが、反撃もここまで。最後は石塚が舩木を0.248秒差で振り切りACTの優勝を手にした。3位のNo.71飯沼正和がNT1優勝。5台による4位争いはNo.33小泉浩之、No.9西田敏郎、No.21山村和己、No.7黒川英徳、No.44冨岡春彦の順で決着。冨岡はACT王者を獲得した。

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