No.77関口智大がホールショットを決めて今年のラストレースが始まった。ここまで2戦全勝のライバルNo.3近藤秀明を止めるべく意地を見せた関口だったが、地力に勝る近藤は1周目にトップを奪うと、ほどなく独走。終わってみれば近藤は2位以下を約13秒引き離す圧勝でN250Fの全勝チャンピオンを決めた。NT2はNo.1内山智彦が4周目に4台からなる2位集団の先頭に立つと、そのまま抜け出してゴール。NT2優勝とともに2年連続の全勝チャンピオンに輝いた。以下関口、No.51小室直久、No.2島崎洋平の順でフィニッシュ。
ポールシッターのNo.15若松拓が1周目にトップへ立つと、そのまま独走。最終的には後続を約3.5秒離してポールtoウィンを達成。そして全勝でTN1のチャンピオンを獲得した。ホールショットを決めたNo.99波田桂治郎はNo.2富塚龍介とのバトルの末、2位となり、4台による4位争いはNo.5村田哲也、No.63斎藤哲男、No.73長谷川茂、No.3横地諭の順で決着。8位のNo.8酒井利明を挟んで9位のNo.21山本剛久がNS1優勝でチャンピオンを獲得。そして10位で続いたNo.9須賀紀庸がMS1優勝で逆転チャンピオンを勝ち取った。
真っ先に1コーナーへ飛び込んだのはNo.47野村勝。しかしNo.1日比真英が先頭に立って1周目を終了。そしてNo.84長島智司とNo.28櫻澤宏太を加えた4台が先頭集団を形成した。4台は幾度も順位を入れ替える激しいバトルを展開。ここから櫻澤と日比が抜け出して最終ラップへ突入した。追う日比はチャンピオンナンバーを背負う意地を見せて最後まで攻め続けたが、逃げる櫻澤は徹底的にブロック。最後は横並びでゴールへ飛び込んだ結果、タイム差0秒で櫻澤が優勝。野村は3位となり、長島は4位で年間チャンピオンを獲得した。
スタート直後の1コーナーで2台が転倒するアクシデントが発生して赤旗中断。仕切り直しのレースではNo.59本郷路幸がホールショットから先行する一方、2周目にNo.5大胡忠之がトップに立つ。大胡と本郷はしばらく接近して走行していたが、7周目に2台の間にバックマーカーが割って入ったタイミングで大胡が逃げ始め、そのまま本郷に2秒近い差をつけてNB優勝を遂げた。3台による3位争いは終盤に各車の間隔が広がり、No.16松本勇介、No.15松永海斗、No.19田邊隆征の順でゴール。そして田邊がNT1優勝を手にした。
予選1位のNo.43深水憩がホールショットから先行し、2位以下に4秒以上のリードを築いてゴール。ただし深水は規定により賞典外。続いたNo.88中里創は終始単独のままゴールして優勝。その後方では8台による集団バトルが勃発。ここからNo.19中島孝浩とNo.13トニー・ロビラードが抜け出す。レースを優位に運んでいたのは中島だったが、ロビラードは最終周の一発逆転に賭けて2位をもぎ取った。No.17平野雅彦はNo.12清水剛に競り勝ち、以下No.21小泉佑太郎、No.14住谷貴幸、No.36冨山卓、No.73平田英次の順で決着。
計測システムのトラブルによりスタートディレイドとなり、1周減算の9周でレースがスタートした。ポールシッターのNo.1松田光市が先頭で1コーナーへ飛び込むと、1周目からペースを上げて後続を引き離し、向うところ敵なしでポールtoウィン。松田は全勝でチャンピオンを決めるとともに2015年からの3連覇を達成した。その後方ではNo.2渡辺海志郎とNo.28辻林俊之が接近戦を展開。この争いは8周目の1コーナーで前に出た辻林に軍配が上がった。No.96舩木弘之が続き、5位のNo.94名越公一がSlickers優勝を手にした。
エンジンストール発生でスタートディレイド。1周減算で仕切り直しとなった。スタートで先頭に出たのはNo.92野崎俊宏。しかし野崎はNo.31神山保男と競り合っていた3周目に転倒。ここから神山vsNo.31戸田隆のトップ争いとなった。しかし中盤過ぎに神山が遅れ、最終的に戸田が2位以下を8秒以上引き離すぶっちぎりでレースを制し、390カスタム優勝を手にした。その後方ではNo.26大谷淳が最終周の逆転でNo.77丹生谷光二を下し、3位の表彰台で思わず感涙。390ストックはNo.23村田哲也、250カスタムはNo.93小泉順一が制した。
序盤に計8台が転倒する多重クラッシュが発生して赤旗中断。再レースではNo.19望月聖己がホールショットから逃げ、独走で勝利を手にした。2位争いは5台の集団バトルとなり、一旦はNo.82山崎聡太とNo.1竹中祐季が抜け出したが、激しい競り合いは後方から再び3台を呼び寄せ、竹中を先頭に5台が一団となって最終周へ。竹中は最終コーナーまでトップを死守。しかし立ち上がりに賭けた山崎がゴール直前で2位をもぎ取った。以下竹中、No.26長澤流、No.87水口翔一、No.96黒木孝の順で決着。チャンピオンは長澤が獲得した。
スタート直後の1コーナーで2台が転倒。転倒車両がコース上に残されたため赤旗中断となった。仕切り直しの再レースでは、ポールシッターのNo.9西田敏郎がホールショットから独走。終わってみれば2位以下を9秒近く引き離す圧勝でポールtoウィンを達成した。一方、1周目に4位まで後退したNo.96舩木弘之だったが、そこから挽回して5周目に2番手へ浮上。そのまま単独の2位でゴールした。続いたNo.19関口耕平が3位でシリーズチャンピオンを獲得。以下No.44冨岡春彦、No.33小泉浩之、No.4野口淳一の順でゴール。