2018 筑波ツーリスト・トロフィー in SEPTEMBER
《開催レポート》

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決勝レポート / RACE REPORT

近藤秀明、大差で圧勝。NT2は小室直久が戴冠

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 ポールシッターのNo.3近藤秀明がホールショットから先行。4気筒の高い排気音を響かせながら後続を引き離し続け、終わってみれば約22秒もの大差をつける圧勝でレースの完全制覇とN250F優勝を達成した。2位争いはNT2勢によるバトルで、序盤からNo.1内山智彦とNo.51小室直久が接近戦を繰り広げた。しかし6周目の第2ヘアピンで内山が痛恨のオーバーラン。これで単独の2位となった小室はNT2優勝とチャンピオンを獲得。最後まで続いたNo.96島崎洋平vsNo.13木村竜也の激しい3位争いは、島崎が僅差で逃げ切った。

櫻澤宏太vs野村勝。逃げ切った櫻澤が優勝で戴冠

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 No.28櫻澤宏太が先頭で1コーナーに飛び込み、No.40野村勝が続いて一騎打ちが始まった。2人は激闘を繰り広げ、6周目の1コーナーで野村がトップに立てば、7周目には3回順位が前後する。迎えた最終周、先頭の櫻澤が最終コーナーでインを抑えたのに対し、続く野村は立ち上がりで逆転を狙う。そして横並びでゴールした結果、タイム差0で櫻澤が優勝とNS2王者を獲得。5台による3位争いはNo.99深沢政史の脱落後、No.5松本和也、No.6小島秀明、No.96芝木孝允、No.6岩田浩一の順で決着。Terminator’s2優勝はNo.72八木澤雄基だった。

町田龍樹と卯都木淳による優勝争い。勝ったのは町田

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 No.69田澤正明がホールショットから先行。しかし2周目の第1ヘアピンでミスをして後退。代わってNo.46町田龍樹がトップに立つ。さらに4周目にNo.2卯都木淳が町田に追いつき、町田vs卯都木のトップ争いが勃発した。最高速の伸びる町田に対し、インフィールド区間で差を詰めていた卯都木は7周目にトップを奪ったが、9周目に周回遅れが混じった際の混乱で町田がトップに返り咲く。そのまま町田が逃げ切って優勝。卯都木は悔しい2位。4台による3位争いは田澤、No.26北田拓也、No.8福地直紀、No.18中村真規夫の順でゴール。

5台による優勝争い。雨を機に抜け出した長谷川茂

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 No.73長谷川茂を先頭にNo.69飯生利之、No.5村田哲也、No.3高野慶太朗、No.63斎藤哲男らが続いて5台による優勝争いが始まった。レースが中盤に差し掛かった頃から小雨が降り出したのを機に長谷川が集団を抜け出し、最終的には2位以下を約1.2秒引き離してTerminator’s1優勝を手にした。同様に抜け出した飯生vs村田の2位争いは、最終周の最終コーナーで前に出た村田が制し、終盤の追い上げで4位に浮上したNo.99波田桂治郎がTerminator’s1の王者を獲得した。NS1優勝はNo.92植村哲也、MS1優勝はNo.7木野耕一だった。

丸山浩康、4台バトルを抜け出して優勝

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 小雨がぱらつく中でレースがスタート。No.88中里創が先頭で1コーナーへ入り、No.3丸山浩康、No.19下河辺吉章、No.10池田良忠らが続いて先頭集団を形成した。このうち2番手で様子を見てた丸山は雨の止んだ5周目にトップに立つと、スパートしてライバルを引き離し、そのまま優勝を遂げた。一方、下河辺も終盤に集団を抜け出して先頭を行く丸山を追い詰めたが、0.4秒及ばなかった。3位の中里と4位の池田はそれぞれ単独でゴール。3台による5位争いはNo.35長岩信二、No.25田中寿和、No.91千吉良理の順で決着した。

後続を一気に引き離した石塚孝雄。NT1は門間賢介

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 雨は上がったが風がやや強まる中で決勝が行われた。ホールショットはNo.29真坂圭吾。No.45石塚孝雄、No.44冨岡春彦、No.90佐々木啓文と続くが、このうち2番手につけていた石塚は、先頭を行く真坂のペースが上がらないと判断して4周目にトップを奪うと、一気にライバルをひき突き離し、終わってみれば後続に4.6秒のリードを築く独走でB.O.T.T.(ACT)のポールtoウィンを達成した。真坂は2位でチャンピオンを獲得。3位は冨岡で、出遅れからの追い上げで7位から4位へ浮上したNo.13門間賢介はNT1優勝を手にした。

竹中祐季、ポールtoウィンでチャンピオン獲得

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 3周目の第1ヘアピンで発生した追突事故により赤旗中断。仕切り直しのスタートではNo.1竹中祐季がホールショットから逃げ始め、1周目を終了した時点で後続にホームストレート半分近いリードを築く。その後も手綱を緩めなかった竹中は、後続に13秒以上の大差をつけてポールtoウィンを達成。同時にチャンピオンを獲得した。No.63原淑希が単独の2位となる一方、3台による3位争いは何度も順位を入れ替える激闘の末、No.48櫻井英雄が制して3位を得た。そしてNo.72長井淳は最終周にNo.7斉藤安幸を攻略して4位となった。

秋田貴志が先頭でゴール。
植村哲也、村田哲也、小泉順一が優勝

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 No.91秋田貴志がホールショットを決める一方、1周目の最終コーナーでNo.92植村哲也がトップに浮上。さらにNo.4松本記一とNo.40野崎俊宏を加えた4人がトップ争いを展開した。先頭で逃げる植村だったが、2番手の秋田は余裕の様子見。そして7周目にトップを奪うと、そのままチェッカーを受け賞典外ながら元全日本王者の実力を見せつけた。植村は最終周に周回遅れと絡んで万事休す。それでも正式結果で390カスタム優勝を得た。続いた松本と野崎も賞典外。390ストックはNo.23村田哲也、250カスタムはNo.93小泉順一が制した。

渡辺海志郎、ゴール直前の逆転で2連勝と王者獲得

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 1周目の1コーナーで4台が転倒して赤旗中断。再スタートではNo.1松田光市が先行。一方でNo.2渡辺海志郎はスタートでフロントを上げて遅れたものの、ほどなく松田に追いつき両者の一騎打ちとなる。逃げる松田を僅差で渡辺が追う展開のまま勝負は最終周へ。バックストレートでは松田が立ち上がりからイン側に寄り完全にブロック。対して渡辺はアウト側で最終コーナーへ入り、クリップを奥に取り立ち上がりで逆転を狙う。そして横並びでゴールした結果、渡辺が2連勝で王者を獲得。3位にはNo.28辻林俊之が入った。MIP優勝はNo.35松永海斗。

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