2017 筑波ツーリスト・トロフィー in JUNE《開催レポート》

2017 筑波ツーリスト・トロフィー in JUNE

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決勝レポート / RACE REPORT

近藤秀明の完全制覇。3台バトルを制した内山智彦

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 No.77関口智大がホールショットを決め、No.3近藤秀明が続いて4気筒の2台がスタートからレースを引っ張る。このうち近藤は予選でコースレコードを更新した実力を遺憾なく発揮して2周目のホームストレートでトップに立つと、あっという間に関口を引き離し、終わってみれば2位以下に15秒以上の大差をつける圧勝でポールtoウィンを達成した。NT2クラスの優勝争いはNo.1内山智彦、No.51小室直久、No.26竹内千尋の3台バトル。終盤に入ると優勝争いは内山と小室に絞られ、最終的には内山が小室を振り切る形で決着した。

役者が1枚上手だった若松拓

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 No.15若松拓が先頭で1コーナーへ飛び込み、No.73長谷川茂、No.10薄井徹也、No.5村田哲也、No.63斎藤哲男、No.99波田桂治郎らが縦1列となって1周目を終了。ここから若松と長谷川が抜け出し、優勝争いは一騎打ちとなった。2台は接近したまま周回を重ね、若松‐長谷川の順でラストラップへ。ここで余力を残していた若松はスパート。長谷川を一気に突き放してポールtoウィンを達成した。3位の斎藤と4位の波田までがTerminator’s1クラス。総合5位の薄井はMS1優勝となり、NS1優勝はNo.21山本剛久だった。

長島智司が先行逃げ切りのポールtoウィン

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 No.84長島智司がホールショットから先行。長島についていけたのはNo.99深沢政史だけだったが、ほどなく長島が独走。最終的には2位以下を約4.5秒引き離す形でNS2のポールtoウィンを達成した。一方、予選2位のNo.14後藤俊文は4周目に深沢を捕らえて2番手に浮上。以後は後藤‐深沢の順で周回を重ねていたが、トップスピードでは深沢に分がありバックストレートでは深沢が前に出る場面もあった。そして最終周、深沢は満を持して後藤を攻略し、土壇場の逆転で2位となった。Terminator’s2優勝は総合9位のNo.56桑原崇史。

佐々木修、追い上げの勢い止まらず優勝をさらう

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 No.4大沢仁人がスタートからレースをけん引。そして2位以下に5秒以上のリードを築いてチェッカーを受けたが主催者判断により賞典外。続いたNo.28比嘉拓也も卒業規定により賞典外。優勝争いはNo.22久郷啓治郎、No.99ジェーソン・フリントン、No.34三好真司の3番手バトルだったが、レース中盤過ぎに後方からNo.8佐々木修が加わり集団は4台に拡大。佐々木は追い上げてきた勢いそのままに8周目にフリントンと三好を攻略すると、最終周の最終コーナーで久郷のインに飛び込みNT1優勝を決めた。続いた久郷はNB優勝。

3つ巴のバトル。逃げ切った三東宗之介。優勝は秋元真彦

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 No.9中村裕哉が好スタートを決め、続いたNo.31三東宗之介とトップ争いを展開する。三東は3周目にトップを奪うと、一気に独走へと持ち込んだ。一方で中村にNo.74秋元真彦が追いついて2番手争いが勃発。秋元は数周の間、中村を背後から観察して8周目に2番手へ浮上すると、先頭の三東へ迫る。中村も続いて三東、秋元、中村が一団で最終周へ。ここで秋元と中村はベストラップを記録して三東を追い詰めたが、三東が逃げ切りトップでチェッカーを受けた。ただし三東は卒業規定により賞典外。正式結果では秋元の優勝となった。

松田光市vs辻林俊之の接近戦。鉄壁のブロックで逃げ切った松田

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 No.1松田光市がホールショットを決め、No.28辻林俊之が続いて最後まで続く激しい一騎打ちが始まった。先頭で逃げる松田に対し、辻林がバックストレートで並びかける場面もあった。しかし前へ出るには至らず松田-辻林の順で最終周へ。辻林も攻めたが最後まで松田のブロックを崩せず、約0.2秒差で松田が逃げ切りポールtoウィンを達成した。辻林は悔しい2位。4台バトルとなった3位争いはNo.94名越公一、No.2渡辺海志郎、No.8吉塚浩司、No.51砂塚知男の順で決着した。このうち名越はSlickers優勝、吉塚はMIP優勝となった。

早めの仕掛けが奏功し、長澤流がポールtoウィン

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 No.19望月聖己がホールショットを決め、先頭で1周目を終了。しかしNo.26長澤流が直後の1コーナーでトップに浮上して逃げ始める。一方、望月はNo.4柳下清司とNo.87水口翔一の追い上げを受け、2位争いを展開。激化する2位争いを尻目に、トップの長澤は逃げ切りに成功。最終的に2位以下に2秒余りの差をつけてポールtoウィンを達成した。2位争いは3台がほぼ横並びでゴールに飛び込んだ結果、望月、柳下、水口の順で決着。No.9矢澤亮が単独の5位となり、No.62岡﨑雅之はNo.45饗庭威に競り勝って6位となった。

要所を抑えた石塚孝雄の優勝

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 No.45石塚孝雄が先頭で1コーナーへ飛び込み、No.19関口耕平が続いて2台による接近戦が始まった。逃げる石塚に対し、関口はコーナー進入時に何度も並びかけて牽制。激しい競り合いは後方からNo.29真坂圭吾を呼び寄せ、中盤以降はトップ争いが3台に拡大。ベテラン同志による緻密なバトルは要所を抑えた石塚が制し、嬉しい優勝を遂げた。関口は最終周にベストラップを記録して石塚を追い詰めたが、捕らえることはできなかった。3位は真坂。3台による4位争いはNo.44冨岡春彦、No.31柿谷純一、No.6尾又英夫の順でゴール。

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