2019 筑波ツーリスト・トロフィー in SEPTEMBER
《開催レポート》

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決勝レポート / RACE REPORT

一気にライバルを引き離した近藤秀明

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 No.54吉松克己がホールショットを奪ったものの、ジャンプスタートにより脱落。代わってNo.25石川伸介とNo.51小室直久が序盤のトップ争いを展開した。さらに後方からNo.3近藤秀明、No.99山下伸、No.65日比真英もバトルに加わったが、中でもN250Fの近藤は4周目に集団の前へ出ると、ペースを上げて一気に後続を引き離した。近藤は最終的に7秒以上のリードを築いてポールtoウィンを達成。石川が単独の2位となり、最後まで続いた3人による3位争いは小室が制してNT2優勝を手にした。以下日比、山下の順でゴール。

佐藤立樹が優勝。黄旗無視で優勝を失った長野克哉

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 No.22佐藤立樹がホールショットから先行し、独走態勢を構築した。しかし待ったを掛けたのがNo.41長野克哉で、1周目を9位と出遅れたものの怒涛の追い上げで8周目に佐藤へ追いつく。そして勝負は最終周へ。長野は勢いそのままに1コーナーでトップを奪い、先頭でチェッカーを受けた。しかしレース後、長野に黄旗無視の裁定が下され10位に陥落。優勝は佐藤が手にした。混戦だった3人による2位争いは最終周の逆転でNo.60稲垣浩が制し、No.26井ノ川栄次、No.77長尾秀隆の順でゴール。Terminator's2優勝はNo.72八木澤雄基。

福地直紀のパーフェクトレース

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 No.8福地直紀が真っ先に1コーナーへ飛び込むと、ペースを上げて1周目から独走。しかし終盤になると2番手を走行していたNo.1釼持裕介が福地との間隔を詰め始め、最終周へ突入。それでも独走状態を保っていた福地だったが、最終コーナーでバックマーカーに引っかかる。しかし貯金がものを言い、福地は0.2秒差で釼持を振り切ってポールtoウィンを達成した。釼持はあと一歩及ばなかった。No.2卯都木淳とNo.12前田将史による3位争いは8周目に前へ出た卯都木が制した。以下No.18中村真規夫、No.31石坂周二の順でゴール。

織田道武vs齋藤哲男。好機をつかんだ齋藤

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 No.27佐藤得裕がホールショットを決めたものの、No.9織田道武がトップに立って1周目を終了。続いたNo.63齋藤哲男は積極的に攻め、3周目にはトップを奪う。これに織田が続いて優勝争いは一騎打ちとなる。しばらく2番手で様子を見ていた織田は7周目の1コーナーでトップを奪い、織田、齋藤の順で最終周へ。懸命に逃げていた織田だったが、第2ヘアピンでマシンを横に滑らせるミスを犯す。この好機をものにした齋藤がトップに立ってTerminator's1優勝。No.32村田哲也が単独の3位となった。NS1優勝はNo.17間島勝美。

後半にライバルを引き離した渡邉一輝

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 No.27渡邉一輝が先頭で1コーナーへ飛び込み、No.16菊池健一郎が続いて両者の優勝争いが始まった。逃げる渡邉に追う菊池。レース前半は1コーナーで菊池が前へ出ると、バックストレートで渡邉がトップを奪い返す場面もあったが、後半に入ると先頭の渡邉が菊池を徐々に引き離し始め、最終的には渡邉が菊池に対して2秒余りのアドバンテージを築いてポールtoウィンを達成した。菊池は悔しい2位に終わった。以下No.88中里創、No.10池田良忠、No.91千吉良理、No.22安島寿秋と続き、トップ6はそれぞれ単独走行でゴール。

西田敏郎、ぶっちぎりでポールtoウィン

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 ポールシッターのNo.9西田敏郎がスタートダッシュでホールショットを決めると、1周目から後続を引き離し始め、ほどなく独走。終わってみれば2位以下に9秒近くの差をつけるぶっちぎりでB.O.T.T.(ACT)のポールtoウィンを達成した。2位争いはNo.1真坂圭吾とNo.33小泉浩之による一騎打ち。この勝負は序盤から前でバトルをリードしていた真坂が逃げ切って決着した。No.62平山浩司とNo.45石塚孝雄がそれぞれ単独で続き、6番手チェッカーのNo.5福永大輔は賞典外。No.11小堀次男が6位となり、NT1優勝はNo.7黒川英徳が得た。

赤旗により6周でレース成立。優勝は山崎聡太

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 No.89大和田亮介がホールショットを決めたものの、No.84山崎聡太がトップを奪って1周目を終了。山崎はここから逃げ始めて独走に持ち込む。一方、大和田とNo.7斉藤安幸が2位争いを展開。両者は順位を前後しつつ周回を重ねていた7周目、第1ヘアピンで転倒した車両がレコードライン上に残されたためレースは中断。規定により6周終了時点で成立となった。優勝は山崎、大和田と斉藤が続き、7台による4位集団はNo.96黒木孝、No.16佐藤春一郎、No.37大森竜馬、No.28丹羽毅、No.4柳下清司、No.45饗庭威、No.72長井淳の順だった。

早めに集団を抜け出した小森大助が優勝

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 No.4野崎俊宏がホールショットからレースを引っ張る。No.19小森大助、No.91秋田貴志、No.92植村哲也らが続いて先頭集団を形成した。このうち小森は2周目にトップを奪うと集団を抜け出し始める。そして独走に持ち込んだ小森は、2位以下を4秒近く離して優勝。一方、元全日本王者の秋田は野崎との一騎打ちを制して2番手でゴールしたが、規定により両者とも賞典外。単独で続いた植村が2位となり、3人による3位争いはNo.3高野慶太郎、No.22佐久間咲斗、No.49松本記一の順でゴール。ストッククラス優勝はNo.23村田哲也。

松田光市、2019年シーズンを完全制覇

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 No.1松田光市がスタートを決めてホールショットを奪うと、1周目から後続を引き離して独走。そのまま2位以下に6秒以上のリードを築いて優勝を飾った。松田はこれで3戦全戦でポールtoウィンを達成して2019年シーズンを完全制覇した。2位争いはNo.5上田隆仁とNo.7片山剛士の一騎打ち。この戦いは3周目に前へ出た片山が制してMIP優勝を手にした。上田が続き、以下No.28辻林俊之、No.51砂塚知男、No.94名越公一、No.96舩木弘之らがそれぞれ単独でゴール。MIPの片山を除く6名がB.O.T.T.(WCT)の表彰台に並んだ。

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