JAF筑波スーパーFJ選手権第2戦

2012 TSUKUBA SERIES
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リード文
メインイメージ

Super-FJ Round.2[2012.5.5 Sat.]

黒岩選手が狙い通りにかわして2連勝! S-FJ3日目の廣川選手は健闘の2位!!
JAF 筑波スーパーFJ選手権シリーズ第2戦を5月5日(土)に開催。ゴールデンウイーク、そして子どもの日ということで、子ども向けのイベントもあり、多くの親子連れが訪れた。天候にも恵まれ朝から快晴となった。

Super-FJレース風景8時15分から20分間で争われた公式予選。前日まで降った雨の影響からか、路面のグリップがよくなく59秒台を切ることができない。その中で、セッションをリードしたのは、前戦のウイナー黒岩巧選手。これをスーパーFJに乗り始めて、この日が3日目という廣川和希選手が上回りリーダーボードのトップに躍り出る。負けじと黒岩選手も再び廣川選手を上回るが再度、廣川選手が逆転し、ポールポジションを獲得した。タイムは59秒109。

「まだマシンに乗り始めて3日目なのですが、このマシン自体は、他の方が乗っていたものなので、ある程度セットは煮詰まっています。やはり昨年まで乗っていたFJ1600に比べると、同じ“FJ”という名称とは思えないほど全く別物です。特に最終コーナーでダウンフォースの効きを感じますね。決勝は確実に暑くなるので、空気圧などセットを詰めて臨みたいです」と廣川選手。昨年は、FJ1600クラスで最多勝を挙げたものの惜しくもランキング2位となった。今回がスーパーFJにスイッチして初戦となるだけに、その戦い振りに注目された。

Super-FJレース風景一方、タイムも納得いかなかったが、ポールポジションを廣川選手に奪われたことも納得いかないと不満顔なのが黒岩選手。
「路面のグリップは確かによくはないけれど58秒台に入れたかったですね。一度、ピットに入ってセットを変えたのが裏目に出てしまった。スタートを決めてトップに出て、後は逃げるだけですね」と決勝での巻き返しを誓っていた。

以下、吉田照己選手、仁木圭之選手、栗原知聖選手、前田大道選手、高橋響太選手、岡崎善衛選手、森島修一選手と59秒台で続いた。

13:00を過ぎた時点で気温は28度、路面温度は45度以上まで上昇し、今年初の夏日となった。タイヤマネジメントが一つのキーポイントとなることが容易に予想できた。

レッドシグナルが消えポールポジションの廣川選手、セカンドグリッドの黒岩選手も好スタートを切る。黒岩選手が廣川選手に並びかけるが、イン側を死守した廣川選手が1コーナーにトップで進入。接触寸前というところで一歩引いた黒岩選手が2番手につけ、3番手に仁木選手が浮上してオープニングラップを終える。以下、吉田選手、栗原選手、高橋選手、森島選手、岡崎選手、石澤浩紀選手、住山晃一郎選手、前田選手、長塚広樹選手と続いていく。

Super-FJレース風景 Super-FJレース風景

序盤は、廣川選手がレースを引っ張り、これを黒岩選手がピタリとマーク。仁木選手、吉田選手が続き、4台がトップグループを形成。3周目の第1ヘアピンからダンロップコーナーで、廣川選手と黒岩選手が軽く接触。廣川選手は気付いていないぐらいだったが、黒岩選手は、マシンのダメージがないかを確認し、プレッシャーをかけていく。レース中盤になると3番手以降が遅れ、トップ争いは、廣川選手と黒岩選手の一騎打ちとなっていく。そして残り3周となった16周目の1コーナーで、廣川選手インを突いた黒岩選手が前に出ていく。トップに立った黒岩選手は、そのままラストスパートに入る。廣川選手も必死についていくが、勝負を仕掛ける余力はなかった。黒岩選手がトップでチェッカーフラッグを受け開幕2連勝を飾る。廣川選手は悔しい2位も大健闘。3位には、吉田選手を抑えきった仁木選手が入賞。5位には、高橋選手と石澤選手のアクシデント後、単独走行となった栗原選手が入っている。
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Winner's Interview

優勝 黒岩巧選手
「スタートは決まったのですが、相手も速かったので1コーナーは一歩引いて様子を見ていました。ただ、3周目の第1ヘアピンからダンロップコーナーまでで接触があったので、マシンの状態を確かめながら冷静に走っていました。プレッシャーをかけつつ、最終コーナーをうまく決められれば1コーナーでかわせると思っていました狙い通り行けましたね。次回は、ポールポジションを獲って、コースレコードも更新したいです」
黒岩巧選手
2位 廣川和希選手 廣川和希選手
「悔しいですね。タイヤを使わされてしまった感じで勝負どころで耐えきれませんでした。タイヤのマネジメントが課題です。タイムは出ていても駆け引きが、うまくできていないですしね。本来は、レースに参戦する予定ではなかったのですが、チームが機会を作ってくれたので勝ちたかったんですけれど…。次回は、課題を克服して一番高いところに上がれるように頑張ります」
3位 仁木圭之選手 仁木圭之選手
「レースは、いっぱいいっぱいでしたね。ウチの代表がいろいろ手をかけて造り上げてきたマシンなので、まだまだ発展途上ですし、エンジンとミッション以外はオリジナルと言っていいマシンです。じゃじゃ馬な部分もありますが、予選では、チームのロガーでは59秒4まで出ていますし、作り手と乗り手の意見をぶつけ合って仕上げていく楽しみはありますね。次回は、スケジュールが合わなそうなので、よかったら他の選手にも乗ってもらいたいですね」

全車撮影&GALLERY

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