2017 筑波ロードレース選手権第3戦《開催レポート》

2017 JAF 筑波ロードレース選手権第3戦

筑波ロードレース選手権トップページ

筑波17ランキングを見る

筑波サーキットキャラクター

決勝レポート / RACE REPORT

最後まで続いた3台バトル。市橋貴志が2連勝

TC-mini

 No.38山内健太がホールショットを決め、No.16市橋貴志が続く。市橋は早めに動いて2周目にはトップに立つ。しかし山内も対抗し、2周後にトップへ返り咲く。2台の激しいバトルは後方からNo.7宮本孝之を呼び寄せ、トップ争いは3台となる。3台は順位を激しく入れ替えながら市橋、宮本、山内の順で最終ラップへ。宮本と山内も頑張ったが、予選で圧倒的なコースレコードをマークした市橋は余力を残しており、スパートで逃げ切りポールtoウィンを達成。2位の宮本は嬉しい初表彰台。開幕戦の覇者、山内は悔しい3位に終わった。

中島将登、モタード車で総合優勝。TC250は海野涼

TC400 TC250

 予選2位のNo.1中島将登が先頭で1コーナーへ飛び込んでレースを引っ張る。ポールシッターのNo.99池田宗敏、予選3位のNo.98海野涼らが続くが、中島はペースを上げて先行逃げ切りを図り、ほどなく独走態勢を築いた。同様に池田、海野らも単独走行となる。一方、No.9西田敏郎とNo.88小川享は接近戦の4位争いを展開する。中島は独走のまま15周のレースを走り切って優勝。モタードマシンでTC400を制した。約4秒半遅れた池田が2位となり、3番手の海野はTC250優勝。4位争いは西田が小川を振り切って決着した。

赤旗2回の大波乱。大木俊二がポールtoウィン

S80

 ホールショットはNo.3藤﨑直之。対してNo.2高野健が先頭に立ち1周目を終了。さらにNo.27大木俊二がトップを奪うが、5周目に転倒車両がコース上に残されたため赤旗が提示される。11周の第2レースはNo.4小池亜久里が先行してNo.1矢崎敬志が続くが、大木が4周目にトップを奪う。大木についていけたのは矢崎だけだったが、最後の勝負を目前とした9周目、4位争いの小池と高野が接触して転倒。再び赤旗が提示され、規定により8周でレース成立。優勝は大木で、矢崎、藤﨑、小池、高野、No.83天野邦博までがトップ6のオーダーだ。

中沢寿寛、新型CBRで完全制覇。250Rは比企徹

CBR250R Dream CUP

 No.1中沢寿寛が先行し、No.69薄井徹也が続いて2台によるトップ争いが始まった。ともにCBR250RRを駆る2人は後続を大きく引き離したが、薄井は8周目にスローダウン。これで独走となった中沢は2位以下を約27秒離す圧勝で完全制覇を達成した。2位争いはNo.83幡多智子、No.11岡部怜、No.17比企徹、No.56櫻井芽依、No.18吉田隼らが入り乱れる大激戦。中でも比企と櫻井は激しく先頭を奪い合ったが、11周目の最終コーナーで櫻井と吉田が接触して転倒。比企は2位でCBR250Rクラス優勝を遂げた。以下岡部、幡多の順でゴール。

8台によるトップ争い。間隙をついた松山拓磨の勝利

J-GP3/Mono3

No.62埜口遥希が先頭で1コーナーへ入り、No.39五十嵐翔希、No.45川﨑祥吾、No.61岡谷雄太らが続いて4台が激しくトップを争う。さらに中盤までにNo.3家根谷大晟、No.56松山拓磨、No.31阿部恵斗、No.72濱田寛太らが追いつき集団は8台に増大。しかし激しすぎるバトルは限界を超え、埜口と岡谷が12周目の第2ヘアピンで転倒。この間隙を突く形で集団の後方にいた松山が先頭を奪う。最後は3台が横並びでゴールした結果、松山が優勝。五十嵐が続き、川崎は悔しい3位となった。以下阿部、家根谷、濱田の順で上位6台が約1秒以内でゴール。

平野ルナ、トップ独走中に転倒。優勝は渡辺海志郎

ST600

 開幕2連勝のNo.17平野ルナがホールショットを決めてレースを引っ張る。No.11渡辺海志郎が追い、2台がマッチレースを展開。しかし2台の間隔は徐々に開き始め、中盤を迎えるまでに平野がトップ独走態勢を構築した。しかし後続との差を気にするあまり12周目の第1ヘアピンで視線を後方へ移した瞬間にリヤタイヤを滑らせて転倒。平野はレースに復帰したもののピットに戻りレースを終えた。これで単独のトップとなった渡辺は2位以下に約4.5秒の差をつけて優勝。No.16罍純一郎が続き、No.60坂本崇が単独の3位となった。

多重クラッシュにより3周でレース成立

TC-Formula/JSB1000

 ポールシッターのNo.1池田吉隆がホールショットを決めた直後、ブレーキングミスにより3台のマシンが1コーナーで転倒する波乱の幕開けとなった。池田を先頭にNo.2相川亨、No.14竹田敏彦が続いて3台のトップグループが形成されていた4周目、1コーナーで多重クラッシュが発生し規定により3周終了時点でレース成立とし、2/3のチャンピオンシップポイントが与えられることになった。

豊島智博vs石井千優。豊島が好判断で完全制覇

JP250

予選でコースレコードを更新したNo.11豊島智博がホールショットを決め、新型CBR250RRに乗り換えたNo.27石井千優が続いて2台がトップを争う。逃げる豊島に対し、石井は背後につけて攻略のチャンスをうかがう。しかし豊島はトップスピードが伸び、これを武器にラスト2周でスパート。最終ラップでは石井にスリップへ入る隙を与えずポールtoウィンを達成。石井は約0.4秒差の2位。4台による3位争いは中盤に前へ出たNo.8藤平康人が制し、以下No.79梅田虎太郎、No.32古川凛、No.71大谷朋之の順で決着した。

page_top