2017 筑波ロードレース選手権第4戦《開催レポート》

2017 JAF 筑波ロードレース選手権第4戦

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決勝レポート / RACE REPORT

市橋貴志vs山内健太。市橋が優勝でチャンピオン獲得

TC-mini

 No.38山内健太が真っ先に1コーナーへ飛び込む。対して予選1位のNo.16市橋貴志が2周目に先頭を奪う。そして市橋にNo.7宮本孝之、山内、No.18榊原務らが続いて先頭集団を形成。ここから市橋と山内が抜け出して勝負は最終ラップへ。山内は1コーナーでトップに立つが、市橋はバイクが走っており、バックストレートでトップに返り咲く。山内も負けじと横並びでゴールした結果、タイム差0秒で市橋が優勝。そしてチャンピオンを手にした。山内は悔しい2位。以下宮本、榊原の順でゴール。100クラス優勝はNo.4谷口弘。

昨年王者、田中稔一が独走でTC400優勝。TC250は石井直

TC400 TC250

 昨年王者のNo.1田中稔一がホールショットから先行。ほどなく独走態勢を築き、後続に2秒余りのリードを築いて優勝した。2位で続いたNo.99池田宗敏はTC400のチャンピオンを獲得。3位のNo.4中島将登と4位のNo.9西田敏郎はともに単独でゴールした。上位4台まではTC400クラス。一方でNo.88小川享、No.70石井直、No.33松田明満らによる5位争いは、終盤まで集団の先頭を走っていた小川が脱落したことで石井が制してTC250優勝。そして終盤の追い上げで6位に浮上したNo.98海野涼がTC250のチャンピオンとなった。

最後まで続いた6台の接近戦。逃げ切った大木俊二

S80

 No.2高野健がホールショットを決め、No.3藤崎直之、No.4小池亜久里、No.33細谷翼、No.27大木俊二、No.1矢崎敬志が続いて6台が優勝争いを展開した。このうち大木は4周目にトップを奪って必勝パターンの逃げ切りを図るが、そうは問屋が卸さずライバル5台が食らいつく。そして勝負は最終ラップへ。バックストレートでは6台が横に広がりスリップを奪い合うが、大木は絶妙なラインで逃げ切り0.2秒差で優勝。矢崎が続き、3位の藤崎がチャンピオンを獲得。以下小池、細谷、高野の順で6台が1秒余りの間にゴールへ飛び込んだ。

雨が降り出し転倒続出。優勝は鈴木洋一郎・櫻井芽依

CBR250R Dream CUP

 雨が降り出したが全車がドライ用タイヤでスタート。しかし予選1位のNo.69薄井徹也が先頭で1コーナーへ入ったところでスリップダウン。続いてNo.42小川修二、No.83幡多智子も転倒。次の周には5台が転倒する。困難な状況下でトップに立ったのはNo.56櫻井芽依だったがペースメイクに苦しみ、2気筒RRのNo.87鈴木洋一郎が7周目の第1ヘアピンでトップを奪う。鈴木はそのまま逃げ切って優勝。2位の櫻井は単気筒Rクラス優勝。3位には転倒後、最後尾から追い上げた薄井が入った。Rクラスの王者はNo.17比企徹が獲得。

濱田寛太が初優勝。チャンピオンは川崎祥吾

J-GP3/Mono3

 路面から水しぶきが舞い上がる中、No.31阿部恵斗がホールショットを決め、No.39五十嵐翔希が続いて接近戦が始まった。激しい争いは後方からNo.72濱田寛太を呼び寄せ、その濱田が9周目に先頭へ立つ一方、五十嵐は12周目の第2ヘアピンで転倒。その代わりにNo.45川崎祥吾が追いつき優勝争いは濱田、阿部、川崎の順で最終周へ。先頭でバックストレートへ入ったのは濱田で、そのままライバルを抑えて初優勝を達成。川崎は土壇場で2位に浮上してチャンピオンを獲得。3位に敗れた阿部だが、非力なマシンで大健闘と言える。

中山耀介、スパートで独走勝利。チャンピオンは罍純一郎

ST600

 No.1目代祐紀が先頭で1コーナーへ入り、No.3中山耀介、No.11渡辺海志郎、No.21二瓶祐輔、No.91木村寿史、No.16罍純一郎を加えた6台が先頭集団を形成した。各車は慎重にマシンをバンクさせながら周回を重ね、中盤までに二瓶、中山、渡辺の3台が集団から抜け出す。このうち走りに一番余裕があったのは中山で、10周目の1コーナーで先頭に立つと、そこから逃げ始め、2位以下を約4.5秒引き離す独走で優勝を遂げた。二瓶vs渡辺の2位争いは最終ラップの最終コーナーで前に出た渡辺が制した。罍は7位でタイトルを獲得。

赤旗2回の大波乱。
池田吉隆が4戦全勝でnat王者。intは竹田敏彦

JSB1000

 単独開催となったJSBは降り続く雨の中でスタート。しかし2周目の第2ヘアピンで転倒車両がコース上に残ったため赤旗中断。仕切り直しのレースでも5周目の第1ヘアピン手前で同様のアクシデントがあり中断。3回目のスタートではNo.14武田敏彦が先行し、3周目のバックストレートでNo.1池田吉隆がトップに立つ。池田はそのまま逃げ切り4戦全勝でチャンピオンを決めた。2位のNo.51砂塚知男は終盤に池田を追い詰めたが、捕らえるには至らなかった。3位のNo.8高倉純一までがnatクラス。4位の武田がint優勝でタイトルを手にした。

片野陽介が独走勝利。チャンピオンは相川享

TC-Formula

 降り続く雨のため決勝の周回数がさらに12周まで減算された。予選3位のNo.21片野陽介がスタートから先行し、No.11平野恭正が続いて2台がトップ争いを展開した。しかし片野は平野を少しづつ引き離し、最終的には2位以下に3秒余りのリードを築いて優勝。一方で平野の背後には、3台による3位争いから抜け出してきたNo.73齋藤正弘が迫り、終盤にはテールtoノーズに。そして齋藤は最終ラップの1コーナーで2位に浮上してゴール。以下平野、No.33山崎張起、No.8吉塚浩司と続き、6位のNo.2相川享がチャンピオンとなった。

8周の短期決戦。豊島智博が完全制覇でチャンピオン

JP250

 降雨のため周回数が8周に短縮された。ポールシッターのNo.11豊島智博が重要なスタートをそつなく決めてホールショットを奪い、ほどなく独走。そして短期決戦の王道である先行逃げ切りで優勝とともにnatクラスのチャンピオンを獲得。一方で2位争いは6台による大バトル。周回ごとに順位が入れ替わる大激戦の中、3台が抜け出して最終ラップへ。最後は3台横並びでゴールに飛び込んだ結果、No.14小澤俊輝、No.79梅田虎太郎、No.71大谷朋之の順で決着。以下No.5藤井岳、No.27石井千優、No.32古川凜と続いてゴール。

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