筑波ロードレース選手権 第3戦 ≪開催レポート≫

筑波ロードレース選手権 第3戦

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決勝レポート / RACE REPORT

山内健太と宮本孝之の激闘。逃げ切った山内の勝利

TC-mini

 No.38山内健太が先頭で1コーナーに入る一方、No.7宮本孝之がトップを奪って1周目を終了した。さらにNo.9旧部美夫とNo.36吉田正が続いて4台が先頭集団を形成。特に宮本と山内のバトルは激しく、1コーナーで山内がトップに立てば、最終コーナーでは宮本がやり返すという具合で何度も順位を入れ替える。そして山内、宮本、吉田、旧部の順で最終周へ。山内はバックストレートでイン側をブロック。そのまま0.2秒差で逃げ切り優勝を遂げた。さらに宮本は山内に気を取られた隙を狙われ、ゴール直前で吉田に並ばれて3位に陥落した。

モタード車の中島将登が優勝。TC250は小川洋一郎

TC400 TC250

 No.51小川洋一郎がホールショットを奪取。しかしポールシッターのNo.7中島将登がトップに立って1周目を終了した。中島にNo.99池田宗敏が続いて2台がマッチレースを展開。先行する中島に対し、左足の腱を痛めている池田は懸命に追うが、レース後半には中島が独走態勢を構築。そのままモタードマシンでTC400優勝を遂げた。池田は健闘の2位。TC250の4台による3位争いは序盤、混戦模様だったが、終盤に入ると徐々に各車の間隔が開き、最終的には小川、No.98海野涼、No.33松田明満、No.44白崎達也の順で決着した。

8台によるトップ争い。市橋貴志が開幕3連勝

S80

 No.37坪川浩明が真っ先に1コーナーへ飛び込み、No.2大木俊二、No.1藤崎直之、No.6小池亜久里、No.16市橋貴志、No.8細谷翼、No.33鈴木大空翔、No.62田中良らが続いて8台によるトップ争いが始まった。このうち2周目に大木が先頭に立つ一方、5周目の最終コーナーで市橋がトップに浮上。6周目に田中がマシントラブルで脱落した以降も市橋と大木は激しい競り合いを続け、迎えた最終周、2番手の大木は1コーナーで痛恨のオーバーラン。先頭の市橋はそのまま逃げ切り3連勝を達成。以下藤崎、坪川、鈴木、細谷、小池の順でゴール。

激しい神経戦を制し、青木登夢がポールtoウィン

CBR250R Dream CUP

 No.8青木登夢がホールショットを決め、No.11岡部怜が続く一方、No.72高橋孝浩が2番手に立って1周目を終了した。以後は2気筒RRを駆る青木と高橋の一騎打ちとなった。逃げる青木に対し、高橋は並びかけては引いて牽制。この神経戦が動いたのは9周目の1コーナーで、高橋がトップに浮上。しかし青木も踏ん張り、11周目の最終コーナーでトップを奪還する。青木はそのまま逃げ切りポールtoウィンを達成。高橋が続き、単独の3位となった岡部は単気筒Rクラス2連勝。8台バトルとなった4位争いを制したのはNo.23大橋文昭。

チームメイト同士の激突。五十嵐翔希、土壇場の逆転勝利

J-GP3/Mono3

 No.39五十嵐翔希がホールショットから先行。No.72濱田寛太が続いてチームメイト同士の優勝争いが始まった。5周目の最終コーナーで濱田がトップを奪ってからも接近戦は続き、先頭の濱田に対して2番手の五十嵐はその背後にピタリとつける。同じRSYチームの2人のマシンはまったく互角で、テールtoノーズのまま濱田、五十嵐の順で最終ラップへ突入。五十嵐はバックストレートで濱田のスリップに入り、最終コーナーでインに飛び込み逆転に成功。土壇場の逆転劇で五十嵐が優勝。濱田は悔しい2位。No.15大堀和基は単独の3位となった。

中村竜也と荒川晃大が接触転倒。優勝は渡辺海志郎

ST600

 No.19中村竜也が先頭で1コーナーに入り、No.54荒川晃大が続いて2台によるトップ争いが始まった。両者の争いは序盤から白熱し、意地の張り合いが頂点に達した7周目、第2ヘアピンで荒川が前に出た後の最終コーナーで両者が接触して転倒。そのままリタイヤを余儀なくされる。代わってNo.3高山和也とNo.11渡辺海志郎のトップ争いとなり、この勝負は16周目の第2ヘアピンでインに飛び込み前に出た渡辺がスパートして優勝。高山が続き、以下No.72二階堂慎二、No.21二瓶祐輔、No.45豊川裕之、No.13望月誠の順でゴール。

竹田敏彦、先行逃げ切りでポールtoウィン

JSB1000

 No.14竹田敏彦がホールショットからレースを引っ張る。No.69澤田一星、No.78鈴木明、No.51砂塚知男、No.7前川泰志らが続いて5台による先頭集団が形成されたが、竹田のペースは速く、ほどなく集団を引き離してトップを独走となる。このまま終わるかと思われたが、終盤になると後続集団を抜け出してきた2番手の澤田が急接近。それでも最終的には竹田が0.452秒差で逃げ切りポールtoウィンを達成。2位でNat優勝を手にした澤田は竹田に及ばなかったものの終盤の追い上げは見事だった。以下砂塚、鈴木、前川の順で決着。

谷津太郎、完全制覇で2連勝達成

TC-Formula

 ポールシッターのNo.79谷津太郎がスタートから先行。ホールショットを決めると、ペースを上げて後続を引き離し独走に持ち込んだ。18周のレースが終わってみれば谷津は2位以下に5.5秒の差をつけてポールtoウィンを達成した。これで谷津はTC-Formulaで2連勝。No.2相川享とNo.11平野恭正はそれぞれ単独で2、3位に入り、No.33山崎張起は10周目にNo.23佐藤哲治を攻略して4位となった。No.87佐々木重之は15周目にNo.31矢作享の前に出て6位に入った。以下No.36大沼邦康、No.16松本勇介の順でレースを終えた。

赤旗でレース成立。吉澤隆が好判断で優勝

JP250

 No.31横山尚太が先頭で1コーナーへ進入。No.4吉澤隆、No.36佐々木將旭が続いて3台が先頭集団を形成した。このうち4周目に佐々木が2番手へ浮上する一方、様子を見ていた吉澤が動いたのは6周目で、2位に返り咲くと7周目の1コーナーでトップに浮上。その後も吉澤は手綱を緩めず後続を引き離す。しかし最終周のアジアコーナー立ち上がりで5位争いの4台中3台が転倒するアクシデントが発生して赤旗が提示され、11周でレースが成立。優勝はIntの吉澤で、2位の佐々木はNat優勝。横山が続き、No.87鈴木洋一郎が単独の4位となった。

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