2017 筑波ロードレース選手権第2戦《開催レポート》

2017 JAF 筑波ロードレース選手権第2戦

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決勝レポート / RACE REPORT

市橋貴志、ポールtoウィンで今シーズン初勝利

TC-mini

 ホールショットはNo.36吉田正。しかしNo.61柳沢祐一がトップに立って1周目を終了。No.36山内健太とNo.16市橋貴志が続き、この3台が先頭集団を形成した。市橋はしばらく3番手で様子を見ていたが、4周目の1コーナーでトップを奪って逃げ始める。柳沢と山内のバトルが激化したことも手伝い、市橋は約2.7秒差でポールtoウィンを達成した。2位争いは柳沢-山内の順で最終周へ。山内はバックストレートで柳沢をかわして最終コーナ  ーでブロック。対する柳沢は最後の立ち上がりに賭けたが、タイム差0で山内が逃げ切った。

TC400の池田宗敏が完全制覇。TC250優勝は小川亨

TC400 TC250

 スタート時にエンジンストールが発生したため1周減算の14周で争われた。先頭で1コーナーへ飛び込んだのはTC400のNo.99池田宗敏。そしてNo.9西田敏郎、No.36松田明満、No.98海野涼、No.88小川亨らを加えた5台が先頭集団を形成した。しかし5台の間隔は徐々に広がり、レースが折り返した頃にはそれぞれが単独走行となった。そのまま池田が2位以下に5秒余りの差をつけてポールtoウィンを達成した。一方、3番手の小川は中盤過ぎに2番手の西田を猛追。そして9周目には2番手へ浮上し、TC250優勝を手にした。

元全日本トップライダー天野邦博がS80初勝利

S80

 No.1矢崎敬志がホールショットを奪取。しかしバックストレートで矢崎とNo.4小池亜久里が接触して転倒。これにNo.27大木俊二が突っ込み上位3台が転倒する大波乱となった。難を逃れたNo.2高野健、No.3藤﨑直之、No.83天野邦博らが先頭集団を形成。先頭の高野と天野は最高速が伸び、続く藤﨑はブレーキングで対抗する。均衡が破れたのは12周目で、藤﨑が2台抜きでトップへ浮上。しかし次周には天野がトップへ。迎えた最終周、天野はライバルを巧みに抑えS80初優勝を達成。藤﨑は天を仰ぎ悔しさを表した。高野は3位に終わった。

徹底したブロックラインで逃げ切った幡多智子

CBR250R Dream CUP

 ポールシッターのNo.17比企徹がホールショット。しかしNo.83幡多智子がバックストレートで先頭に立ち1周目を終了。ここから幡多と比企の一騎打ちが始まった。徹底したブロックラインで逃げる幡多に対し、比企は5周目の1コーナーでトップを奪還。しかし幡多が再びトップに返り咲き、比企は幡多を攻めあぐねたまま最終周へ。幡多はバックストレートでインベタに近いラインを取り比企を抑え、そのまま逃げ切り嬉しい初優勝を遂げた。4台による熾烈な3位争いは終盤に前へ出たNo.56櫻井芽依が制し、勝負強さを見せた。

土壇場の逆転で家根谷大晟がJ-GP3初優勝

J-GP3/Mono3

 No.31阿部恵斗、No.3家根谷大晟、No.39五十嵐翔希、No.14千田俊輝、No.45川崎祥吾らが序盤の先頭集団を形成した。ここから五十嵐、家根谷、川崎が抜け出してトップ争いを展開。2番手の家根谷は最終コーナーで何度も先頭の五十嵐に並びかけては引き、揺さぶる。そして家根谷は15周目の最終コーナーでトップに浮上。しかし五十嵐も意地を見せ直後の1コーナーでトップを奪還。迎えた最終周、五十嵐はバックストレートでラインを振るが、家根谷は最終コーナーでインに入りJ-GP3初優勝を飾った。3位の川崎までが同タイムだった。

JKライダー平野ルナ、2戦連続でポールtoウィン

ST600

 予選2位のNo.16罍純一郎が先頭で1コーナーへ飛び込み、No.17平野ルナ、No.91木村寿史、No.11渡辺海志郎が続いて序盤の先頭集団を形成する。このうち2番手につけていた平野は集団のペースが上がらないと判断して3周目のS字進入でインに飛び込みトップを奪取。そのまま逃げ切りを図り、2位以下に約3.6秒のリードを築いて優勝。2戦連続でポールtoウィンを達成した。3台による2位争いは、しばらく罍が引っ張っていたが、11周目の1コーナーで先頭を奪った木村が逃げ切り2位。以下渡辺、罍の順で決着した。

JSBは池田吉隆の完全制覇。TC-Fは相川亨

TC-Formula/JSB1000

 ポールシッターのNo.1池田吉隆がホールショットから先行。JSB(N)の池田はオープニングラップからペースを上げ、周回ごとに後続を引き離していく。そして18周のレースが終わってみれば、池田は2位以下を17秒近く引き離す圧勝でレースを完全制覇した。2位にはNo.2相川亨が単独で入り、TC-F優勝を手にした。3位のNo.14竹田敏彦はJSB(I)優勝。2台による4位争いは、9周目に前へ出たNo.6泉沢信明が開幕戦の覇者No.11平野恭正を引き離してゴール。No.36岡部直樹は6位で表彰台最後のポジションを手に入れた。

国際は中沢寿寛、国内は豊島智博。新型CBRがデビュー戦1-2

JP250

 話題の新型CBR250RRが2台参戦し、その2台が予選、決勝とも1-2位を独占する快挙を遂げた。予選でコースレコードを更新したポールシッターのNo.1中沢寿寛が真っ先に1コーナーへ飛び込み、No.11豊島智博が続く。上位の2人は2気筒となった新型CBR250RRを駆り、1周目から後続を引き離していく。そして国際ライセンスの中沢は1度もトップを譲らないままポールtoウィンを達成。約0.5秒遅れでゴールした豊島は国内ライセンス優勝。上位2台を懸命に追った紅一点のNo.27石井千優だったが、約9秒遅れの3位に終わった。

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