筑波ロードレース選手権 第1戦 ≪開催レポート≫

筑波ロードレース選手権 第1戦

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決勝レポート / RACE REPORT

吉田正、全車ラップでポールtoウィン

TC-mini

 出走4台とスターティンググリッドが閑散とした状態でレースがスタート。参加者中、唯一のOPENクラスであるポールシッターのNo.36吉田正がダッシュを決めて先頭で1コーナーへ飛び込むと、オープニングラップから飛ばして1周目終了時点で2位以下にホームストレート1本分のリードを築く。そのままライバルを引き離し続け、9周目には全車ラップを達成。そのまま12周のレースを走り切り、圧勝でポールtoウィンを達成した。2位のNo.81古河薫は100クラス優勝。以下No.4谷口弘、No.21高野亮の順でレースを終えた。

先手必勝のTC400池田宗敏。TC250は石井直

TC400 TC250

 No.99池田宗敏が3番手スタートからホールショットを奪取。そのままペースを上げ、ほどなく独走。終わってみれば2位以下を20秒以上引き離す横綱相撲で総合とTC400優勝を成し遂げた。2位争いはNo.24石井直とNo.9西田敏郎の一騎打ち。しかしレースが折り返しを迎えた頃から徐々に石井が西田を引き離し始め、最終的に石井は西田に対して約5秒のリードを築いてゴール。これで石井はTC250優勝を手にした。逆に西田は後方からNo.33松田明満の追い上げを許し終盤には接近戦となったが、辛くも逃げ切り3位を死守した。

市橋貴志vs高野健。ライバルを振り切った市橋

S80

 予選2位のNo.16市橋貴志が先行してNo.4高野健が続く。しかしNo.2大木俊二が2周目に2番手へ浮上して市橋を追撃。そして背後から市橋に揺さぶりをかける。大木は4周目にトップを奪うが、その直後の第1ヘアピンで痛恨の転倒。代わって高野が市橋の背後につけてプレッシャーを掛ける。しかしレースが終盤を迎えると余力を残していた市橋がスパート。そのままライバルに2秒半の差をつけて嬉しい優勝を手にした。高野は悔しい2位。No.1藤崎直之がラスト4周で6台を抜き去り3位に入ってベテランの力を見せつけた。

RRクラスは高橋孝浩、Rクラスは薄井徹也が優勝

CBR250R Dream CUP

 No.69薄井徹也が先頭で1コーナーへ飛び込む一方、No.87高橋孝浩がトップに立って1周目を終了。そしてNo.11岡部怜を加えた3台が先頭集団を形成した。レース中盤までに高橋と薄井が抜け出して勝負は一騎打ちに。単気筒の薄井は2気筒の高橋に食らいついていたが、エンジンパワーの差は如何ともしがたく終盤になると両者の間隔が開いていく。そのまま高橋が逃げ切りRRクラス優勝。続いた薄井もRクラス優勝を手にした。岡部が単独の3位となり、No.58辻正明、No.4金山和弘、No.4藤沢大樹までがトップ6入りした。

福嶋佑斗、ぶっちぎりの独走でポールtoウィン

J-GP3/Mono3

 予選トップのNo.30福嶋佑斗がホールショットを決め、先頭で1周目を終了。一方、No.45木内尚汰は2周目に2番手へ浮上して福嶋を追う。しかし地力に勝る福嶋は木内を引き離して独走。最終的には2位以下に13秒近い大差をつけてレースを完全制覇した。一方、3番手のNo.39五十嵐翔希はペースをつかむと一気に木内へ迫り、11周目に2番手へ浮上。そのまま2位となりNSF250R challenge優勝を手にした。木内は最終周に脱落。代わってNo.15大堀和基が単独の3位。No.33中山愛理はNo.65有田光とのバトルを制して4位となった。

荒川晃大、激戦区のST600でポールtoウィン

ST600

 ポールシッターのNo.54荒川晃大がホールショットからレースを引っ張る。No.11渡辺海志郎が続くが、荒川の勢いは止まらず、ほどなく独走。最終的にはライバルに5秒以上の差をつけてポールtoウィンを達成した。2位争いは渡辺とNo.21二瓶祐輔の一騎打ち。4周目に2番手へ浮上した二瓶は、しばらく渡辺の前で周回していたが、渡辺は満を持して16周目に2番手へ返り咲くと二瓶を振り切り2位となった。二瓶は悔しい3位。No.9中村裕哉、No.72二階堂慎二が単独で続き、4台バトルを制したNo.14国谷隼樹が6位に入った。

600ccマシンでレースを制した山中正之

TC-Formula/JSB1000

 スタートで予選2位のNo.78鈴木明が大ウィリーから転倒。このため赤旗が提示され、オイル処理の後、15周に減算されて再レースとなった。スタートから主導権を握ったのはNo.60山中正之で、ホールショットを決めると、600ccの高い排気音を響かせながらトップを独走。そのままリッター勢を相手に大金星を挙げた。No.11平野恭正はNo.2相川享との接近戦を制して2位となり、No.79谷津太郎が単独の4位となった。上位4台はTC-Fクラスで、5位のNo.51砂塚知男がJSB(N)優勝、6位のNo.7前川泰志がJSB(I)優勝となった。

出走台数を感じさせない杉山優輝のアグレッシブな走り

ST600(I)/J-GP2

 ポールシッターのNo.41梅田虎太郎が決勝の出走をキャンセルしたため、ポールポジションが空席のまま全4台でレースがスタート。ホールショットを決めたのはNo.18杉山優輝で、オープニングラップから独走。ストレートエンドで派手にリヤタイヤをスライドさせながら飛ばす杉山の走りは出走台数が少ないことを感じさせないもので、最終的に杉山は2位以下に8秒以上のリードを築いて文句なしの独走勝利を達成した。No.43中山耀介が単独の2位。3位のNo.71上原大輝、4位のNo.34宮脇寿郎もそれぞれ単独でゴールした。

5台による大バトル。優勝は石井千優。Natは佐々木將旭

JP250

 No.23砂泊孝太、No.31横山尚太、No.27石井千優らが先頭集団を形成して大バトルが始まった。さらにNo.36佐々木將旭とNo.4吉澤隆が加わる。終盤までに吉澤が遅れ、砂泊、石井、佐々木、横山の順で最終周へ。バックストレートでは先頭の砂泊が後続をブロック。対して石井は最終コーナーで立ち上がり重視のラインを取る。そして砂泊、石井、佐々木、横山の順でゴール。しかしゴール直前で砂泊が石井の前を塞ぐ形で進路を急変更したことが妨害行為と判断されて失格。石井が総合&Int優勝となり、2位の佐々木がNat優勝を得た。

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