筑波ロードレース選手権 第4戦 ≪開催レポート≫

筑波ロードレース選手権 第4戦

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決勝レポート / RACE REPORT

5台バトルを制した吉田正が逆転で王者

TC-mini

 No.38山内健太のホールショットで最終戦がスタート。No.7宮本孝之、No.71坂本真也、No.36吉田正、No.9旧部美夫が続いて5台による激しい優勝争いが繰り広げられた。このうち吉田は2周目にトップを奪い、集団を引っ張る。順位が激しく変わる激闘の中で山内と旧部が一時トップに立つが、吉田のマシンはトップスピードが伸び、ほどなくトップを奪還。吉田はそのまま逃げ切って優勝と逆転でOPENクラスの王者を手にした。以下山内、旧部、宮本、坂本の順で0.4秒ほどの間にゴールへ飛び込んだ。100クラス優勝はNo.24柚木理。

中島将登、海野涼が優勝。池田宗敏と小川洋一郎が戴冠

TC400 TC250

 No.7中島将登が先頭で1コーナーへ飛び込み、No.99池田宗敏が続いて両者の一騎打ちとなった。池田はしばらく様子を見た後、8周目のバックストレートでトップに立つ。対して中島は6周にわたって背後から池田の走りを確認し、13周目の1コーナーで再びトップに浮上。そして最終周、中島はバックストレートでラインをインに振りトップを死守。そして2連勝を達成した。池田は2位で王者を獲得。続いたNo.5川邊勲は賞典外。5台による3位争いを制したNo.99海野涼がTC250優勝を手にした。No.51小川洋一郎は5位でTC250王者となった。

ベテランvs中学生ライダーの攻防。勝ったのは大木俊二

S80

 No.37坪川浩明、No.8細谷翼、No.25伊藤公一らが序盤の先頭集団を形成した。しかしNo.2大木俊二が後方から怒涛の勢いで順位を上げ、5周目にトップへ浮上。そのまま逃げに入ったが、大木の独走に待ったを掛けたのが中学生ライダーの細谷で、11周目のバックストレートで大木を捕らえる。しかし大木もベテランの意地でトップへ返り咲き最終周へ。大木はバックストレートでラインをインに振り懸命にブロック。そして0.1秒差で逃げ切って優勝。細谷は健闘の2位。No.1藤崎直之が続き、開幕3連勝のNo.16市橋貴志がタイトルを獲得した。

高橋孝浩が完全制覇でRRの戴冠。Rは高校生の岡部怜

CBR250R Dream CUP

 単気筒Rの高校生ライダーNo.11岡部怜がホールショットを奪取。しかし2気筒RRのNo.72高橋孝浩がエンジンパワーにものを言わせて2周目に入った直後のホームストレートでトップに浮上。高橋はそのまま後続を引き離し、最終的には4.6秒のリードを築いてポールtoウィンでRRのチャンピオン獲得を飾った。2位の岡部も同様にRの優勝とチャンピオンを獲得。No.58辻正明は同じRRのNo.28比嘉拓也を振り切り3位となった。JKライダーNo.56梶山采千夏はNo.23大橋文昭に競り勝って総合5位とRクラスの2位を得た。

五十嵐翔希、土壇場の逆転勝利でタイトル獲得

J-GP3/Mono3

 No.15大堀和基がホールショットを決める。しかしNo.39五十嵐翔希が先頭を奪って1周目を終了。No.45木内尚汰が続き、大堀を加えた3台が先頭集団を形成した。4周目には木内がトップに立つが、五十嵐は6周目のバックストレートでトップを取り返して独走に持ち込む。しかし大堀は諦めず、2位争いを抜け出して17周目に五十嵐へ追いつくとトップに立って最終周へ突入。対して五十嵐は最終コーナーのワンチャンスに賭け、土壇場で逆転。劇的な勝利でチャンピオンを獲得。大堀は悔しい2位。以下木内、No.83幡多智子の順でゴール。

レコード更新の荒川晃大が逆転で王者に

ST600

 予選でコースレコードを更新したNo.54荒川晃大がホールショットから先行。1周目から独走に持ち込み、終わってみれば2位以下を6.5秒引き離す圧勝で今季3勝目をマークした。一方、ポイントリーダーだったNo.11渡辺海志郎は3周目の第1ヘアピンでNo.3高山和也の転倒に巻き込まれたため(高山は失格)、荒川がタイトルを獲得。No.19中村竜也も終始一人旅で2位となった。No.26ジェゲデ・ゼックはNo.72二階堂慎二を引き離して3位を獲得。6台バトルとなった5位争いは最終ラップに前へ出たNo.14国谷隼樹が制した。

鈴木明、4台バトルを制して逆転タイトルを獲得

JSB1000

 No.14竹田敏彦が先頭で1コーナーへ飛び込み、No.78鈴木明、No.51砂塚知男、No.69澤田一星らが続いて4台による先頭集団が形成された。このうち鈴木が2周目にトップへ立ってからも4台は集団のまま周回していたが、レースが折り返した頃から先頭の鈴木が抜け出し始め、終わってみれば鈴木が2位以下を4.7秒引き離す独走で優勝するとともに逆転でnatのチャンピオンを獲得した。2位の竹田はintのチャンピオンを獲得。澤田が続き、砂塚は4位。No.36岡部直樹vsNo.95野呂瀬孝太による5位争いは岡部に軍配が上がった。

3台バトルを制した相川享。山中は痛恨の転倒

TC-Formula

 No.60山中正之がホールショットを決め、No.79谷津太郎とNo.2相川享が続いて3台による優勝争いとなった。山中は非力な600ccマシンで旋回速度を武器に先頭を走る一方、谷津と相川も僅差で追う。そして終盤を迎え、ここまで3位をキープしていた相川が動いた。14周目に2位へ浮上すると、前を行く山中を猛然とプッシュ。そして17周目の1コーナーで山中のインに飛び込むと、山中は痛恨の転倒。これでトップに立った相川が優勝。谷津は2位でチャンピオンを獲得。No.11平野恭正はNo.55笹原隆男に競り勝って3位となった。

4台がレコード更新。佐々木將旭が激闘を制して戴冠

JP250

 コースレコード合戦となった予選を経て行われた決勝は、No.31横山尚太、No.27石井千優、No.36佐々木將旭、No.4吉澤隆、No.64及川玲ら5台がトップ争いを展開。周回ごとに順位が入れ替わる激闘の中、7周目に吉澤が石井を巻き込んで転倒(吉澤は失格)。また11周目には及川が転倒し、佐々木-横山の順で勝負は最終周へ。横山は第2ヘアピンで仕掛けてトップに浮上したが、加速が鈍り、最終コーナーでアウトからまくった佐々木が逆転勝利でNクラスのタイトルを獲得。続いたNo.71大谷朋之が3位。Iクラスは石井がタイトルを得た。

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