2016 筑波ロードレース選手権第2戦《開催レポート》

2016 JAF 筑波ロードレース選手権第2戦

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決勝レポート / RACE REPORT

市橋貴志、赤旗終了もポールtoウィンで開幕2連勝

TC-mini

 予選でコースレコードを更新したNo.16市橋貴志がホールショットから先行。しかしNo.72高橋孝浩とNo.17海老名輝悦が市橋をかわして1周目を終了。この3台が先頭集団を形成したが、中でも高橋と海老名は激しく順位を入れ替える。この集団にNo.14佐藤大輔が追いつく一方、3番手の市橋は10周目に2台抜きでトップを奪う。そして勝負は最終周へ。しかし高橋がアジアコーナーで痛恨の転倒。この転倒で赤旗が提示され、11周でレースが成立。市橋は完全制覇で2連勝を飾り、以下高橋、海老名、佐藤の順で雌雄が決した。

田中稔一、独走で開幕2連勝。TC250は貝﨑主典

TC400 TC250

 先頭で1コーナーへ飛び込んだのはNo.36松田明満。対してNo.1田中稔一がトップを奪って1周目を終了。田中についていけたのはNo.44貝﨑主典だけだったが、田中はレース半ばまでに貝﨑を離して独走態勢を築く。一方、第2集団を抜け出してきたNo.39岸本吉広が貝﨑に急接近。そして岸本は10周目にコースレコードを更新して貝﨑をパス。最終周の第1ヘアピンで2台が絡む転倒が発生したことで赤旗が提示され、14周でレース成立。その結果、TC400の田中が開幕2連勝を達成。2位は岸本。3位の貝﨑はTC250優勝を手にした。

スポット参戦の絶対王者、大木俊二の完全制覇

S80

 No.2藤﨑直之がホールショットを決めてレースを引っ張る。しかしチャンピオンナンバーを背負うNo.1大木俊二が虎視眈々と狙っており、2周目の最終コーナーでトップへ浮上。さらにNo.72矢﨑敬志、No.6小池亜久里、No.7高野健らが続き、序盤は5台が先頭集団を形成。しかし各車の間隔が徐々に開き出し、レース半ばには、それぞれ単独走行となった。そのまま大木がポールtoウィンを達成。スポット参戦ながら3年連続王者の実力を見せつけた。藤﨑、矢﨑と続き、11周目の1コーナーで小池を攻略した高野が4位に入った。

4台によるトップ争い。豊島智博がポールtoウィン

CBR250R Dream CUP

 ポールシッターのNo.11豊島智博がホールショットを決めて先行。No.3家根谷大晟、No.70高橋直輝、No.53佐々木將旭を加えた4台が先頭集団を形成した。4周目に家根谷がトップを奪うものの、6周目に豊島がトップを奪還。このまま終盤の勝負所を迎えるかと思われた10周目、家根谷がマシントラブルによりS字で突然ストップ。その直後、バックマーカーがからんだ際に豊島が集団から抜け出す形となり、そのまま逃げ切ってポールtoウィンを達成。高橋、佐々木と続き、第2集団から抜け出したNo.83幡多智子が4位となった。

トップ争いの2台がクラッシュ。勝ったのは福嶋佑斗

J-GP3/Mono3

 ポールシッターのNo.92國井勇輝が先頭で1コーナーへ飛び込む。対してNo.12山中琉球聖が2周目の1コーナーでトップに浮上。予選でコースレコードを更新した2台の争いは序盤から加熱したが、それが裏目に出て両者は3周目の1コーナーで接触転倒を喫する。代わってトップに立ったのはNo.3福嶋佑斗で、最後まで単独で走り切り嬉しい今季初勝利を達成した。2番手争いはNo.56埜口遥希vsNo.72鈴木光来の一騎打ち。終盤の攻防は熾烈を極め、最後は横並びでゴールに飛び込んだ結果、同タイムながら埜口が2位となった。

奥田教介vsクボ・ケミンス。逃げ切った奥田の勝利

ST600

 予選2番手のNo.57奥田教介がホールショットから先行。奥田についていけたのはポールシッターのNo.72クボ・ケミンスだけで、この2台が59秒台ラップで後続を引き離していく。しかし2台のポジションに変動はなく、膠着状態のままラストラップへ突入。ゴール目指して懸命に逃げる奥田に対し、2番手で追うクボは最後まで手が出せず、奥田が0.3秒差で逃げ切り嬉しい優勝を遂げた。2位で表彰台に立ったクボは最後まで笑顔がなかった。3台による3位争いはNo.23大津岳、No.11渡辺海志郎、No.16罍純一郎の順で決着した。

鍋城正八、ぶっちぎりでポールtoウィン

TC-Formula/JSB1000

 予選1位のNo.99鍋城正八が抜群のスタートダッシュでホールショットを決める。予選2位のNo.55笹原隆男が続き、序盤は鍋城と笹原が接近戦を展開した。しかし5周目辺りから鍋城と笹原の間隔が広がり始め、レース半ばには鍋城の独走態勢が確立。最終的には鍋城が2位以下に10秒近い大差をつけてポールtoウィンを達成。笹原は単独の2位に終わった。No.26冨岡琢磨、No.80相川享、No.7前川泰志による3位争いは相川が制し、4位の前川までがJSB(I)クラス。5位の冨岡がTC-F優勝となった。JSB(N)優勝はNo.6泉沢信明。

4台による激しい優勝争い。競り勝った杉山優輝

JP250

 No.24杉山優輝が先頭で1コーナーに飛び込んだものの、No.4吉澤隆が先頭を奪って1周目を終了。No.27石井千優も続き、3台が先頭集団を形成する。さらにNo.9中村裕哉が加わり集団は4台となる。中でも吉澤と杉山のバトルは激しく、周回ごとにトップが入れ替わる。一方で中盤過ぎに中村が遅れ、杉山、吉澤、石井の順で最終周へ。先頭の杉山はバックストレートでラインをイン側に振り懸命にブロック。吉澤はアウトから勝負に出たが一歩及ばず、杉山が優勝をもぎ取った。紅一点のJKライダー石井は悔しい3位に終わった。

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