筑波ロードレース選手権 第1戦 ≪開催レポート≫

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決勝レポート / RACE REPORT

4st対2st。TC400は池田宗敏、TC250は今泉七瀬が優勝

TC400 TC250

 サイティングラップでのアクシデントにより1周減算でスタート。No.51小川洋一郎がホールショットを決め、No.99池田宗敏が続く。さらに3周目にNo.1今泉七瀬が追いつき先頭集団は3台となる。数周の後、小川のペースが上がらないと判断した池田は8周目に先頭に立って逃げ始める。これを見た今泉も9周目に小川を捕らえて池田を追走。そして両者はテールtoノーズで最終周へ突入。今泉はTC250の旋回性で攻めたが、最後は池田がTC400パワーでポールtoウィン。今泉もTC250優勝。小川は単独の3位でレースを終えた。

藤崎直之vs大木俊二。藤崎が土壇場の逆転でポールtoウィン

S80

 ポールシッターのNo.2藤崎直之が先頭で1コーナーへ入り先行逃げ切りを図る。ほどなく独走に持ち込んだが、2位集団に飲まれていたNo.3大木俊二が6周目に集団を抜け出す。そして大木は終盤に藤崎へ迫り、最終周の1コーナー先でトップに浮上。しかし大木は追い上げでタイヤを使っており、藤崎はその隙を逃さず最終コーナーでインに飛び込み0.1秒差の逆転でポールtoウィンを達成した。3台による3位争いは激闘の末、162.4km/hという最高速を武器にNo.1市橋貴志が制し、No.9高野健、No.37小池亜久里の順でゴール。

中学生の田中風如が初参戦で優勝。Rクラスは薄井徹也

CBR250R Dream CUP

 No.62田中風如がホールショットを決める一方、No.56梶山采千夏が先頭に立って1周目を終了。No.17木内万絢とNo.69薄井徹也が続いて4台がトップを争った。このうちエンジンパワーに劣る単気筒の薄井は遅れ、一方で田中と梶山が激しく先頭を奪い合っていた9周目、5番手のNo.58辻正明が最終コーナーで転倒。バイクがコース上に残ったため赤旗中断となり、8周でレース成立。中学生の田中が嬉しいデビューウィンを達成した。梶山と木内のJKライダーが続いて10代がRRの表彰台を独占。4位の薄井はRクラス優勝となった。

福嶋佑斗、好判断のスパートでポールtoウィン

J-GP3/Mono3

 No.88福嶋佑斗が先頭で1コーナーに入る。No.95千田俊輝が続くがジャンプスタートで脱落。続いたNo.18藤田哲弥、No.83幡多智子、No.70山田尚輝、No.81江澤伸哉ら5台が激しい優勝争いを展開した。しかし6周目の1コーナーで2番手の江澤が転倒。これに藤田が巻き込まれる。この混乱を突いた福嶋が3番手からトップに浮上し、ここが勝機と判断して逃げ始める。そして独走に持ち込み、後続に4.6秒の差をつけて完全制覇を達成。幡多と山田による2位争いは幡多が僅差で競り勝ち、山田はNSF250Rチャレンジ優勝を得た。

ジェゲデ・ゼックのワンサイドゲーム

ST600

 ポールシッターのNo.7ジェゲデ・ゼックがホールショットから先行。ほどなく独走態勢を築き、一度もトップを譲らないワンサイドゲームでレースを完全制覇した。一方、No.58小屋原俊は序盤から単独で2番手を走行していたが、レースが後半に入ると3番手のNo.21二瓶祐輔が前を行く小屋原との間隔を削り始め、小屋原のミスもあり終盤にはテールtoノーズとなる。そのまま最終周を迎えたが、小屋原が辛くも2位を死守してゴール。No.50坂本崇vsNo.99国谷隼樹による4位争いは、8周目に前へ出た坂本が逃げ切って決着した。

Intの柴田義将が圧巻のポールtoウィン。Natは澤田一星

JSB1000

 予選トップのNo.15柴田義将が真っ先に1コーナーへ飛び込むと、1周目からペースを上げて後続を引き離し、その過程で予選タイムを上回る58秒台をマーク。最後は流す余裕さえ見せた柴田は、最終的には2位以下を18秒以上もリードする圧勝で国際ライセンスホルダーの貫録を示した。No.69澤田一星は終始単独で走行し2位でゴールするとともにNatクラス優勝を果たした。No.95野呂瀬孝太、No.36岡部直樹、No.5大胡忠之らによる3位争いは、11周目の1コーナーで前に出た野呂瀬が制し、岡部、大胡の順でレースを終えた。

荒川晃大、深いバンク角を武器にレースを完全制覇

TC-Formula

 予選でコースレコードをマークしたST600(I) のNo.54荒川晃大がホールショットから先行。No.48横山尚太とNo.13杉山優輝も続いたが、荒川は深いバンク角を武器に後続を引き離し、最後は2位以下を7秒以上引き離してポールtoウィン。杉山は4周目に2番手へ浮上してチームメイトの荒川を追ったが、及ばず単独の2位でゴール。横山が続き、4位のNo.18豊島怜はJ-GP2優勝。5位のNo.39山中正之がTC-F優勝となった。そして山中に6位のNo.11平野恭正、7位のNo.2相川亨までがTC-Fのトップ3となり表彰台に並んだ。

三つどもえのトップ争い。Intは吉澤隆、Natは岡部怜が優勝

JP250

 高校生ルーキーのNo.55岡部怜が先手を取ってレースを引っ張る。No.23谷本音虹郎が続き、予選でコースレコードをマークしたNo.4吉澤隆とNo.52山口辰也も順当にトップ争いへ加わる。4周目に吉澤がトップを奪うが、山口も全日本トップライダーの威信を賭けて6周目に2番手へ浮上。若い岡部も食らいつき、トップ争いは3台となる。そして10周目に吉澤がスパートすると山口も呼応して最終周へ。山口はブレーキングで差を詰めたが、吉澤はその攻めに耐え、最終的に0.1秒差で逃げ切って大金星を得た。3位の岡部はNat優勝。

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