筑波ロードレース選手権 第3戦 ≪開催レポート≫

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決勝レポート / RACE REPORT

実力の違いを見せつけた今泉七瀬

TC400 TC250

 No.99池田宗敏がホールショットを決めて先行し、No.1今泉七瀬、No.51小川洋一郎、No.14福井徹、No.44白崎達也らが続く。このうち今泉は早めに動き、2周目にトップを奪って逃げ切りを図る。これに反応した白崎が追走して優勝争いは両者の一騎打ちとなる。両者は緊密な間隔を保ったまま周回を重ねていたが、先頭の今泉は余力を残しており、ラスト2周でスパート。そのまま0.5秒のリードを築いてポールtoウィンを達成した。池田と福井による3位争いは5周目に前へ出た福井が制し、続いた池田がTC400優勝を手にした。

記念すべき初開催のレースを制した田口智之

CBR250R Dream CUP

 今回から追加開催となったCBRカップのビギナー。初レースはNo.43田口智之のホールショットで始まり、No.69石田章裕が続いて2台の接近戦となる。2番手でしばらく様子を見ていた石田は6周目の最終コーナーでトップを奪うが、直後の1コーナーで田口がトップに返り咲く。これを合図に田口はペースを上げて逃げ始め、対して石田は焦りを隠せず9周目の第1ヘアピンで痛恨の転倒。田口はそのまま記念すべきレースで完全制覇を達成。No.75木村小桃が単独の2位となり、3台バトルを制したNo.92笹本晶子が3位に入った。

藤崎直之、最後はインベタでトップを死守

S80

 No.2藤崎直之が先頭で1コーナーへ飛び込む。対してNo.37小池亜久里が先頭を奪って1周目を終了。No.9高野健、No.17船間嘉輝、No.3大木俊二らも続いて先頭集団を形成した。このうち大木は最後尾から順位を上げ、5周目のバックストレートでトップに浮上。対する2位の藤崎は大木に並び掛けては引いて牽制。さらに小池もバトルに加わったが、一枚上手だったのは藤崎で、11周目にトップを奪うと最終周のバックストレートでは極端なインベタでトップを死守。そのままポールtoウィンを達成した。大木は悔しい2位。小池が3位で続いた。

ラストチャンスをものにした薄井徹也

CBR250R Dream CUP

 ポールシッターのNo.69薄井徹也がホールショットを決める一方、No.33小林隼士が続いて両雄の優勝争いとなった。小林が2周目から仕掛けてトップを奪うと、両者は何度も順位を入れ替える激戦を展開。そして小林、薄井の順で最終周へ。ストレートの伸びる小林に対し、薄井は第2ペアピンで立ち上がり重視のラインを取って前に出ると、最終コーナーで小林をブロック。そのまま嬉しいポールtoウィンを達成した。小林はゴール直前で薄井に並びかけたが及ばなかった。3台による激闘を制したNo.30小島武が3位となった。

木内尚汰がレースを完全制覇

J-GP3/Mono3

 予選5位のNo.18藤田哲弥がホールショットを奪ったものの、No.45木内尚汰がトップに立って1周目を終了。木内はそのままペースを上げて後続を引き離し、独走でポールtoウィンを達成した。2位争いはNo.83幡多智子、藤田、No.70山田尚輝、No.95千田俊輝、No.81江澤伸哉の5台集団。このうち序盤から集団を引っ張っていた幡多が13周目の第1ヘアピン進入でラインを外して後退。そして千田、山田の順で最終周へ。ここで千田が第2ヘアピン立ち上がりでリヤを滑らせて失速。これで山田が2位に浮上してバトルが決着した。

Intは宮脇寿郎、Natは細井祐輔が優勝

ST600

 No.34宮脇寿郎がホールショットから先行。ほどなく後続を引き離し、9秒近いリードを築いて優勝。唯一のIntライダーの実力を見せつけた。予選11位からジャンプアップして2位で1周目を終えたNo.21細井祐輔も、そのまま単独走行に持ち込んで2位となりNat優勝を手にした。一方、序盤はNo.33染谷祐司が単独で3位を走行していたが、8台による4位集団を抜け出してきたNo.45豊川裕之が8周目に染谷へ追いつくと、11周目には前に出て単独の3位でゴールした。以下染谷、No.99国谷隼樹、No.84屋代原野までが表彰台に並んだ。

柴田義将、ぶっちぎりの勝利。Natは野呂瀬孝太

JSB1000

 No.5大胡忠之がホールショットを奪ったものの、No.15柴田義将がトップに立って1周目を終了。柴田はペースを上げて独走に持ち込み、最終的には2位以下に12秒以上の大差をつけるぶっちぎりでレースを完全制覇した。その後方では大胡、No.36岡部直樹、No.95野呂瀬孝太が2位争いを展開。このうち野呂瀬は8周目の1コーナーで2番手に浮上すると、ライバルを引き離して2位となりNat優勝を手にした。大胡と岡部による3位争いは大胡が岡部を振り切って決着した。以下No.3深堀陽夕、No.7前川泰志までがトップ6のオーダーだ。

辛くも逃げ切った山崎張起。終盤を盛り上げた相川 亨

TC-Formula

 No.33山崎張起が真っ先に1コーナーへ飛び込み、No.11平野恭正が続いて2人によるトップ争いが始まった。このうち2番手で様子を見ていた平野は7周目の1コーナーでトップを奪うが、8周目の最終コーナーでマシントラブルにより失速。そのままリタイヤとなった。これで山崎の勝利は安泰かと思われたが、後方からNo.2相川 亨がベストラップをマークしながら山崎に迫り、テールtoノーズで最終周へ。しかし相川の反撃もここまで。最後は山崎が辛くも0.2秒差で逃げ切り優勝。相川は大健闘の2位。No.79谷津太郎が単独の3位となった。

大谷朋之、人生初のポールtoウィン

JP250

 RRクラスのNo.62田中風如がホールショットを奪い、No.56梶山采千夏、No.72高橋孝浩、No.69大谷朋之と続く。このうち唯一のJP250である大谷は5周目から攻勢に出て高橋を攻略すると、6周目の1コーナーで梶山を捕らえ、9周目の1コーナーでトップに浮上する。そして大谷、田中、梶山、少し遅れて高橋の順で最終周へ。ここで田中はダンロップコーナーで大谷のインに飛び込みトップを奪還。しかし大谷は焦らず最終コーナーで田中のインに入って優勝をさらった。2位の田中はRR優勝。梶山が続き、4位の高橋はRRの表彰台に立った。

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