• CALENDARサーキットカレンダー

  • GUIDE施設のご案内

  • RIDE & DRIVE走行のご案内

  • RACEレース

  • MORE INFOその他の情報

  • LICENSEライセンスのご案内

MENU

イベントのカレンダーから会員様向けのカレンダーまで、筑波サーキットの予定はこちら

筑波サーキットの各コースや施設を、詳しくご案内します

筑波サーキットを思い切り走ろう!

筑波サーキット主催・主幹のレースに関する情報はこちら

貸し出し、スクール他、様々な情報を発信しています

筑波サーキットの会員制度について、詳しくご案内します

Categories

  • Calendarサーキットカレンダー

  • Circuit Guide施設のご案内

  • Ride & Drive走行のご案内

  • Raceレース

  • More Infoその他の情報

  • Licenseライセンスのご案内

Race Report

2020 耐久茶屋 ~Force One-Fourthの宴~

4サイクル250ccで筑波を走って走って走りまくる耐久茶屋が今年も開催。これに参戦しなきゃレースシーズンが終わらない気の合う仲間と組んで走る耐久の楽しさは人数分だけ大きくなりレース終了後も仲間との話題が尽きない楽しい一日となりました。

耐久茶屋

コロナ禍に翻弄された2020年 最後は耐久茶屋で笑って締める

新型コロナウイルスの感染拡大が全世界に大きな影を落とした2020年。この厄難に筑波サーキットにおけるレースも多大なる影響を受けたが、混沌のシーズンも恒例の耐久茶屋をもってフィナーレを迎える。最後は「まあまあ、お茶でもすすりながら」という恒例のキャッチフレーズとともに笑ってシーズンを締めようと、コロナ禍の難しい状況下でも61チームが集い「いざ筑波!」と今年の耐久茶屋開催と相成った。
朝一番にホームストレート上で行われたブリーフィングを経て、2組に分けられた予選が行われた。その順位によって決勝2レースの振り分けが決定。そして、まずは予選41位以下のチームによって行われるコンソレーションレースのForce2から開催された。レースといっても、そこは耐久茶屋。普段のスプリントとは違って各チームともリラックスムードで、スタート前はこれから始まるレースを待ちきれないといった雰囲気だ。そしてゴールポストから日章旗が振り下ろされ、耐久レースお決まりのルマン式スタートにより1.5時間後のゴールを目指してマシンが一斉に飛び出した。

Force2

OMC、ラスト6分でトラブル
優勝はSSS-Realize-円陣家至高

先手を取ったのはNo.18杉山麗芯愚 team BとNo.85SSS-Realize-円陣家至高で、両者は時折順位を入れ替えながら周回を積み重ねる。第2集団には序盤、No.66OMC、No.4TEAM TARO、No.10RC.TERA、No.88ぽんdeれーしんぐがつけていたが、それぞれが自分のペースをキープするうちに各者の間隔が開いていく。レース開始から30分が過ぎ、先頭争いをしていたNo.18がピットイン。対してNo.85は最初のスティントを引っ張り、折り返しの45分過ぎにピットに入る。この間にNo.43ZZ-WYVERNが、このForce2で唯一となった転倒を第2ヘアピンで喫している。その後は再びNo.18がトップに返り咲いたが、レース開始から1時間後、No.18がピットに入った際にNo.66がトップに立つ。No.66は2位以下に対して十分なリードを保ったまま周回を重ね、レース終了まで残り10分を切った。しかしNo.66のマシンは明らかに大き過ぎる排気音を響かせており、その理由にピットに陣取るチーム関係者たちが首をかしげていた残り6分、バックストレートでNo.66のマシンが突然スローダウン。理由はエキゾーストパイプの脱落で、幸いピットにはたどり着いたもののNo.66の手から掴みかけたForce2優勝がスルリと落ちた。長丁場で行われる耐久レースの難しさが思わぬ形で顔をのぞかせた格好だ。

代わって突如優勝が目の前に降って沸いてきたのは激しい2位争いをしていたNo.85とNo.88で、その差は1秒を切っていた。この状況に両チームのピットは嫌が応にも盛り上がる。ピットからはサインボードでライダーに状況が伝えられ、2番手のNo.88は最後まで全力を振り絞りトップのNo.85を追い詰めたが、最終的にはNo.85が0.3秒差で逃げ切り嬉しい総合優勝を手にした。最後に魅せたNo.88は2位。3位には単独でNo.29Team NUTSが入り、上位3チームは同一周回でフィニッシュした。

Results » 決勝

Force1

一旦トップを譲るも後半に返り咲く
もてぎST250のE大人たちの優勝

続いて予選40位までのチームで行われる2.5時間のForce1が開催。スタート直後の混乱を避けるため、恒例の2段階式スタートで今年最後の決戦の火蓋が落とされた。ホールショットを決めたのはNo.11もてぎST250のE大人たちで、先頭に立って1周目を終了した。しかし、ほどなくNo.67ライディングスポーツ67がトップを奪う。ライダーは元GPライダーの宇川徹で、コースを端から端までワイドに使い切るアグレッシブなライディングでレースを引っ張っていく。そしてNo.58Sakura base & TJC、No.11、No.65弾Run部RT・表参道の不動産屋が続くが、長丁場とあって各者は自分のペースをキープし、単独走行でレースを進めていく。そしてレース開始から40分が過ぎ、2番手を走行していたNo.58がピットに入った頃、コース上では大クラッシュが発生した。No.74Team APPRISEが第2ヘアピンへ進入する際に右のハンドルバーが外れ、とっさにブレーキレバーに触れたことでフロントブレーキがロック。その結果、バイクが前転してライダーがコース上に投げ出されたため、コース内に救急車が進入。ただしオフィシャルスタッフの迅速な対応によりレース中断等は回避された。

トップを行くNo.67は最初のスティントを引っ張ってレースが折り返しの75分を迎える直前にピットへ入る。この頃にはNo.65が2番手に浮上しており、No.11は3番手。ところが4番手を走行していたNo.58は第2ヘアピンで転倒して優勝争いからの後退を余儀なくされた。

No.67に代わってトップに立ったのはNo.65だったが、その背後では2番手のNo.11が少しづつ前との間隔を削り続け、レース開始から100分を経過した85周目、プッシュが実ってトップを奪う。対してNo.65は焦らず2番手をキープ。さらに、ここまで着実に順位を上げてきたNo.2ペンタグラム & CLUB KENJINが3番手に浮上してレースは残り30分を切る。トップのNo.11は攻めの姿勢を崩さず、このタイミングで全車ラップ(周回遅れにすること)を達成。そしてレース開始から2時間半が経過。ピットではチームが歓声を挙げる中、No.11が最初のチェッカーフラッグを受けて嬉しい総合とNT2優勝を手にした。1周遅れて2番手でゴールしたNo.67は規定により賞典外。続いたNo.2が2位となった。さらに序盤は8番手を走行していたNo.32team SANMEIが粘り強い走行で後半に順位を上げて3位フィニッシュを達成。そこから1周遅れてNo.65が4位となり、さらに2周遅れでNo.58とNo.41PETRONAS G☆WORKS RACINGが続いた。一方、7位となったNo.36賢三郎Racing!はゴール直前でマシンがストップし、ライダーが手押しでチェッカーを受けた。NS2優勝はBatti La Patata SONE Racing、ZX-25RでN250Fに1台のみ参加だったNo.31RIDE HI & 原田哲也は総合15位でのフィニッシュだった。

走行していた全車がチェッカーを受けた後、ホームストレート上では恒例の暫定表彰式が行われた。集まった参加者たちは誰もが笑顔で、レース談議を肴に宴が始まった。会話は尽きず、名残惜しさが漂う中で夜の帳が下り、2020年の耐久茶屋は盛況のうちに幕を下ろした。

Results » 途中経過 決勝