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Race Report

Circuit Trial Rd.4

通勤や買い物など、普段の街乗りでも使用できるナンバー付き車両を使用して、筑波サーキット1周のラップタイムの速さで順位を競うサーキットトライアル。5月に行われた第3戦から4カ月弱のインターバルを挟んで迎えた第4戦は、9月下旬にして真夏のような暑さが残る中、39台のドライバーがタイムアタックに挑んだ。

2021 JAF筑波サーキットトライアル選手権シリーズ第4戦

タイムを出すにはヒート2が狙い目。ランキング上位ドライバーが順当に勝利
B2クラス上位3台がコースレコード更新! B6クラストップがマシントラブル!?

決められた周回数を走行してゴール時点の着順によって勝負が決まる他のサーキット競技と違い、15分間の走行時間内で最も速いラップタイムによって順位が決まるのがサーキットトライアルの特長だ。一般的なレースでは公式予選に相当するタイムアタックが競技となっているのがユニークなポイントで、改造範囲が制限されたナンバー付きの車両で酸化できる手軽さもあり、今回も8クラスに39台がエントリーする盛況ぶり。

競技は1ヒート15分×2本の2ヒート制で行われ、どちらかのベストタイムによって順位を競う。走行中の自己タイムは車内のラップタイマーなどで知ることができるが、同時に走行しているライバルのタイムはヒートを終えてみないと分からないところにサーキットトライアルならではの面白味がある。

5月の第3戦から約4カ月、9月23日(秋分の日)開催となった第4戦は秋の気配などまったく感じさせない気温30度越え、路面温度50度に達する厳しいコンディション。1本目が午後2時30分、2本目が午後4時15分からのスタートとなり、各ドライバーともラップタイムを出すには気温、路面温度ともいくらかは低くなるヒート2が狙い目になると想定。とはいえヒート2でヒート1のタイムを上回ることができる保証はないため、ヒート1から全力のアタックが求められる。

ちなみに今戦は8クラス全39台のエントリーとなったため、コース上の台数を平準化するためB1、B2、B3、PN1、PN2クラスを1グループ、B4、B5、B6クラスを1グループに分けた上で15分ずつのセッションを行った。

B1クラスは第3戦をコースレコードで優勝した柴田尚選手が第1ヒート1分09秒556、第2ヒート1分09秒301を記録して2連勝。2位には1分09秒411で吉崎久善選手が続き、シリーズランキングでも両者2勝ずつに並んだ。ちなみに両者ともベストタイムは第2ヒート13周回中の4周目で記録しており、混雑するコース上でクリアラップを見つけ出し、熱ダレによる影響が出ないうちにアタックする巧者ぶりが光る。

B2クラスは今季3連勝中の石井均選手が第1、第2ヒートを制しベストタイム1分08秒461で4連勝を達成。昨年B2クラスシリーズチャンピオンを獲得した菊間邦明選手は第1ヒートでは石井選手に0.152秒差まで接したものの、タイヤチョイスを誤ったこともありそれ以上詰めることができず、ベストタイム1分08秒770で2位となった。

ZC33S型スズキスイフト3台がエントリーしたB3クラスでは、第2戦でコースレコードを記録した梅野健太選手が今戦も好調さを持続、2ヒートを制しベストタイム1分05秒318でシーズン4連勝。2位には1分08秒648の松栄吉彦選手が続いた。4台のトヨタ86・スバルBRZがエントリーするB4クラスでは今シーズン3戦3勝の市川忠康が2位に1秒678の差をつける1分06秒334で優勝。2位は1分08秒012の田中洋一選手が続いた。また6台がエントリーするB5クラスでは、このクラスで常勝の森田正穂選手が1分02秒674で優勝。2位は森田選手からわずか0秒152差の1分02秒826で濱田雄介選手が入賞。

スバルインプレッサや三菱ランサーエボリューション、日産フェアレディZやポルシェなどのハイパワーマシンが揃うB6クラスは、昨年のシリーズチャンピオンである澁澤栄一選手がこの日唯一の1分01台となる1分01秒805を第1ヒートで記録して4連勝。第1ヒート途中ではドライビングのリズムがうまく噛み合わず焦りが生じたが、一度クールダウンして落ち着いた上で再度アタックを行い、10周回中6周目にベストタイムを記録。第2ヒートの1分02秒402で2位となった高岩良行選手は昨シーズンシリーズ2位で、今シーズンも4連連続の2位入賞で澁澤選手にピタリと着いて最終戦を迎える。

車両の改造範囲が比較的広いB部門に比べて制限が多いPN部門のうち、3台がエントリーしたPN1クラスでは従来のコースレコードを大幅に上回る1分12秒752で渡邊敏康選手が優勝。第3戦でそれまでのレコードを更新して優勝した西方敬洋選手も、再び記録を更新する1分15秒294を記録して2位となった。PN2クラスはエントリーが1台で、満山喜宣選手が第2ヒートで1分13秒768を記録して優勝となった。

第5戦は、10月31日(日)に開催予定です。

参加者の声

B2クラス

菊間邦明さん

来年はB3クラスにスイッチする予定です

モータースポーツは自動車よりも先にバイクの方が先で、NSR250Rで耐久レースにも参戦していました。クルマは20代の頃からジムカーナを始めて、2~3年前からこのスイフトでサーキットトライアルや耐久レースを楽しんでおり、2020年はB2クラスのシリーズチャンピオンも獲得できました。サーキットトライアルは競技歴が少なくても参加しやすく、ラップタイムで競うのでドライビングテクニックを磨けるのが魅力ですね。このスイフトは今年で現役引退で、来シーズンはZC33S型スイフトでB3クラスにスイッチする予定です。

B2クラス

石井 均さん

スイフトは消耗パーツがリーズナブルなのも魅力です

30歳ぐらいからずっとレーシングカートに参加してきて、御殿場のコースではシリーズチャンピオンを獲得したこともあります。年齢を重ねるにつれて体力的にカートレースが厳しくなり、仲間がナンバー付き車両でいろいろ参加しているのを聞き昨シーズンの最終戦でサーキットトライアルに参戦し、デビューレースで初優勝したのをきっかけに今年はレギュラー参戦しています。その頃よりチューニングが進んだためナンバー付きですがほぼサーキット専用車になっていますが、スイフトは基本的な消耗部品がリーズナブルなので、気軽にモータースポーツできるのがおすすめです。

B5クラス

岡本俊紀さん

ライセンスを取ってもインテグラで楽しみたいです

このインテグラとの付き合いは15年ほどになり、これとは別にナンバーを切ったサーキット用のインテグラも所有しています。サーキットトライアルにエントリーしたのは、全日本ラリー参戦のための国際ライセンス取得という目的もありますが、せっかく出るなら慣れ親しんだ愛車が良いとインテグラで走っています。ナンバー無しのマシンに比べてチューニングの範囲が限られるので、純粋に速さを求めるにはちょっと厳しい面もありますが、走行会ではなく競技として普段の愛車でサーキットを走行できる機会は少ないので、目的のライセンスを取得しても機会を見つけて参加したいです。

B6クラス

馬場 元さん

いつものインプレッサは修理中なので代車で参戦です

筑波サーキットトライアルが始まってから、基本的にはずっとインプレッサでエントリーを続けて、2019年にはB6クラスでシリーズチャンピオンを獲得できました。昨年は年間3戦しかなかった中でシリーズ3位となり、今年は再びランキング争いに加わるつもりでしたが、第2戦の後の耐久レース中に大きなトラブルに遭い、今シーズンの復帰は難しくなってしまいました。それでもサーキットトライアルには出たいので、所有しているポルシェでエントリーしていますが、4駆のインプレッサやランエボにRRでは勝負になりませんね。