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Race Report

Circuit Trial Rd.2

求めるのは純粋な速さだけ!日本刀のエッジを渡るようなギリギリのアタックラップに全周中する戦いがここにはある。レースにはない駆け引きと、自らのスペースを生み出し、魔法のような瞬間を見逃すな!! 筑波で速いのは誰だ!? サーキットトライアル第2戦!!

2022 JAF筑波サーキットトライアル選手権シリーズ第2戦

絶対王者・澁澤栄一選手GDAインプレッサが圧巻のタイム!
CT5柴田尚選手とCT7日向孝之選手がコースレコード更新!

1997年からはじまったJAF公認競技のサーキットトライアル。ここ筑波サーキット以外にも、スポーツランドSUGO(宮城県)、岡山国際サーキット(岡山県)の3つのサーキットでは、共通規則で開催されている。中でも、筑波サーキットは2017年まで唯一サーキットトライアル選手権が行われていた歴史あるサーキット。このサーキットで速さを証明することは、その腕もさることながら、歴史的な意味あいも強くなる。

そんなJAF筑波サーキットトライアル選手権第2戦が筑波サーキット・カーフェスティバルに併催される形で5月5日こどもの日に開催された。GWということもあり、サーキットには多くの家族連れが訪れ、美しくカスタムされたマシンを眺める子供たちの熱い視線が送られ、会場は大いににぎわった。

15分間ずつ2回のアタックで総合順位を決めるこの競技。まず先陣を切って第1ヒートの幕が上がったのはCT1クラス~4クラスがまとめられた走行A組だ。JAF車両規定の中でも最も改造範囲の広いB車両で争われるこのクラス。法令を遵守した公道を走れる車両なら概ね参加できるのが魅力だが、スピードレンジが上がるにつれコントロールするドライバーへの負担も大きくなる。そんなA組第1ヒートでターゲットタイムをマークしたのはCT1クラスの馬場元選手。4輪脱輪でタイムメイクに苦しむ澁澤栄一選手を横目にGDBインプレッサを駆る馬場選手は2周目に1‘03.508をマークする。しかし、翌周にすぐさま澁澤選手が大幅タイムアップを決め首位奪還。この後はなかなかクリアラップをとれる選手が現れず第1ヒートを終了してしまう。CT2クラスは開幕戦優勝の森田正穂選手がトップタイム。CT4クラスも開幕戦優勝の梅野健太選手が2位以下を2秒以上引き離すタイムで折り返した。

続くB組はCT5クラスから9クラスの17台が出走。AT車で争われるCT8クラスと9クラスは不成立だが、CT1クラスと同じく、今大会最多の8台が集まったCT5クラスでは熱いタイムアップ合戦が繰り広げられた。序盤のうちにタイムを作っていったA組とはことなり、ゆったりとはじまったB組。福島達也選手が3周目にターゲットタイムをマークすると、次々と各選手がアタックモードへ突入。5周目にスイフトの大輪清選手が1‘09.816を記録すると、翌周に開幕戦優勝の柴田尚選手がこのタイムにコンマ1秒のところまで肉薄。しかし、この大輪選手のタイムに届く選手は現れず第1ヒートを終えた。CT6クラスではNDロードスターの安本悠人選手がトップタイム。CT7クラスでは日向孝之選手がコースレコードでトップタイムを記録した。

そして3時間後の夕暮れ時になっての第2ヒート。気温こそ大きくは下がらないものの、傾いた日差しでは路面を温めることはできず、第1ヒートに比べて路面温度で7℃ほど下がってコンディションが良くなる。そんな中、第2ヒートA組でタイムを伸ばしたのは王者・澁澤選手。後続を1秒以上ぶっちぎるタイムで優勝を決めた。そんあ澁澤選手は「4輪脱輪を意識して最終コーナーをコンパクトに回るように心がけたらタイムが上がったので、良い走りができたのかなと思います。車は仕上がっているので自分の走りさえしっかりすればもっといいタイムも望めると思っています」とコメント。CT2クラスはやはり森田選手の独壇場。ここも1.5秒の大差で優勝を決めた。CT4クラスは第1ヒート未出走の松橋豊悦選手が梅野選手に肉薄するタイムで追い詰めるも、2本目はシフトミスを連発してしまいタイムを落としてしまった梅野選手が第1ヒートのタイムで逃げ切り。見事2連勝を飾った。そんな梅野選手は「次までにもっと練習してしっかり間合いをとれるようにして次にチャレンジしたいと思います」と次戦への意気込みを語った。

B組第2ヒートはコースレコードの上書き合戦。コンディションが向上したことで各車続々とタイムアップ。CT5クラスは柴田選手が開幕戦で自身が記録したコースレコードをコンマ5秒近く更新してトップタイムを更新。第1ヒートトップだった大輪選手も果敢なアタックでコースを攻めるが、重量をギリギリまで落としてしまいガス欠症状が発生。タイムアップならずで2位に沈んでしまった。CT6クラスは開幕戦優勝の吉﨑久善選手を完璧に抑え込んだ安本選手が1本目のタイムで逃げ切り。CT7クラスは日向選手を筆頭に全選手がコースレコードを更新する快走を見せた。その中でも頭一つ抜けた日向選手が優勝。開幕戦を制した松栄吉彦選手は最後までタイムメイクに苦しみ4位に沈んだ。

CT1

澁澤栄一

ゼロマックスGDAインプレッサ

CT2

森田正穂

N-One☆ましゅ〜RX-7

CT4

梅野健太

スイフトスポーツ R/T

CT5

柴田尚

ロイヤル アクレ アヤサマーチ

CT6

安本悠人

ザーレンKMRロードスター

CT7

日向孝之

SIRIUS・ロードスター

参加者の声

CT1

永藤光雄さん
ぴかちゅうGRB

このシリーズがはじまって以来10年以上参戦しています。最初はZに乗っていたんですが、ターボ勢が多くて勝負にならないので、このマシンにスイッチしました。クァンタムの車高調とLSDとタイヤくらいの改造で楽しめるのもサーキットトライアルの良いところですね。レースのようにその時の順位を競い合っているわけではないので、皆で譲り合いながらタイムを出していくのもサーキットトライアルの醍醐味ですね。きょうはタイヤもちょっと厳しくなってしまったこともあり、立ち上がりでリアのグリップが足りなくなってしまいました。これからも頑張ります!!

CT2

富田勲さん
いさ吉RX-7

元々運転することが大好きで、1度筑波サーキットにこのサーキットトライアルを観戦にきて、5年前から参戦するようになりました。サーキットトライアルの魅力はなんといってもナンバー付の自分のクルマで参戦できることですね。僕は外見も重視しているので、このRE雨宮のエアロでそれなりに速く走れるというのが嬉しいですね。エンジンはノーマルなんですが改造範囲も広くていいですね。きょうはこの気温の割には自分では良かったと思います。ダンロップコーナーはいつも怖いんですが、きょうは良く踏めていたと思います。

CT6

関根和浩さん
2&4デミオ

サーキットトライアルは今年からはじめました。いま58歳なんですが、20歳からKP61でジムカーナをはじめて、ダートトライアルを20年くらいやっていました。それも引退したんですが、やることないので、このカテゴリーが面白そうだと思ってはじめました。このデミオは全日本ジムカーナ車両だったのをサーキット仕様に仕上げたものを購入しました。タイムの出し方は難しいですが、タイムアップの方法をじっくり見つけていくのが楽しみです。このフロントマスクもちょっとカスタムしてあって良い感じですね。ステアリングを切り過ぎてタイムを落としているので、今年中にきちんとタイムを詰めていきたいです。