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Race Report

Circuit Trial Rd.4

東海地区に著しい被害をもたらした台風15号の影響が日本各地に広がる中、ウェットでのアタックになると思われた筑波サーキットトライアル選手権はなんとかドライコンディションでの開催となった。今大会は東関東サーキットトライアルシリーズとの混走となり、いつもはみかけない車両も参戦。チャンピオンも続々と確定した!!

2022 JAF筑波サーキットトライアル選手権シリーズ第4戦

CT5クラス西村一男選手日産NOTEが念願のコースレコード更新!
CT1&CT2の澁澤栄一選手と森田正穂選手らチャンピオン確定!!

いよいよ残り2戦となったJAF筑波サーキットトライアル選手権。誰が言ったか『ここで速いヤツが本当に筑波で速いヤツだ!!』という言葉の通り、JAF規定で示された改造範囲の中で、マシンのセットアップとドライビングスキルでタイムを削り取っていく。レースの予選だけを競技として特化させたように思えるが、特化したがゆえに一切の妥協を排除したタイムトライアルはまさに真剣の刃の上を渡るようなギリギリのコントロールが求められるのが特徴だ。9月23日敬老の日という祝日に開催された今大会。エントリー台数は筑波シリーズが30台、東関東シリーズが6台のエントリーだ。台風15号の影響で前日まで雨予報だったにも関わらず、午後からの走行まで空から雨が落ちることなくなんとかドライコンディション。いつ雨が降り出してもおかしくない空模様に1本目勝負が予想された。
そんな中、CT1クラス~CT4クラスがA組としてまずはコースイン。先陣を切ってコースに飛び出していったのはゼロマックスGDAインプレッサの澁澤栄一選手。ここまで4戦を終了して全勝優勝を飾っている澁澤選手がウォームアップ直後の計測2周目でいきなりターゲットタイムとなる1秒422をマークする。すると同じくここまで前戦優勝を決めているCT2クラスのN-One☆ましゅ~RX-7森田正穂選手が全体2番手に食い込む2秒309でこれを追いかける展開。澁澤選手と同じCT1クラスのメンバーではDXLメモリーBFMランサーの高岩良行選手がなんとか2秒台にタイムを上げてくるも澁澤選手には遠く及ばない。澁澤選手はこの1本目の圧倒的なタイムで今季5勝目を獲得!これで今シーズンの澁澤選手のシリーズチャンピオンが確定した。そんな澁澤選手は「きょうは天候が不安定だったんで読めないところもありました。久々だったんで車も自分も寝ぼけてしまったのか1コーナーもおっかなびっくりで入ってしまった感じですね。それでも逃げ切れたのは満足しています。最終戦はなんとか自分のレコードを更新して、有終の美を飾りたいですね」と最終戦への目標を掲げた。
また、CT2クラスはRX-7の森田選手vs718GT4を駆る松代耕二選手の一騎打ち!森田選手が2秒台前半でタイムメイクを苦しんでいる1本目。松代選手が最後のアタックでコンマ1秒差までグッと詰めてくると、森田選手が最終ラップでさらに松代選手を突き放すアタック。CT2クラスでは唯一の1秒台にタイムを上げて2本目へ…。雨雲が近づき、より湿度が高くなった2本目は、路面こそドライなものの決して1本目より好コンディションといえる状況ではない状態。そんな中でも森田選手はRX-7のヘッドライトを点灯し、アタックラップへ突入する。計測5周目に1本目のタイムをコンマ2秒更新し、自身のタイムを1秒732まで上げて優勝を獲得。森田選手もこれで5戦優勝を決め、今シーズンのタイトルを手中に収めることに成功した。「きょうは雨を覚悟してきたんですが、雨さえ降らなければ2本目もタイムは上がるかなと思って行きました。1本目はタイヤの特性を思い出すのにいっぱいいっぱいで、2本目修正したのがなんとかタイムにつながりましたね。全体的に湿度が高くてトップスピードも伸びなかった感じですね。澁澤さんとは元々同じクラスで区分されていたので、昔の流れでやっぱり澁澤さんのタイムも仮想ライバルとして抜きにいきたいですね」と森田選手。
同様にCT4クラスのスイフトスポーツR/Tの梅野健太選手が5戦連続優勝でシリーズチャンピオンを獲得した。

そしてCT5クラスからCT7クラスが混走するB組のアタック。東関東シリーズの市川忠泰選手のGR86が7秒台のターゲットタイムを記録すると、次々に各車アタックラップに突入していく。コース上で密度の高くなってしまったCT7クラスはクリアラップを探すのに苦労していたものの、他クラスは等間隔にばらけてスムーズにアタックラップへと入っていく。筑波シリーズではCT5クラスのロイヤル アクレ アヤサマーチ柴田尚選手が9秒台で頭ひとつ抜け出すと4周目にサンテックノートニスモNTECを駆る西村一男選手が100分の9秒柴田選手を抜いてクラストップに躍り出る。このまま1本目のタイムで決まるかと思われたCT5クラスだったが2本目に驚きの出来事が起こる。なんと、西村選手が計測3周目にコースレコードとなる9秒272をマークしたのだ。3番手に付けていた大輪清選手もタイムを上げるが、柴田選手の1本目に届かず、柴田選手は2位をキープ。今季初優勝をした西村選手は「最終コーナーの走り方を最近変えたのがやっと結果につながった感じですね。1本目はクリアラップを作るのに苦労しましたね。コースレコード更新はめちゃくちゃ嬉しいですね。ノートニスモで勝てるかな?と思っていたんですが、絶対的な速さがどうしても足りなくてなかなか勝てない日々が続いていたのでこの初優勝はとても嬉しいです」と喜びを語ってくれた。タイトル争いは柴田選手が圧倒的有利な状態で大輪選手との一騎打ち!最終戦で雌雄を決することとなった。

CT6クラスはランキングトップのカプチーノ吉崎久善選手と2位のロードスター安本悠人選手の激しいバトルに注目が集まった。まず、先手を打ってきたのは安本選手。7周目にコースレコードを更新する9秒468でトップの座を奪い取る。しかし、吉崎選手もこれに呼応するように9周目にこのコースレコードをさらに更新する9秒456で安本選手からトップタイムを奪還する。その後もふたりは何度かアタックするものの自己のタイムを更新できないまま2本目へ。するとB組の途中からコースを濡らすほどではないものの雨が落ち始める展開。安本選手が9秒469と僅か1000分の1秒自身のベストタイムに届かず2本目を終了した。これでランキングは吉崎選手が安本選手を突き放して最終戦へ。安本選手は7ポイント差を追いかける。

そして最終クラスのCT7クラスは開幕戦不成立のためここまで3戦を終了。3戦優勝の日向孝之選手がここでも強さを示した。1本目からコースレコードを更新する10秒218をマークして2番手以下を突き放す速さ。「雨の予報が出てドギマギしちゃいましたが、なんとかもって良かったですね。今回はバイクが走ったこともあってか、なんだか変にスリッピーな路面でしたね。2本目はいろいろ変えて、あわよくば10秒切りたいと思っていたんですが…ダメでしたね。リアの減衰を上げたのが良くなかったかもしれませんね」と振り返る日向選手。最終戦は15ポイント差で日向選手と熊本壮一郎選手の一騎打ちとなる。

次回最終戦は10月23日の開催。今大会と同様にマグナスレーシングクラブの主催で行われる。

CT1

澁澤 栄一

ゼロマックスGDAインプレッサ

CT2

森田 正穂

N-One☆ましゅ~RX-7

CT4

梅野 健太

スイフトスポーツR/T

CT5

西村 一男

サンテックノートニスモNTEC

CT6

吉崎 久善

DXL カプチーノ参号機

CT7

日向 孝之

SIRIUS ロードスター

Results » 総合結果

参加者の声

CT4

大森圭さん
I'MOK DXL BRZ

今年からフル参戦を目標に参戦をはじめました。昨年スポットで参戦したので、サーキットトライアル歴は2年目です。筑波サーキットトライアル選手権の存在は知っていて、見学していたら良い先輩に出会い、手取り足取り教えてもらってようやく参戦まで漕ぎつけました。サーキットトライアルは同じような改造範囲のマシンで、一緒になって走って、明確なタイムの目標がある中で勝負できるのが嬉しいですね。筑波サーキットの攻略法は1ヘア、2ヘア、最終コーナーでいかにボトムスピードを落とさないように走るかですかね?自分もまだまだ攻略法は分からないんですが、もっと勉強して速くなりたいですね。いままでやってこなかった人でも、ゼロからでもできる大会なのでぜひいろんな人に参加してもらいたいですね。